かぼちゃの煮物

平々凡々な大学生をしています。普段から、人の観察が好きで、人の考えや行動の意味を考えて…

かぼちゃの煮物

平々凡々な大学生をしています。普段から、人の観察が好きで、人の考えや行動の意味を考えています。登山やスキーを少し嗜んでいます。鴨川でのんびりするのにはまっています。音楽を聴くのも好きで、milet、あいみょん、ヨルシカ、tele などなど幅広く聴いています。

記事一覧

固定された記事

生きることと死ぬこと

生きることとと死ぬことについてよく考える。 生きること なんで生きるのだろうのかの理由は、大きく2つに分けられると思う。消極的な動機と積極的な動機である。 積極…

16

希死念慮に救われる世界線

希死念慮。 少なくとも高校生の時から、自分が死ぬことを想像してきた。 本当に死のうとしていたわけではないが、なんか突然あっちに行かないかなと考えることは、数えき…

「50人増やしました」

グループ面接で勉強になることがあった。 受験者3人と面接官の方2人の面接。 自己PRや挫折経験やらを話していくのだが、うち1人の話し方が非常に「ためになった」。 サ…

待つということ

鷲田清一『「待つ」ということ』(2023)を引用しながら、待つことの本質から見たコミュニティの重要性を考えてみたい。 鷲田は、現代社会を、待つことができない社会と形容…

打っても返らない

打っても返らない。 最近、つくづく実感している。 大抵、自分がこのように思ってほしくてしたことは、響かない。 打っても返ってこなかった、気持ちを受け取ってくれな…

セルフ・ネガティヴキャンペーン

不思議だと思うことがある。 一旦謝ったほうがいいと思うことがあった。 バイトで、何度もバイトに来ない子がいる。 なんやかやと理由があって、来られなくなるらしい。…

GODZILLA×KONG 新たなる帝国

「GODZILLA×KONG 新たなる帝国」 おもしろい。 規模が大きいので、バトルも迫力があって、終始興奮する。 ただ、とりわけ感動したのは、鍵となる少女ジアの演技である…

どうにもこうにも

いえ、余り憂鬱ですから、逆まに世の中を眺めて見たのです。けれどもやはり同じことですね。 芥川龍之介『河童』の一節。 逆さまに世の中を見れば、見方は変わるが、それ…

なんと言えばいいのか

言語化できないもどかしさがある。 昨年に見学させてもらった屠畜場で覚えた感情を、いまだに言語化できていない。 日々他の生物の命をいただいていることへの感謝とか生…

3

ぼやけて世界

目が悪いと、基本的には悪いことしかない。 裸眼で綺麗な景色を見られないし、メガネ代またはコンタクト代がかかる。 メガネの方が安く上がるので、メガネでお金の計算を…

2

やっぱり人付き合いはまだまだだな

むつかしいね人生

最近、つくづく思う。 人付き合いが難しいと。 異性だとどこまでガツガツいくべきなのか。 当たって砕けろ精神が欲しいと思いつつも、気にしてしまう自分もいるし。 自…

1

レインマン

『レインマン(Rain man )』(1988) 利己的な青年と重度のサヴァン症候群の兄の出会いと、兄弟愛の変化を描いた映画。考えさせられる一作である。 トム・クルーズの演じる…

3

変な言い方

自己紹介で、ずっと気になっていることがある。 〇〇と言います。 こういうことをしています。 趣味は、 特技は、 よろしくお願いします。 言い方が変ではないのかといつ…

7

となりのトトロ

この前、初めて全編を見た。子どもの精神的な成長を見事に描いている。 さつきとめい。 母親が療養のために入院することになり、考古学者の父とともに空気のきれいな田舎…

5

ミイラも生きている?

