体癖左右型 3種4種

お久しぶりです、今回は左右型の解説です。


左右型

左右型の主な特徴として感情で動く、というものがあります。
3種は自らの感情にとても素直です、好きだといえば好きだし嫌いなものは嫌い。それが3種の行動原理です。
しかし、4種は感情を抑える節があります。自らの感情を抑え、誰にでも同じように接しながら、心の中では様々な感情が渦巻いている。
3種の感情はコロコロと変わり、それらの感情が確かなものなのですが、4種の感情の起こり方というものは特殊で、他人の感情の反応をみることによって自らの感情がかたまるような、そういうような感情の働き方をする。
3種、4種ともに感情の変化が凄まじいのだが、それぞれ違いがあるように思う。3種の感情には抑揚がある、物凄い怒っているのかと思えば、次の瞬間にはご機嫌になっていたり、とにかく感情がコロコロと変わる。ただ、4種の感情には抑揚がついていない。その時々に消化しきれなかった感情が4種の中には渦巻いている。
度々、4種は穏やかで優しい人というふうに表現されるが、単にそれは事象に対する感情が即座に形成されず、また消化されないために、その時々では嫌だなという感情が形成されず、後になってからそれらがぼんやりと塊となって心に残っているのだと思う。それらが負債となって、取り除かれるまで心を蝕んでおり体を悪くさせている。
その場その場で感情が起こり、すぐさま消化される3種が如何に健康か…

3種体癖

食べることが大好きで、可愛いものが大好きで、嫌いなものは何が何でもやりたくない!自分の気持ちに一番ストレートな体癖であり、一番感情が乱高下する体癖でもあります。
3種体癖というものに利害得失を説いたとて意味が無いです。したくないものはしたくない!いやなものはいや!そのような状況の3種体癖になにかをさせることなどは誰一人として出来ません。それがいくら自分にメリットがあろうと3種体癖にとっては自分の好きという気持ちが一番大事なのです。それでいて賢くみられることが好きなので、何かの本や動画で知ったことをそのまま喋ったりする。ただ、それを理解しているのかと言われれば怪しい点がある。行動の理由が好き嫌いであるだけで、それそのものを理解しているというわけでもない。
3種体癖には色が白く丸顔で肉付きがよく可愛らしい人が多いい。そのうえで、素行も可愛らしいために非常にモテる。
体癖という概念を作り上げた偉人である野口晴哉は9種体癖であったのだが、9種体癖が3種体癖に対してあまり良い心象を抱かないということもあり、「体癖 第一巻」では酷い言われようをされている。

机の中がクシャクシャで、ハンドバッグがクシャクシャで、戸棚がクシャクシャで、ひどいのは自分の頭もクシャクシャで、それなのに顔だけは丁寧に画いている。色だけ丁寧に塗ってある。目の回りに青い色がついて時々目を瞑っていると、いよいよ目が梟のようになる顔があります。眼の下にまで塗っているのですね。狸すら吃驚するだろうと思うのですが、自分では判らない。三種の人はそれが濃いのです。実物が悪くなければそんな装飾したり眉毛をくっつけたりしませんね。ところが三種は実物がよくてもくっつけるのです。隣の人がやっているからという理由で、奇麗な素顔に傷をつける。素顔よりも奇麗にお化粧している三種の人はまだ見たことがない。それでお化粧の必要な年令近くになると、頭までクシャクシャにして、顔だけきれいに塗り、料理も作るのは好きだけれど、片付けるのは大嫌い、整理整頓が苦手なのです。

野口晴哉,体癖 第一巻,全生社,1971年,p.128~129              

4種体癖

自己主張をしたからず、控えめで集団の中では大人しく他人の話を「うんうん」と聞いている。3種と同様に可愛らしい人が多く、3種と同様にモテやすい。
4種はネガティブな感情を抱くと胃袋の働きが弱くなる。何かしらの方法でそれらの感情が発散されれば大丈夫なのだが、発散されてない4種は胃になにかしらの不調を抱えている。いつどんなときでも食べ物を何かしら食べている3種とは非常に対照的である。
4種の世界観は相手の感情に融合し、同期することで自らの感情がまず動く。エニアグラムのT9sxに似ている。

2種と4種の感情の違い

2種と4種は非常に見分けがつきにくい。
体に現れる不調が胃である点や、体格の面で見ても似通っている。
しかし、大きな違いが1つある。2種は感情を綺麗に処理することが出来るが、4種は最後になにか感情の塊が残ってしまう。
2種というものは感情を知っているのか知らないのか分からないが、2種は食べ物を食べるとき、美味しいと思って食べる。それを食べることで美味しいと思うのではなく、食べる前からこれは美味しいものなのだと思う。4種は相手が美味しいと言うことでその感情に同期する。

3種と4種の身体的特徴

3種は左足重心であり、右肩上がり。顔は左側が縮んでいる。
また、全体的にふっくらとしている。曲線的。
4種は右足重心であり、左肩上がり。顔は右側が縮んでいる。
全体的に細く、やせ気味。骨ばっている。

その他類型との相関(主観)

3種:ESE,SEE,EIE,IEE,T2,T7
4種:SEI,EII,IEI,T2,T6,T9

尚、複合体癖の組み合わせにもよる。

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