平均への回帰

平均への回帰(フランシス・ゴールドンが遺伝の研究中に見出した現象)
教科書に載っていた例は試験の結果について。
中間テストで予想以上に良い点を取った場合、期末テストではより平均的な点になるというもの。

中間テストで予想以上に良い点をとった場合、実力にプラスして勘で選んだら正解だったとか何らかの偶然で起こる誤差(偶然誤差)の可能性が高い。
期末テストで前記の偶然誤差が起こらなければ当然中間テストよりは点数は悪くなる。

この平均への回帰を知ったとき、面白いなと思った。
そんな現象が起こる可能性が高くて、しかも現象として定義づけられて。

でも、これ、客観的に見てたら面白いけど、実生活ではどうなんだろうか。

テストの結果が良かった本人に言うのも何だし。

親が子どもを見守る際の心づもりとしても、期末でがっかりしているこどもに前のテストが良かったのは偶然なのよって言うのもこどもの心を傷つけそうだし…。

結局、心の中で「それは平均への回帰なのよ」と思うくらい。

ついでに言うと、平均への回帰の錯誤という言葉もある。

これは、偶然誤差が生じたために良い結果になったのに、次に平均値に戻ってしまったときに、怠けていたんじゃないかとか、誤解をしてしまうこと。

テストで言うと、親がこどもに点数が下がったのは勉強をしなかったからだと怒るとか。

仕事とかで2年目のジンクスとか、そういったものもこの平均への回帰らしい。
でも、上司とかは平均への回帰の錯誤をしてしまったり。

子育てとかでも言うもんね。
子どもはできないのが当たり前。
できているのがすごいんだって。

人って、自分が出来なかったときのこと、すぐ忘れるのよね。

※勉強中なので、平均への回帰について人に話す場合は念のため他のサイトでチェックしてからお願いします。
間違っている可能性もあり、ご迷惑をおかけすることになるので。
へぇー、こんな現象があるんだ的に読んでいただけたら、うれしいです

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