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『鬼滅の刃 ワールドツアー上映』映画館のススメ

2023年2月感想。本作はTVアニメ鬼滅の刃遊郭編の10話・11話及び刀鍛冶の里編の1話、この3つもエピソードを劇場公開した物である。

言わずと知れたメガヒットアニメの劇場公開。TVで見た時ですら釘付けになった、遊郭編をスクリーンで見れる貴重な機会。未鑑賞の方は、ぜひ劇場での鑑賞をお勧めしたい。

一度TV放送をされた物をわざわざ映画館で見る。サブスクでも見れるわけだが、あえて映画館で見る。「別に映画館で見る必要はないのでは」と思う方もいるだろう。確かに・・・その指摘はごもっともである。

映画館で見ると画面の発色が良いとか、爆音で音声が流れるから臨場感が増すとか、色々とメリットはある。しかし「音声やら画面の派手さに1900円払わなくても、家で(サブスク)で見ればよくないか?」という声があるのも事実。

だがこう考えるのはどうだろうか。劇場で映画を見るということは、何もスクリーンを見つめている時だけじゃないと。友達や恋人と待ち合わせる時間、予告編を見る時間、ポップコーンを買いに列に並ぶ時間、見終わって映画の感想を話す時間、そういう物も含めて、その作品の一つなのだ。

見た映画が面白くなかったら、SNSで文句を言えばいい。
感動したら、みんなと共有すればいい。
結末の意味がわからなかったら、考察サイトを見ればいい。
俳優さの演技が素晴らしかったら、ファンになればいい。
誰かと見た映画は、きっと一生の思い出になる。

もちろん、おひとり様で見たっていい。
ひとりで見た映画も、また味わい深い物がある。
暗闇で一人物語に没頭する時間は、嫌なこと忘れさせてくれる格別な時間だ。

世界の全てを恨み、鬼となった妓夫太郎と妲己の絆
腕がもげても、目が潰れても首を切ることを諦めない炭治郎達。

遊郭編のクライマックスを、ぜひ劇場で。

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