先日、ライフスペース事件について知った。 自己啓発セミナー団体の「ライフスペース」の男が、頭をたたく「シャクティパット」という治療法で病気を治せると喧伝していた…

1
生きることと死ぬこと

生きることと死ぬこと

生きることとと死ぬことについてよく考える。

生きること

なんで生きるのだろうのかの理由は、大きく2つに分けられると思う。消極的な動機と積極的な動機である。

積極的な生きる動機

大好きな趣味がある、推しが尊い、仕事が楽しい、未知の経験をすることに喜びを感じているなど自分が心から楽しんでおり、そのために日々頑張っている場合がこれに当たるだろう。すべてに当てはまるが、好きなことは未来にすることに

もっとみる
希死念慮に救われる世界線

希死念慮に救われる世界線

希死念慮。

少なくとも高校生の時から、自分が死ぬことを想像してきた。

本当に死のうとしていたわけではないが、なんか突然あっちに行かないかなと考えることは、数えきれないほどあった。

そういう考えに救われてきた。

いざとなれば死ぬことができる、という自分が終わる可能性に一縷の希望を見出して、日々頑張っているなと最近思う。

仕事が嫌な人へのアドバイスとして、とりあえず一か月後にやめることにして

もっとみる
「50人増やしました」

「50人増やしました」

グループ面接で勉強になることがあった。

受験者3人と面接官の方2人の面接。

自己PRや挫折経験やらを話していくのだが、うち1人の話し方が非常に「ためになった」。

サークルでの新刊や企画で、人を集めることに苦心したことを話していたのだが、具体的な数値を挙げて筋道を立てて伝えていた。

あたかも何回も練習したように。

練習感が伝わるが、それでも澱みなく話せる、そのくらいのレベルまで磨いていた。

もっとみる
待つということ

待つということ

鷲田清一『「待つ」ということ』(2023)を引用しながら、待つことの本質から見たコミュニティの重要性を考えてみたい。

鷲田は、現代社会を、待つことができない社会と形容する。

待ち合わせでも、LINEのメッセージ1つで、遅れることを伝えれば、相手は待つ時間を、読書や買い物、喫茶店での一服に使える。

相手が来るのか来ないのか、そもそもこの時間で合っていたのかも分からないところで、ただひたすらに待

もっとみる
打っても返らない

打っても返らない

打っても返らない。

最近、つくづく実感している。

大抵、自分がこのように思ってほしくてしたことは、響かない。

打っても返ってこなかった、気持ちを受け取ってくれなかったと思うときは、相手に期待しているのかもしれない。

寂しいけれど、人に期待しない。

人とうまくいかなくても、そういうものだと割り切る。

打っても返らないことが多いからこそ、打たなくても投げてくれる人、近づいてくれる人に感謝し

もっとみる
セルフ・ネガティヴキャンペーン

セルフ・ネガティヴキャンペーン

不思議だと思うことがある。

一旦謝ったほうがいいと思うことがあった。

バイトで、何度もバイトに来ない子がいる。

なんやかやと理由があって、来られなくなるらしい。

本当に、退っ引きならない事情があるのかもしれないし、別にそれを責め立てることは無粋だと思う。

とはいえである。

この前も来なくて、それまでの時より問題になった。

次の日のシフトには来て、僕もその日入っていたので、バイトのライ

もっとみる
GODZILLA×KONG 新たなる帝国

GODZILLA×KONG 新たなる帝国

「GODZILLA×KONG 新たなる帝国」

おもしろい。

規模が大きいので、バトルも迫力があって、終始興奮する。

ただ、とりわけ感動したのは、鍵となる少女ジアの演技である。

ジアは、部族の生き残りで、引き取られていてアメリカで暮らしている。英語がわからず、自分の言語も他の人はわからないので、映画の中で一言も発していない。それか、話せないのかもしれないが。

