海保日本航空事故
no1という言葉は必ずしも離陸機の中で一番目を指す慣習的な言葉ではないそうです。そして、日航機には離陸幾の存在を伝え海保には着陸機の存在を伝えていない。もちろんこの着陸機の存在を伝えなければいけないルールはないようです。
まずno1というのはC5に行く中で一番手ですよという単なるサービス文句であるとの解説者(元機長)もいる。もっとも管制官は離陸機がC1にもいるのでそのすべての離陸予定の機体のなかで1番手というつもりで言ったのでしょう。それを海保機は滑走路を使える一番手のように捉えてしまったか。
いずれにしても、慣習的な言葉でなく誤解をあたえてしまったようだ。
海保機としても次の116機の無線だけを聞いたとしたら、早く離陸してあげようと思ったのかもしれない。海保と管制は公務員であり、旅客機は民間である。乗客を乗せていない海保は遠慮がちだったかもしれない。ちょっと意味があいまいでわからかったり迷ったとしても、管制官も忙しいし質問しては悪いなとか、早く離陸してあげようとか、そういう気持ちもあったのかもしれない。そういった中で自分で判断してしまった、まさか着陸機が先に入ってくる予定とは考えなかったのだろう。誰のミスということはともかく、一滑走路に一名の管制官では少ないのではないだろうか。