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【ポケモンSV】テラレイドバトル用のブリムオンを考察する

なぜブリムオン?

先日投稿した「寺零度バトルで有効そうな技をまとめてみた」をまとめる過程で、それらの一部を覚えることができてサポートに良さそうなポケモンを探したところ、ブリムオンというポケモンにたどり着いた。
高い耐久力と優秀なサポート技で味方が倒されないように支援することが主な目的。
ちなみに3rd Trailerのテラレイドバトルでも軽く登場している。

ブリムオンの能力・特徴

タイプ:エスパー・フェアリー
特性:いやしのこころ・きけんよち
隠れ特性:マジックミラー

種族値
HP :57
攻撃 :90
防御 :95
特攻 :136
特防 :103
素早さ:29
合計 :510

ポケモン徹底攻略さんより引用

防御・特防が高い鈍足特殊アタッカーの種族値をしている。
高い特攻種族値でめいそうを覚えるが、うそなきやわるだくみは覚えず、素早さも低いためテラレイドで特殊アタッカー型としての運用は難しい。
そのため基本的にはサポート型として運用することになると思う。
HPの種族値は低いため、基本的には基礎ポイントをHPに全振りする必要がある。

特性は「いやしのこころ」、「きけんよち」、
そして隠れ特性に「マジックミラー」がある。

「いやしのこころ」
ターン毎に、30%の確率で複数の味方の状態異常を治すことができる。
サポート役として優秀な特性となるが、必ず発動するわけではなく、またこの特性で自身の状態異常は治せないのでこれに頼って戦うことはできない。
これは個人的な見解だが、状態異常を対策するのであれば最初からかからないように各々で対策したほうが無難。治すのが面倒だからである。いやしのエールで一時的に回復できても、大抵の場合再び相手の技で状態異常にされてしまうため。

「きけんよち」
自分に対して効果抜群になる技・一撃必殺技を持っている場合にアナウンスが出る。
効果はこれだけなので、テラレイドバトルではほとんど役に立たない。
しかし、ブリムオンは技マシンでスキルスワップを覚えることができるため、相手が厄介な特性を持っている場合にこれを押しつけて戦力を削ぐという使い方ができる。ただし、相手の特性を無力化するだけならいやしのこころを押し付けても問題ないため優先度は低め。

「マジックミラー」
かのエーフィやネイティオも所有している特性である。
基本的にはこれを選ぶ。
自分に対して撃ってきた変化技を無効化し、相手にそのまま同じ技を返すことができる。
「でんじは」のような妨害技、「いやなおと」のような自分に対するデバフ技を無効化し、それをそのまま相手に返せるため非常に優秀な特性である。
なぜこの特性が優秀かというと、テラレイドバトルでは変化技を所有している相手も多いため、初手でちょうはつを撃ったり、相性や特性で変化技を無効化する手段がなければ無用な苦戦を強いられてしまうためである。
特に素早さが低いブリムオンは、自分より早い相手の変化技で機能不全に陥ってしまいやすい。サポート役は行動ができないとただのハリボテと化してしまう。
そのため、基本的にはこの特性を選ぶことになる。
ブリムオンは後述する「ほっぺすりすり」を覚えるため、相手が自分を状態異常にする変化技を撃ってきた場合はこの特性と干渉するのではと思った方もいるかもしれないが、変化技を無効化できるというだけでもかなり効果は大きい。
この特性を入手するには、テラレイドバトルで出現する星5ブリムオンを倒して隠れ特性個体を入手するか、特性パッチを使う、または交換で隠れ特性個体を貰うことになる。攻略サイトの掲示板で募集すれば、交換してくれる人が出てくるかもしれない。
(ちなみに味方のマイペースヤドキングがマジックミラーに対して「いばる」を使うことで、ヤドキングが攻撃を上げる手段としても使うことができる。普通の人であればそんな戦い方絶対にしないが・・・w)
ちなみに似たような効果の特性として「おうごんのからだ」というものがある。
変化技を一切受け付けないこの特性のお陰で、サーフゴーはキノガッサの粉に対応できるわけである。

テラレイド用ブリムオンにおすすめの技

  • ほっぺすりすり(タマゴ技)

  • マジカルフレイム(タマゴ技)

  • ドレインキッス(技マシン)

  • ギガドレイン(技マシン)

  • いのちのしずく

  • いやしのはどう

  • リフレクター・ひかりのかべ(双方とも技マシン)

  • スキルスワップ(技マシン、特性がマジックミラーの場合使用不可)

ここではサポート用のブリムオンとしてまとめるので、あえて攻撃系の技は挙げなかった。その上でいくつか挙げたが、多分使わない技もあると思う。

「ほっぺすりすり」
攻撃と同時に相手を必ず麻痺させることができる電気タイプの攻撃技。
デデンネをはじめとする通称偽ピカ枠のポケモンなどが覚えることができる技だが、タマゴ技でミブリム系統のポケモンも覚えることができる。
この技の大きな特徴として、相手がバリアを張っている状態でも確実に麻痺させることができる。また攻撃技のため相手がちょうはつを撃ってきても使える点が特徴。麻痺で相手の素早さを半分にし、更に行動を妨害できる優秀なサポート技である。
「麻痺だと火傷のように火力を削ぎ落とせないので恩恵を感じにくいのでは?」と思った方もいるかもしれないが、素早さを操作する効果は意外と大きく、本来は後攻になる場合が多いテツノカイナなどもLv.100かつ素早さ個体値が最高であれば麻痺状態の相手に先制攻撃できる場合がある。テツノカイナがドレインパンチを先制で撃てるのはとても大きい。
また、相手が麻痺から回復した場合でも、再びこの技を使うことで問題なく麻痺にすることができる。
ただし、タイプ相性上じめんタイプやでんきタイプを麻痺させることはできず、「きよめのしお」や「ちくでん」などの一部の特性で無効化されてしまうため相手次第で使える技となる。

