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しろちゃん

しろちゃんはいつの間にか私の隣にいた。
肌が色白で、服も白いから「しろちゃん」て呼ぶことにした。

読みかけの単語本から目を離し、窓の外を見ると青い空がどこまでも広がっていた。
電車は一定の速度で走り続けていて、山や家をどんどん追い越していく。

流れる景色を見ていると、しろちゃんが「もう少し単語帳がんばったら?」と話した。

「うーん。単語帳、飽きたなぁ。」

降りる駅はまだ先だ。

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