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GREEN LIGHTS Set Listを見て感じたこと


GREEN LIGHTSから数日経ちましたが、まだ色々な感情が渦巻いています。
ここまで感情が揺さぶられ、考えさせられるライブは今までありませんでした。


「自分の為に歌わせてください」

miletちゃんが自分の為に作り上げた今回のSet List
どんな気持ちでこの曲達を選んだのか自分なりに考えてみました。
皆さんの感想や考えなどもいただけたら嬉しいです(*´ω`*)

<Set List>

1:GREEN LIGHTS

一応新曲ということにはなっていますが正式にはまだ発表されていない曲。
サモトラケのニケの像が映像に出てきて、miletちゃんが自分と重ね合わせていました。

「未完成」

完璧な人間なんてこの世には一人も存在しなくて、強さもあれば弱さもある。
miletちゃんが「4日間の間で光が見えるかなと思ったけど結局見えなかった」と言ったように、もしかしたらこの先もその光は見つからないのかもしれないし、見つかったとしてもかなり先の話かもしれない。
曲は静かな感じで始まりますが、光を探す旅に出かける決意を感じるそんな曲だなと思いました。

2:絆ノ奇跡

「闇夜を駆け抜けて何処へ向かう 月明かりだけがただ一つの道標 痛みも悲しみも拭いきれず されどこの胸の炎は消させない」


痛みも悲しみも心にある中で、光を探しに行くという決意の炎を胸に秘めた力強さは1曲目のGREEN LIGHTSから繋がっていたのかな。
刀鍛冶の里編では色々な人の想いを繋いで炭治郎達は上弦の鬼2人を倒すことに成功します。
これから何があってもmiletちゃんとmilesの絆ノ奇跡を信じて共に歩いて行きたい。

3:コイコガレ

「愛したいな 笑いたいな 優しいひとたちを全部守るために 強いんだ私はきっと 悲しくて苦しかった 夜を切り裂いて 朝焼けを連れてくる」

ライブでは盛り上がるこの曲だけど、この1フレーズを見ると自分に言い聞かせているような、またmiletちゃんの苦悩があったのかなとライブに参加した今感じています。
ファンのため周りの人のために強い自分を演じてきた、miletはこうあるべきだと自分で自分を縛っていた。
でも本当は悲しくて苦しかった…

人は誰しも周囲を心配させまいと強がったり平気な顔をするもの。自分も人に頼ったりすることが苦手で多少辛いことがあっても平気なふりをしたりします。

「弱音吐くって 弱くないから」

自分の弱さを見せることが出来るmiletちゃんはとても強い子だと思う。でも強がったりするのも決して間違いではないからそんな自分も認めてあげてほしいな。
私達はどんなmiletちゃんでも恋焦がれているよ!

4:checkmate

「当たって砕けろな気持ちの時、ちょっとビビっている自分がいる時、虚勢を張りたい時。どんな時にもこの曲が背中を押してくれるんじゃないかなと思っています」

※SCREEN ONLINEのインタビューにて

絆ノ奇跡→コイコガレ→checkmateとアップテンポの曲が続いたのはもちろん会場の熱を一気に上げる意味もあったと思うけど、これからありのままの自分を見せることに対してmiletちゃん自身がこの曲に背中を押してもらいたかったのかな。

5:Higher

Could you bеlieve me now
隠してみたって溢れ出すの
Nothing to hide, you know

「今すぐ私を信じてくれる?隠してみたって溢れ出すの 隠すことはもうないんだ」

今まで自分の大丈夫をおざなりにして痛みがあってもそれを少しでも薄めて大丈夫なふりをしてきたmiletちゃん
隠してみてももう溢れ出すほどの感情だったんだと思う。でも、GREEN LIGHTSに来てくれているファンの前なら隠すことなく自分を曝け出せる。