「マジカルフレイム」
攻撃と同時に相手の特攻を必ず一段階下げるほのおタイプの技。
ほのおタイプの通りが良い相手にはもちろん、ブリムオンは特防が高いので特殊アタッカーに対しても有効。
ただし「もらいび」「じょうききかん」「ねつこうかん」などの特性を持つ相手に撃ってはいけない。

「ドレインキッス」
自身のHPを回復する手段。フェアリータイプのため相性で無効化されない。
フェアリータイプにテラスタルすれば威力は60に引き上げられるが、それでも回復量は大きくないので、相手によっては後述のいのちのしずくのほうが安定すると思う。

「ギガドレイン」
同じく自身のHPを回復する手段。
ドレインキッスと選択になる。

「いのちのしずく」
味方全員のHPを最大の25%回復する。
味方のHPが少し減ってきたな、と思ったら迷わず使ってよい。
いやしのエールの回復量下限は20%なので、回復量の安定性ではいのちのしずくがわずかに上回る。ブリムオンは素早さが低いので、味方の状況に応じて先制でいやしのエールを使うか、後攻でいのちのしずくを使うかで使い分けると良い。

「いやしのはどう」
自分以外の味方のHPを最大の1/2回復する。
味方を1体回復したいときに有効だが、間に合わず対象が倒されてしまう(=1回分行動の機会を逃す)場合もあり、いのちのしずくと違い自身を回復できないのでほとんど使わない。
また、かなりピンポイントだが後述するスキルスワップでブロスターの特性を奪えば、この技の回復量を最大HPの3/4に引き上げる芸当もできたりする。

「リフレクター」「ひかりのかべ」
壁を張って物理技・特殊技の威力を半減する。
味方全員に対して効果があるため、最初に張っておくことを推奨。
リフレクターは本作で新たに習得できるようになった技らしい。

「スキルスワップ」
前述の通り相手の特性を無力化したり奪いたいときに。
使う場合は、他の技よりも先にとにかく一番最初に撃つこと(変化技のためバリア状態で効かないため)。
先に述べた通りブロスターの「メガランチャー」を奪えばいやしのはどうの回復量を最大HPの3/4に上げる芸当も可能。

基礎ポイント(努力値)の振り方・性格

個体値は攻撃以外全て最高を前提とする。
素早さは最低にすると、ブリムオンが麻痺で先制できなくなる場合があるのでおすすめしない。(2023/1/1 追記)
耐久力を確保するため、努力値は基本的にHPに全振りとなる。

パターン①
基礎ポイント
H252・B216・D40
性格
ずぶとい
火力に基礎ポイントを割かず、マジカルフレイムを使う前提で防御に多めに基礎ポイントを振った。
アタッカーとして運用するのは難しいため、基本的にはこれで良い。
特防はマジカルフレイムで疑似的に上げる他ひかりのかべやめいそうを使うことができるが、防御を上げる手段はリフレクターしかないため、基礎ポイントで防御に多めに振っておくほうがバランスが良くなる。

パターン②
基礎ポイント
H252・B4・C252
性格
ひかえめ
火力を最大まで高めた上で耐久力も最大まで高めた振り方。
高威力の攻撃技を使う場合や、ドレインキッスを使いたいときなど。

テラスタルタイプ

フェアリータイプが安定する。
エスパータイプがなくなることでむし・あくタイプに強くなる。
エスパータイプにしてしまうと本来無効なドラゴン技が通るようになってしまう。
ちなみに進化前のミブリムはエスパー単体タイプのため、孵化厳選をした場合テラスタルタイプは必ずエスパータイプになってしまう。
テラレイドでフェアリーテラスタルタイプを入手するか、地道にピースを集めて変えるしかないが、面倒なのでテラスタルせずに戦ってもあまり問題はない。

このブリムオンが苦手とすること

相手が積み技を使用してきた場合は技を受けきれず倒されてしまいやすくなる。そのような相手には別のポケモンを使うほうが良い。
また当然ながら弱点を突かれてしまうと倒されてしまいやすい。相手が使ってくる技は事前に調べてからブリムオンを使うと良い。等倍程度であれば壁技で十分対処できる。

輝石テブリムについて

ブリムオンと違いフェアリータイプがないためドラゴン技が等倍になってしまう点に注意。耐久力はブリムオンを上回る。
ただし、しんかのきせきを持たせる=おんみつマントなどの万能アイテムは使えない事を意味する点が大きな違いとなる。
持ち物は使えるほうが良いため普通はブリムオンで良い。

実際に使用された動画

自分の記事を参考に実際にブリムオンを使ってくれた方がいたみたいなので紹介します。ありがとうございます。

まとめ

サポート用のブリムオン、テラレイドバトルのサポート役として優秀な個性があると思う。
実際に自分も使ってみたが、サポート役としてなかなか良いのではと思った。
特にバリア状態でも相手の能力を下げる技を多く覚える点は他のポケモンには無い良い所だと思う。
皆さんもブリムオンが気に入ったらテラレイドバトルで使ってサポートをしてあげてほしいと思う。

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