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【競馬】12月3日 日曜日の競馬考察【結果】4戦2勝で667万円獲得


中山3レース
2ウインマクシマム
初戦は出たなりで前半はゆっくり運び、向正面で動いたセンチュリボンドに続いて自身も2番手までポジションアップする格好となり、4角は手綱を引っ張り切りの手応えでしたが内の勝ち馬が渋太く最後の最後にひと押しを欠いて2着となりました。
2戦目の前走は緩みの無い流れでも手応えは抜群で、直線は逃げた3着馬に馬体を併せて追い出しのタイミングを待つ感じとなり、勝ち馬が来てから追い出しましたが一気に出られる誤算があり、最後は伸び返す感じで2着となりましたがかなりもったいない2着となりました。
「「落としてはいけないところを落としてしまいました。申し訳ないです。能力は確かなので直ぐに勝てる馬です。」との事で、今回は確勝級の1頭と言えます。
 
12サトノエピック
新馬戦は内枠から行き脚がつきましたが、2角で寄られる不利があり、1列下がって道中の位置取りが悪くなってしまいましたが、外を通って追い上げると、直線ではスムーズな進路取りで速い上がりの中をジワジワと伸びて3着となりました。
しかも勝ち馬は逃げ切りで2着馬はその直後に強い勝ち方をしているため、3着でも内容は悪くありません。
大型馬で初戦は余裕のある体つきだった点からも、大きな上積みが見込める1頭と言えます。
 
ジュンプラチナ
東京芝2000メートルの新馬戦は単独の2番手につけられるスピードを見せ、そこでコントロールも利いていました。
直線ではスッと反応する感じではなく後続にのみ込まれて勝ち馬には離されながらも、最後は盛り返す脚を使って3着に健闘。
「まだ頼りないところがあったり、子供っぽいところが残るので、上積みは十分です。交わされてからも踏ん張ってくれたし、距離はこれぐらいでいいと思います。叩いて次はまた良くなると思います。」との事で、初戦の内容からも渋太く脚を使えるタイプと言え、息を入れて運べる中山で更に良さそうな1頭と言えます。

追い切りで新馬に見劣った6ジュンプラチナの上積みに疑問があり、2ウインマクシマム、12サトノエピックの一騎打ち想定の3連単指示で109.2倍的中となりました。



中京10レース
14スキャッターシード(8着)
脚部不安で長期休養明けとなった4走前は、課題のスタートをクリアして中団で脚を温存する形で進め、3ハロン通過34秒7で1勝クラスにしては遅い流れとなりましたが、外々を回らされても1頭だけ違う伸びを見せて鮮やかに差し切りました。
久々+昇級となった次走は、好位の外目で前の動きを見極めながら進め、4角で軽く促して外を追い上げて直線半ばで一旦先頭に立つ場面を作りましたが、勝ち馬に上手く内をすくわれての2着となりました。
前走中団外目で余裕を持って追い上げましたが、直背で追い出しを待つ余裕を見せるもいざ追われてからが案外で、ジリジリとしか伸びずに3着となりました。
「ペースが遅かったです。ジワジワきているけど、そう切れるタイプではありませんからね。少し重かったのもありますが、その中で頑張ってくれました。」とルメール騎手。
前走はプラス8キロで体型を考慮しても太目が残っており、中1週で絞れた今回は更に上昇してきそうな1頭と言えます。
 
10ヴィヴァン(3着)
ダート変わりとなった5走前は、好スタートを切って前を射程圏に入れる形で流れに乗って追走し、3角手前からは促しながらの競馬で反応は良くありませんでしたがコースロス無く立ち回って渋太く脚を使ってハナ差の2着に好走しました。
最後は上げ下げの分だけの差だっただけに惜しい内容の競馬ができていましたが、その後は芝に戻って7,4着で前走は再度ダートに使われて3着となりました。
前走は外枠からのレースで少しロスがあり、「最近は芝を使われていますが、掻き込む走法なのでダートが合っいるようです。」とモレイラ騎手。
ただ、1600mの前走は切れ負けの感じがあったため、1400に短縮するよりも1800mに距離を延長した方が良さそうなイメージがあります。

ヴィヴァンは4番人気3着とダート適性を示しましたが、スキャッターシードが8着凡走となりました。
外々を回る展開で直線の坂から伸びを欠いており、足元が固まって詰めて使った事が良くなかった可能性があります。次走は間隔を開けて巻き返しに期待したい1頭です。