Higher=さらなる高みへ

ありのままを自分を見せることでさらなる高みへ行く、そんな気持ちがHigherに込められているのかなと感じました。

6:inside you

miletちゃんにとっての始まりの曲
歌詞の内容は大切な人と別れ、でも諦めきれないそんな気持ちが込められています。

「失って初めて大切さに気づく」

人は誰しもこのことを理解しているのに軽視してしまう。
もっとちゃんと気持ちを伝えておけば良かった、感謝を伝えておけば良かった。

デビューした時の気持ち、歌手になろうと思った時の気持ち。
5年経って周囲の期待に応えるうちにそんな気持ちを見失っていたのかもしれない。

inside=内側と外側の境界線がはっきりしている内側
in=漠然とした内側

それでも自分の内側と外側の境界線ははっきりしていて、自分と改めて向き合うinside youだっと思います。
自分と他人は違う=ある意味での孤独、本当の自分の気持ちは自分しか理解出来ない。
静寂に包まれた中での歌声には向き合う力強さと苦しさを持った魂の叫びがそこにはありました、だからこそ私達も魂が揺さぶられ自然と涙が溢れるのです。

7:Waterfall

本人がもう消えちゃいたいなって思った時に書いたというこの曲
miletちゃんは昔のインタビューでこう答えています。

「自分の中で感情の起伏が、2つの滝のような情景として残ってるんです。1つ目は低いところから、濁った水が音を立てずに落ちて、水底には得体の知れないいろんな生物がうごめいてる感じ。もう1つは、カナダにあるナイアガラの滝のように迫力のある大きな滝で、爆発的な音を立てて高いところから水が落ちるイメージ。私の中にそういう2つの感情があって。」

※音楽ナタリーでのインタビューから

良くダークと言われるmiletちゃん
何事にも表と裏、陰と陽、+-があります。
miletちゃんの持つ二面性が歌声とWaterfallという曲名に込められているような気がしました。

8:Your Light

どこまで覆い尽くすの light
消えていく right
照らされないものばかり見てたくなるの
どこまで行っても見えない lord
終わらない road
街灯も標識もない ここは night town


一見光に照らされているようで、消えていく正しさ
そもそも正しさとは何なのか正解とは何なのか
照らされないものばかり見てたくなるのという歌詞からは照らされないところに正しさがあるのかもしれない。
どこまで行っても見えない、終わらない道、街灯も標識もない夜の街=暗闇に例えているのかな

「いい加減さ正解を見つける癖をやめなきゃだよね」

人によってその時々によって正しさや正解は変わる。
ここまでSet Listは自分の弱い部分と向き合って光を探しているようなそんな印象を受けました。
miletちゃんが、今日はいつもと違う気持ちでこのステージに立っていますと言ったのが今は少し理解出来るような気がします。

9: HiRAPARK DJ Remix
HELL CLUB
Higher
Outsider
SEVENTH HEAVEN
おもかげ
us

ここについては特に考察ありません笑(おい
今度milesの皆さんで初クラブ体験してみたいなぁ

10:bliss

blissには「至福」という意味の他にもう一つあるようです。
②極上の喜びとしての「bliss」
「bliss」は、何かが非常に心地よく感じられるときの極上の喜びを意味する。美味しい食事を味わったり、好きな音楽を聴いたりするときに感じる喜びを表すこともできる。

至福には子供の誕生のようになかなか経験出来ないことへの喜びの意味があるけど、②については日常のありふれた出来事に喜びを感じるという意味になります。

「知足」という言葉があります。

「足るを知る」

人は欲深い生き物で恵まれているにも関わらずより良いものを求めようとしてしまう。
生きていること、健康でいられること、miletちゃんの音楽を聴いたりライブに行けること
どれも当たり前ではなく恵まれた環境にいるということを改めて思い出させてくれるそんな曲です。

miletちゃんはどんな気持ちで歌っていたのかな?
私達にとってmiletちゃんと出会えたことがまさに「bliss=至福」です、ありがとう。

11:Anytime Anywhere

最近自分の中でどんどん好きな曲になってきているこの曲
葬送のフリーレンのEDテーマということでmiletちゃんを初めて知った方も周りでは結構多い印象
ちなみに私はフェルン推しです!好きな魔法はゾルトラーク!
(この辺にしておかないとオタトークになってしまう)

