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美しい国

わたしには霊感やスピリチュアルな能力はないし、直感も人並みだが、明らかに神様に歓迎されてないと感じる時がある。

「今ではない」「ここに居るべきではない」と、分かりやすく事象を通して伝えてきてくださり、それは歓迎うんぬんではなく、注意喚起だったことに後々気付くこともある。

10月初旬
大分県のとある神宮での出来事。

前日から降り続いた雨は道中小雨となり、駐車場にたどり着いた頃にはピタリとやんでいた。
雨の参拝は、浄化感が増すから心地よくて好みだ。

一の鳥居を前にして、さっそく見せられたのは、倒れている老人。
男性3人が救助していて、とり囲むように人だかりができている。
人の垣根越しに横たわる男性の姿が見え隠れし、無意識の遠くからサイレンの音が近づいてくる。

しばらく成り行きを見守っていたが、救急隊の邪魔にならないようその場を離れることにした。
後ろ髪ひかれる
何度も振り返りなから、意識的に足元に気を払いながら本殿に向かった。

緑豊かな階段を登りきると本殿が現れるのだが、なんと改装中のため完全に幕に覆われていた。
引きずったままのザワザワは、分かりやすく的中した。

今日はそんな日で、ここに居るべきではないことを受け入れよう。
日頃の感謝。
ここまで無事にたどり着けたことに感謝をお伝えし、早々と社を後にした。

帰路の途中、耶馬溪の梺で少し休憩したが、休日のわりに高速はガラすきで、ノンストップ2時間ほどで帰宅。
不思議と疲れはなかったが、無事にドライブを満喫できた安堵感に包まれ、その夜はぐっすり眠った。

神様の意図を知ったのは次の日
海外旅行に経つ前日、我が家に立ち寄った息子は、分かりやすく顔色が悪く、話を聞くとしぼらく体調がすぐれないと言う。
急いで近医へ送って程なくして、同医院からの緊急連絡に血の気が引く。
ひどい貧血。
血圧低下。
総合病院へ救急搬送したとのこと。
きのう見せられた事象に素直に合点がいった。

検査の結果、ピロリ菌が原因の十二指腸潰瘍とわかり、早期に処置できたため1週間ほどで退院し、今は嘘のように元気にしている。

この2ヶ月ほどの出来事は、心地好いエネルギーを感じる反面、否応なく地に足をつけさせられることが繰り返し起こり、それが、これからの行き方を見つめるきっかけになった。

そして、特に神心深い訳ではないわたしだがが、神の国に生かされていることに素直に感謝した旅となった。

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