見かけてくれていた偶然。

学生の頃の旅行先。何故か怖い先輩に水晶を見せて手引き「ブラインドの人を弱視の人がガイドする」してもらっていたので少しでも話題を作り話さないとと思い。
確か次の目的地に向けて歩いている時だった。
「落とし物をされ方そちらにおられる方だと思うのですが」と慌てた声で列が止まり水晶を落とした?と尋ねられてポケットを触ったら確かにない。
「あの時か、何故落としたのかな油断してたんだ。戻ってこなかったかもしれない。
しかも私を特定して届けてくださった」
やってしまったしかも知らない人にも迷惑かけてしまい水晶を落として届けていただくなんてと
申し訳なさと注意力の無さに凹むと同時に水晶が戻ってきてくれたことに感謝した。
ほんの数分のやりとりを見てくれていたホテルの方のおかげで一期一会の出会いだけに本当に感謝と水晶が自分の手に戻らない確率の方が高かったはず。
これからは安易に誰かに見せたり手から離すのはやめよう、もっと大切に扱おうと反省して心に決めた出来事だった。

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