だから もう一度生まれ変わろうとも
また私はここを選ぶんだろう
だから あなたとまた巡り逢ったら
もう離さない
今を選ぶんだろう

milesがそう思うようにmiletちゃんもそう思っていてくれたら嬉しいな。
blissからは自分と向き合ってきた前半とは違って、これから進んでいくという決意を感じていました。

12:Wings

ねえどんな風に 見つめてた?
飛べない羽だって気付いても
きっとどこを探しても
すぐに見つからなくても
Now what am I running for
But I wanna still believe
きっと忘れてしまうから
ほどけたって結び直すように
Found the one worth fighting for
一度きりしかない最後まで

「今、私は何の為に走っているのか、でも私はまだ信じたい」
「戦う価値のあるものを見つけた」

ニケの像と自分を重ねたmiletちゃん。
未完成、不完全であることを認めて、すぐに見つからなくてもその光を探しに行くという想いが伝わってきます。
戦う価値のあるものというのはもしかしたら自分自身のことなのかもしれない。
一度きりしかない最後まで=死ぬまで歌い続けるんだろうなと言ったあの言葉がこの歌詞に凝縮されているように感じました。

13:One Reason


『鹿の王 ユナと約束の旅』の主題歌でもあるこの曲
劇中にある愛について書かれていると共に愛するということに対する覚悟や闘志なども感じます。

There's one reason to love
A million reasons to leave
今はもう戻らない声の向こう
巻き戻すように 取り戻すように
I miss you, I miss you now
But you'll never, you'll never know

みんな過去には戻れないし、人それぞれ色々な過去があって今がある。
愛するというのは良い面だけではなくて全てを受け入れること。
これは自分に対しても他人に対してもそう。

「自己愛」というと何かナルシストみたいな印象を受けますが、自分の良いところ悪いところも全て認めて受け入れること=自己愛なのかな

それが

One Reason

なんだと思う。

14:邂逅

邂逅=思いがけず出会うこと

自分の中では一度会ったことがあって、しばらく会わずにばったり再会するという認識している言葉です。

Anytime Anywhereにも通じるところがあって、仮に現世で別れたとしても来世でまた会おう=邂逅という意味もあるのかな。
喪失感というのは負の感情だけれども、それも受け入れる心の強さを感じました。

<Encore>
EN1:I Gotta Go、You made it、The Hardest、The Love We've Made(miletちゃんエレキギター弾き語り)

ここのパートについてはギターで新しい曲にもチャレンジしたmiletちゃんを見ることが出来ました。
映画の役作り的にも色々練習したのかな?

【The Hardest】
簡単に言わないで I’m still here
ここで今すぐ抱きしめて
いつまでも 私だけ
夜の中置いて行かないで

相手に対して言った言葉だけど、今回は自分の大丈夫を置いてけぼりにしたように自分に対して言っているような言葉に聞こえました。

EN2:Who I Am

Who I Amについては前回のレポで熱く語ってしまったので内容はあまり変わりません。

GREEN LIGHTSを通して自分の弱さと向き合って前に進もうと決意をしたmiletちゃん
強い自分も弱い自分もひっくりめてmiletという人間=Who I Amなんだという強い気持ちが込められた曲だなと思います。

自分自身と向き合った前半、そしてありのままの自分を受け入れて進む決意をした後半

GREEN LIGHTSのセトリを見返してみて、感情の変化を感じることができました。

そしてこれがありのままのmiletちゃんなんだという本人を体現するライブだったのではないでしょうか?

弱さを曝け出すってとても勇気がいること。
私も自分の弱みを理解しているけど、それを曝け出そうとは思えない。それは自身だけ理解していれば良いと思っているから。

でもmiletちゃんはそれを開示してくれた。
それは強い信頼関係がないと出来ないことだと思います。

大丈夫?と声をかけるのは負担になってしまうかもしれないから、いつでも寄り添っているよといつメッセージを伝えられたらいいな。

Lots of love,


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