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虎になったりならなかったり

時々、ふと走り出したくなる。

別に、運動したいとかストレスを発散したいとか、そういうことではなくて、単にうずうずしてくる。

とはいえ、こうした突如の衝動性に駆動されて動き出すのは、社会的ではないし、変である。

こういった衝動性は、程度の大小はあれど、多くの人が抱くものではないかと思う。

急な衝動に駆られたり、何もかも投げ出したくなるような、どうにも制御しえないものに日々襲われる。

それでも、何とかすんでのところで社会生活を営めている。

虎にならずに済んでいる。

そういう視点を持つと、みんなそれぞれ悩みや孤独を抱えていて、そうした感情と折り合いをつけながらやりくりしているのだなと感じるようなった。

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