そのため、自分の感情を表現する

もっとみる
どうにもこうにも

どうにもこうにも

いえ、余り憂鬱ですから、逆まに世の中を眺めて見たのです。けれどもやはり同じことですね。

芥川龍之介『河童』の一節。

逆さまに世の中を見れば、見方は変わるが、それでもやっぱり現実は変わらない。

如何にもこうにもならないときもある。

言われてみればその通りだが、河童のセリフであったから、なんか心に響いた。

逆さまに世の中を見て、なにか気持ちが軽くなればいいのにな。

なんと言えばいいのか

なんと言えばいいのか

言語化できないもどかしさがある。

昨年に見学させてもらった屠畜場で覚えた感情を、いまだに言語化できていない。

日々他の生物の命をいただいていることへの感謝とか生々しさへの気持ち悪さではない。

そんな高尚な感情ではないが、なんて表現するべきか分からない。

この前行った、大阪中之島美術館のモネ展で感じたことをうまく掲揚できていない。

光の微妙な違いをうまく捉えている描写をうまく表せる形容詞が

もっとみる
ぼやけて世界

ぼやけて世界

目が悪いと、基本的には悪いことしかない。

裸眼で綺麗な景色を見られないし、メガネ代またはコンタクト代がかかる。

メガネの方が安く上がるので、メガネでお金の計算をすると、

20歳からメガネをつける。
メガネひとつ10000円。
2年間同じメガネをつける。
80歳まで生きる。

40本必要になり、40万円かかる。

無駄な費用である。

それはそうなのだが、唯一いいことがある。

それは、世界と

もっとみる

やっぱり人付き合いはまだまだだな

むつかしいね人生

むつかしいね人生

最近、つくづく思う。

人付き合いが難しいと。

異性だとどこまでガツガツいくべきなのか。

当たって砕けろ精神が欲しいと思いつつも、気にしてしまう自分もいるし。

自分に合わない人との接し方もむつかしい。

その人が悪いとか自分に非があるとか、そういうことではなくて、感覚が違うだけだと思う。

そのずれあっている感覚をどのようにうまく擦り合わせていくか。

ほんとう、人付き合いってむつかしいなっ

もっとみる
レインマン

レインマン

『レインマン(Rain man )』(1988)

利己的な青年と重度のサヴァン症候群の兄の出会いと、兄弟愛の変化を描いた映画。考えさせられる一作である。

トム・クルーズの演じるチャーリーは、ディーラーを営むが、排ガス規制のために経営が苦しくなる。その折、父親が逝去。

遺産目的で故郷に帰ると、ほぼすべての遺産が、重度のサヴァン症候群の兄の信託財産として運用されていることを知る。ここで初めて自分

もっとみる
変な言い方

変な言い方

自己紹介で、ずっと気になっていることがある。

〇〇と言います。
こういうことをしています。
趣味は、
特技は、
よろしくお願いします。

言い方が変ではないのかといつも気になっていた。

自己紹介の前に、こういうことを言っていくと決まっていれば別だが、そうでなければ会話としておかしい。

急に、趣味は、と言われてもなと思う。

毎週釣りに行くほどの釣りバカです。の方が伝わるし、自然である。

もっとみる
となりのトトロ

となりのトトロ

この前、初めて全編を見た。子どもの精神的な成長を見事に描いている。

さつきとめい。
母親が療養のために入院することになり、考古学者の父とともに空気のきれいな田舎に引っ越してきた小学生6年生のさつきと四歳のめい。

病院のカレンダーを見る限り、2か月足らずの出来事ではあるが、2人の成長、特にめいの成長が丁寧に描かれている。後述するが、その中で象徴的に書かれていた、どんぐりの変化が一番心に残った。

もっとみる
ミイラも生きている?

ミイラも生きている?

先日、ライフスペース事件について知った。

自己啓発セミナー団体の「ライフスペース」の男が、頭をたたく「シャクティパット」という治療法で病気を治せると喧伝していた。これを信じた男が、家族を治してもらおうとホテルに連れ込むものの死亡する。この団体は、この死亡しミイラ化していく男性を生きていると考えて、数か月ホテルに置いていた。通報により警察が発見したために、死亡したと主張した事件。

詳しくは知らな

もっとみる