中山12レース
11シゲルファンノユメ(1着)
前走はプラス14キロで太め残りの馬体となりましたが、中位の後ろから進めて3角で隊列の外を取って3ハロン標から促して早めスパートで2着となりました。
最後は僅かに届きませんでしたが、この馬だけが唯一勝ち馬に際どく迫る競馬ができており、後続には2馬身半の差をつけました。
展開が嵌れば前走のような高いパフォーマンスが期待でき、前走の平坦京都から坂のある中山コース替わりとなる今回は条件好転の1頭言えます。
 
6キュートヘスティア(15着)
昇級+休み明けとなった前走は、3番手の内から進めて逃げ馬直後のポケットに収めて脚を溜め、直線は勝ち馬の抜けた後から渋太く脚を伸ばして3着となりました。
「前走から乗せてもらって、素質のある馬だと思っていました。ただ、レースでは勝ち馬が先に行ってからワンテンポ仕掛けが遅れてしまいました。」との事で、再度騎乗となる小林騎手だけに前走以上のパフォーマンスが期待できます。
 
1ロードミッドナイト(10着)
右回り、左回り、馬場状態に関係無く安定なパフォーマンスを見せている馬ですが、近走は右回りの短距離戦で崩れずに好走できている同馬。
4走前は二の脚がイマイチで中団からの競馬となり、外をスムーズに走って3角過ぎから仕掛けて前に着けると、直線は1頭だけ目立つ勢いを見せて上位2頭に際どく迫ったところがゴールとなり、ハナ、アタマ差の3着となりました。
前走は11着となりましたが苦手な左回り戦だっただけに参考外の1戦と言え、得意の右回り戦となる今回は巻き返し必至の1頭と言えます。
 
シゲルファンノユメは馬体が絞れて良い感じに見えましたが、直線で前が開くと狭いスペースを瞬時に抜け出してきました。
好内容の競馬で昇級でも注目したい1頭と言えます。
15着のキュートヘスティアはゲートで後手を踏んだ後にリカバーしましたが、そこで我慢が利かずに消耗したのが響きました。
次走、スタートがまともなら見直せる1頭と言えます。

中京11レース
チャンピオンズカップ
 
9クラウンプライド
2走前の帝王賞は大井2000mでの馬場で1秒台という好時計でのギアチェンジ戦となり、この流れを2列目内からでも動けているため、包まれたとしてもそう大きな心配はありません。
この馬は外枠から二の脚で前に行けるというのもありますが、坂スタートの中京1800m戦ならある程度内目の方が良さそうです。
また、逃げの形で目標がいなくなっても前走で対応できているため大きな不安は無く、この路線のトップレベル相手に常に高いパフォーマンスを見せている点や、総合力が高い点からもチャンピオンズカップで狙う馬としてはフィットしている1頭と言えます。
今年は近年のチャンピオンズカップの傾向通りなら、緩み過ぎた昨年からパフォーマンスを上げてくる可能性が高い1頭と言えます。
 
15レモンポップ
昨年のペルセウスSは圧巻のパフォーマンスで4馬身差の圧勝となりましたが、ここは東京1400m戦でややハイペースバランスとなっており、ラップ的にもL4地点で少し緩んでL2最速で11.5秒となっていました。
これは良馬場としてはかなり時計的にもラップ的にも速い競馬となっており、2着以下を千切った内容は高く評価できます。
ぺスセウスSは総合的に2枚上のパフォーマンスと言え、ゲート、二の脚という点でもこの流れで余裕をもって進める事ができており、3~4角は少し緩みもあったとは言え外から正攻法で直線そのまま楽に突き抜けてきました。
L2の地点で1列後ろから2馬身近く抜けてきており、11.5の地点で抜けてきた点からも11.3~11.4の脚は使えている計算となり、良馬場でこのペースで楽にこの鋭さを引き出してきているというのがレモンポップの大きな武器と言え、当時の府中は良馬場でも結構時計が出ていた印象はありますが、それでもトップハンデの57キロを背負って23秒を切ってきたこの内容というのは総合的に隙が無い1頭と言えます。
近走はマイルの距離も克服して適性の幅を広げてきており、前走の南部杯は後半型で千切っただけに距離延長に対しても可能性を示したと言え、ここも対応してくる可能性が高い1頭と言えます。
 
