父からのお土産

水晶との初めての出会いは父が会社の旅行で買ってきてくれた祈祷済みの水晶玉だった。
水晶には興味はあったが自分が手にすることはないだろうなと思っていたので嬉しかった。パチンコ玉ほどの冷たいけれど、指でつまむと柔らかいのかなと感じる
何とも言えない不思議な感覚が伝わってきた。
これから手放さず身につけようと思って、小さい袋をネットで探したりその当時一緒に住んでいた姉に買ってきてもらったりした。
その間に浄化方法、パワーストーンの種類と石の産地や相性、石の持つ力などたくさん調べて
一つだった石たちを二つ三つと仲間に迎える日々のスタートが始まった。
しかしその時点では、まだ今のようにパートナーとしてお付き合いすることも、後に誤って旅行先で落として
自分の元に戻ってきたり、誰もいないホームからの転落の危機を救ってもらったりなど
石の力や魅力にはまるとは想像もできなかった。

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