日記

人に自分の感情を満たしてもらおうなんて
烏滸がましい

人は愛し、愛されたいと願う
自分に向けられていると信じてやまないその愛が
別の場所に向いてると知ったら絶望する

人によっては自分のことを責めるだろし
人によっては相手を責めるだろう

パートナーは感情を表現しない
つまりは愛情を表現しない
どうして付き合ったの
それは付き合ってる時は表現してたからだよ
それは情熱的にロマンティックに

それをしなくなった理由を聞いたら
仕事に疲れていた
言い訳なのはわかってる

離れた私の愛情が惜しくなり
なぜ愛情表現できないんだ
俺は障害があるとまで言う

いや、何度も言うけど愛情表現してたよ?

そして今、私の気持ちが離れているのを知って
僕は君に片想いするよ
そんな詩人のようなことを言っている
そして言ったこともない君のことが好きなんだ
という言葉を発している

出来てるじゃん

ごめん。気持ち悪い。
その掌を返すやり方が気持ち悪い
脅されてるようだ
まるで、君が気づかないから悪いんだ
と言われているようだ
そして、鬱鬱しているのを私に見せて
同情を誘っているよう。卑屈にとってしまう

離れて暮らすのもいいし
他の人を見つけてもいいしと言ったら
その他の人を見つけるというWordで
目がキラっとした
その気だ

こんなことでこれまでの関係性がゼロになるような
そんな相方でしかなかった自分がバカみたい

それはお互いの視点が違うからだろう

そもそも仕事を一緒にしていて
私には上司だった
初めからそうだったわけじゃない
年月をかけてそうなっていった
切り替えていった

彼は違う
家でも王様、仕事でも王様だったのだから

私は違う見方でいたかった
上下関係のない話し合って協力し合う間柄

しかし仕事となったらそれではいけない
上司なのだから指示に従う
たまには意見も言うが絶対的に相手が上だ
そこには対話はないのだ
それが家にも持ち込まれる

論破されたり、理詰めされて苦しくなるから
我慢すればいい
この人は天才的に器用な人だ
子供とも仲がいい
良いところを見て過ごせるならその方が平和で
過ごしやすくて、誰も傷つかない

そうこうしているうちに私の愛情は
外へ向く
アート巡り、友達と出かけたり、BARに呑みに行くことも嫌うから自制していたけど再開する

愛情には色々な形がある
家族として、人間として好きだというのも
愛情だろう
いわゆる、情というやつだ
その愛情だけで夫婦も成り立つと信じた

言いなりで対話のないこの関係性
お互いにその情というもので結びついていると
本気でそう思っていた

相手はどうやら違ったみたい
愛情を表現しなくても高圧的な態度をとっても
記念日を忘れても
結婚して奥さんになったら自分のものだと信じてやまないロマンティストだった

感情は厄介だ
人それぞれ違うから厄介だ

俺はロボットになればいいんだな
それは違う

そんなこと言ったらロボットにも失礼だろ
ロボットにはロボットの役割があるわけで
好きで感情がないわけじゃないかも

よくぞ、こんな面倒くさい奴を嫁にしたな

あーいえばこーいう
気になったら気になって仕方がない

それどう言う意味?
なんでそういう態度?
その考え方はどういう思考から生まれた?

自分でもわかんないや
わかんないからわかんないでいいや

わかんない奴だと思って相手にしてくれたら
ありがたいや

この先どうなるかわからないけど
もうどうでもいいや

これでもかというくらい放出したから
もう失うものもないや

投げやりな自分が嫌いだ
すぐ前向きになる自分が好きだ



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