12セラフィックコール
ここまで5連勝の中でインパクトがあったのが2戦目の京都1800m戦で、ここでは半マイル標から行き脚がつくと、3角下りで外から押し上げてそのままラップを加速させて4角2列目から直線で突き放しての4馬身差の完勝となりました。
当時は時計がかかっており、後半でこれだけのポテンシャルを引き出してきたのは相当なインパクトでした。
2走前のJRAアニバーサリーSは阪神1800m戦で49.3-50.8のハイペース戦となり、12.5 - 12.3 - 12.5 - 12.6 - 12.6 - 13.1のラップ推移でL5最速の流れとなり、出負けして3~4角で大外を回しながら押し上げて4角で先頭列の外まで来ると、1ハロン標手前で抜け出して坂を上がってもうひと伸びして3馬身半差の圧勝となりました。
まだ粗削りな内容ながらも5戦5勝と底を見せていませんが、ここまでのレースで3戦目だけが低いパフォーマンスでの勝利となっています。
3戦目は府中戦となりますが、それ以外は京都・阪神となっており、道中でズブさを見せているタイプだけに要所の下り坂で勢いをつけられる京都と阪神ではこの馬のウィークポイントをカバーできますが、上り坂でも加速を問われる東京、中京戦では苦戦しそうなイメージがあります。
 
4テーオーケインズ
これまでに見せたパフォーマンス的には2枚上の存在と言え、一昨年のチャンピオンズCでは後半のポテンシャル面で2着以下に6馬身以上の違いを見せたため、ハイペースで流れる競馬なら中団でも問題ありません。
一昨年のチャンピオンズCではある程度の流れを楽に好位から進め、中盤でポテンシャルを求められた中で脚を分散しながらL2の坂の登りでもう一段の加速で突き抜けてきました。
ここではL1を流して12.0と落とさずまとめて千切っており、後半4Fで48.3と高めているだけに後半の素材はかなり優秀です。
チャンピオンズCは前半がそこまで速すぎなかったので温存しながら弾けさせる事ができましたが、中京で良さが出たのも大きく、これまでは高速巧者のイメージが強かった馬ですが良馬場でも高いパフォーマンスを見せてきた点は大きな収穫と言えます。
近走も崩れずに安定したパフォーマンスを見せており、キャリアハイを見せた中京1800m戦となるここは近走よりも高いパフォーマンスが期待できます。

5ドゥラエレーデ
UAEダービーは48.29-49.41とかなりのハイペースから12.14-12.10-12.70-12.16-12.45を逃げたデルマソトガケが刻む展開となりましたが、これを番手で追走しながら直線前半で少し離されながらもこの馬自身も再加速には持ち込めていました。
ここは時計的にも優秀で、1900mのハイペース戦に対応できた点と、再加速の流れに対応できたのはチャレンジカップで問われる適性面をクリアしたと言えます。
また、ホープフルSではスローで流れて12.5 - 12.5 - 11.9 - 11.2 - 11.9と中盤も遅くてL3-2でギアチェンジが問われる展開の中を渋太く食らいついてL1で捕え切っており、この馬自身でしっかり加速できていたのは大きな材料と言えます。
UAEダービーやホープフルステークスの感じからも、ダートのこの距離で総合力を問われる展開なら噛み合いそうな1頭と言えます。
 
1メイクアリープ 
シニスターミニスター産駒らしく使いつつ本格化してきた馬で、オープン昇級後の2戦でハナ差で敗れたキングズソード、クビ差で敗れたアーテルアストレアハはどちらも重賞で好走しています。
(キングズソードはJBCクラシックを制覇)
2走前の太秦Sはハイペースで最内枠から逃げるしかない競馬となりましたが、「久しぶりでテンションが上がってしまって、レース前に体力を消耗した感じがあります。4角の手応えはありましたが、いつもと違ってそこから伸び切れませんでした。」との事で5着に崩れました。
前走のみやこSは1角の入りでゴチャつきかけましたが、程なく5番手の外から揉まれない競馬ができており、直線では抜け出す場面を作って好内容の競馬で2着に好走しました。
前走は休み明けを叩いて進展を見せており、左回りでパフォーマンスを落とすセラフィックコールに対して中京適性を示している同馬の差は大きく詰まる(逆転まで)可能性が高いように思えます。
 

11番人気の1メイクアリープが1番人気のセラフィックコールを逆転しましたが、7着と10着なのであまり自慢にはなりませんが、9番人気のドゥラエレーデを拾えた事が大きかったです。
チャンピオンズカップの過去の傾向(21年14番人気のアナザートゥルース3着、20年10番人気インティ3着、16年10番人気アスカノロマン3着、15年12番人気サンビスタ1着)から、理不尽な穴馬(多くの予想家の予想スタイルの範囲外の穴馬)が度々馬券になっており、3列目には自分の予想では買えない馬も全て並べましたが、危険な人気馬の12セラフィックコールだけは消しました。


1番人気のセラフィックコールは考察通り10着に崩れ、2頭軸の1頭レモンポップの逃げ切り、穴馬ドゥラエレーデがクビ差で3着に残り、2着に12番人気の予想の範疇を超えた穴馬ウィルソンテソーロが入って4693.2倍的中となり、657万480円の払い戻しとなりました。

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