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#3.だから富゛は白単裁キをやめた

 人民の皆々様、ご機嫌麗しゅうございます。久方ぶりの投稿となりますが予告通りに、この富゛が4年間愛用していたデッキ「白単裁キz」の紹介をさせていただこうと思っております。
 と同時に、このデッキの大会で使用することを【半永久的に封印】した経緯についてブチ語ろうと思います。#2では我がチーム「DMスラム街」を紹介させていただきました。ぜひそちらもみていってくださいませ。


#3-1.魂デッキ、渾身の紹介!

 「白単裁キz」とは、2018年秋に誕生したデッキであり、光文明単色をカードを主に用いた呪文コンボデッキです。
 デッキの半分以上は「裁きの紋章」という種族の持った呪文で構成されており、共通の効果は「唱えた後、墓地に置く代わりに自分のシールドの上に表向きで置く。」というもの。
 裁きの紋章の単体の効果はドロー系のものが多く【確たる妨害】がなければ、常に手札が豊潤な状態を保てます。
 キークリーチャーは「煌メク聖戦 絶十」。自分のシールドゾーンにカードが置かれると、次に使用する光のカードのコストを3少なくできるお利口さんです。これにより紋章を使った後にコスト軽減、その先の呪文で軽減。というように何度も裁きの紋章を使うことができます。

 そしてこのクリーチャーと一部の裁きの紋章の中には「サバキz」というストライク・バックと類似した能力があります。
 トライガードチャージャー等で回収した裁きの紋章などを捨てることで、ノーコストで紋章呪文を唱えることができ、唱えた裁きの紋章もまた、シールドに表向きで置かれます。

 このようにして大量のコスト軽減をつくることで、「煌龍サッヴァーク」「神聖龍エモーショナル・ハードコア」などのエースカードで制圧をして、大型クリーチャーを展開するデッキです。

 基本的にコンボは手札3枚、4ターン始動とゆっくりめで要求値もそこそこ高いですが、それでもお釣りが来るほど大量のリソースを確保できるのが魅力です。

 アニメ【デュエル・マスターズ!】では主人公ジョーのライバルであるキラが使っていたデッキであり、当時の環境では黒単デスザークと並ぶ、大人気のデッキでした。
 4年もの時を経て、さまざまな強化を受けたこのデッキを深く愛し続けたのはこの富゛だけではない。今もなお数多くのプレイヤーに愛されるデッキなのです。
 

ではなぜ、この富゛はその魂のデッキを【凍結】せねばならなかったのか…

その理由を述べさせていただきましょう。

#3-2 小さいカードから大きいカードに繋げるアーキタイプの終幕

 ドロー&コスト軽減を行い、数々の呪文を踏み倒し、メタクリーチャーで制圧し、大型クリーチャーで蓋をする。


「うーんちょっと強そうww】






と、思ったそこのアナル!!

 あなたは近いうちに、けつ穴確定するでしょう。

 「え?そんな回りくどい動き?笑」
こっちが正常。現代決闘者の思考です。

みんなこっちだろ?ニキはわかってたよ。

「小さいカードから大きいカードに繋げる」という一昔前の戦法が通用しなくなっているのです。魔道具を多用し、ドルスザクに繋げる。同年のデッキの黒単デスザークを想像してください。みなさん。

   今強いですか?活躍してますか?

「いやいや冗談、お清めとかアプルで積みだろ」
 …確かにそうかもしれない。でもデスザークにも他にはない墓地リソースと勝ち方があるじゃあないか。

 うんうん、そうだ白単裁キzもそうしよう。ドゥリンリ→グリギャンのように憤怒→剣参でドローしていこうね。
 でもね、


 2、3ターン目の動きが1〜2ドローというのは渋すぎる!!

メンデル栄光2ブースト、デドダムで加速と手札整理、新世壊の下敷き、3ジャシン、我我我フルパン、ケンジギュンター、アポロワンショット…というように、強い動きが現代デュエマにはわんさかあります。
 つまりは何かしらの妨害をしなければならない。相手にいいように動かれてからでは、いっかんの終わりなのです。

 それはまだいい、まだ耐えられる可能性がある。言っても3ターンだ。

トライガードチャージャーからのーっ!絶十&メタクリーチャー!

カツキングって知ってる?

 こちらのコンボ始動は最速4ターン、それもカツキングやダークネス、ジャオウガ→門、ダムド侵略などで容易く壊される。

 受けに徹しようも、裁きの紋章の内の除去カードの圏内は「コスト8以下、かつ進化ではない。」狭すぎる。

 リソースはハンデスで狩られ、呪文は止められ、要するにこのデッキは「対策しやすい」ということです。

 この致命的な弱点がある限り、競技を生業とするプレイヤーが多いcsで勝つのは難しい。大多数のデッキには不利をとる。 
 負け続け、その度にデッキのスペックを言い訳にする。それでも折れずにやってきたはいいのだ。いいのだが、

 好きなデッキで勝とうとするのは無論、かっこいいことだ。だが意地でこのデッキを使い続けて何が残るのか、何が生まれるのか。
 この私はデュエマを楽しんでいるのか。
プレイしてるこの瞬間が楽しいのか。

 いつの日か、そんな疑念すら抱くようになってしまったのです。そして一つの答えに辿り着きました。

#3-3. 白単裁キzを無期限休業する決断 

 このデッキは数多くのことをもたらしてくれました。レートをとことん上げ、幾多のデッキを相手にし、どんな時でも共に歩んできた。そんじょそこらの同デッキ使いの方よりは扱いがわかっている。
 そんなデッキに、いや相棒に甘えていたのかもしれない。

 新たにいろんなデッキを使い、また1から。ただのデュエマ好きから、初めていこうかと思います。そのために今は刀を納めようと思います。

その意も込めて、一つ宣言をさせていただきます。

この富゛、DMPポイントのつく大会では白単裁キzを使わないことを宣言します。

守れなかったら、そうですね。
頭、丸めましょうか笑

 ただひとつ、環境もめちゃくちゃにするほどの強化が来て白単裁キzがもう一度、日の目を浴びることがあるならば
 その時はまた会おう。相棒。


#4もお楽しみに (テーマはまだ考えていない)

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