鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ネタバレ注意⑬襲い来る化物

こんにちは、小山内慧夢です。
梅雨とは言えなんだか昔の梅雨とは違いますね。
私が小さい頃はしとしとと鬱陶しい雨が長く続く、妖怪たちと相性が良いというイメージだったんですが、今は豪雨、風つよ!え、氾濫???って感じですものね。
こんな豪雨じゃ妖怪だって避難するわ。
皆様どうぞご安全に!

本当にネタバレがひどいことを書きますので、『俺の見立てと違うなあ』と思ったら即閉じてくださって結構です。
あと、私が目にしたり耳にしたりした、裏取りできていない考察とか気付きについても書きますのでご注意ください。
ガイドがないまま書き散らかすと事故が起きるかもしれませんので、サントラに添って書いていきたいと思います。



少しでも不安がある人は、引き返してください。

警告はしましたよ?(CV:沢城みゆき

⑬襲い来る化物

窖の縁に立つ水木。
深い縦穴のようだがずっと耳鳴りのような音が響いている。
水木「……窖?」
不気味な唸り声のような声がする。
水木は頭痛がするのか呻いて頭を押さえ後ずさる。
水木「なんだ、……っ、ここはッ」
魔法陣のようなものが現れ淡く光りながら回転する。
そして死霊のような呪いのようなものが叫び声をあげながら薄い膜を破ろうとしているように見える。これは……水木見えているの?
水木は玉の汗をかき息を荒くする。鼻血が垂れる。
木々の影から怪しげなモノが顔を覗かせる。
気付くと真っ赤な目たちに周囲を取り囲まれている。
水木「あ、ああっ」
頭を押さえて蹲ってしまいそうな水木に叢を這うようにして近付くモノがある。蛇のように細い身をくねらせながら、水木を射程に収め襲い掛かろうとする瞬間、どこからともなくゲゲ郎が現れ水木を守るように着地。
組み紐を巻いたほうの手で攻撃を受け止める。
青白い閃光に照らされたのは大きなムカデのような妖。
ゲゲ郎「しっかりせい、水木!」
きた!!初めて水木の名前を呼びましたよおおおお!!!!感動!!
水木が自己紹介しているシーンはないのよね。長田が「水木様」と呼んだところから勝手に『あやつ、水木という名なのか……』と思っていたんだろうかと思うとなんだか嬉しい。水木に興味を持ってくれたってことよね。ニヤニヤ。
まあ、水木が「俺は帝国血液銀行の水木だ」って言ったなら、それはそれで面白いと思うのですが(笑)。
妖に向かって「荒事はよすのじゃ」と諭すゲゲ郎。
水木よりも先に来ていたと考えられるゲゲ郎はなにをしていたのかな。意外と『おかしな気配じゃ……これはいったい……結界?』とか調べていたのかな?
さて、「荒事はよすのじゃ」と言った舌の根も乾かないうちから、大ムカデをがっしと掴みぶん回して投げ飛ばすゲゲ郎、力持ち。
その柳腰からどうしてそんなパワーが?!と驚きですね。
仲間が投げ飛ばされていきり立ったのか、周囲の妖たちが戦闘態勢に。
ゲゲ郎「お鎮まり下され、皆の衆!」
しかし話は聞き入れられず、ゲゲ郎が左手の組み紐で馬頭を拘束(この時のゲゲ郎の手がとても美しい)。
隙をついて水木を背負うゲゲ郎。よいしょって背負い直すところすき~
ゲゲ郎「退散するぞ」←この声がすごく優しいんだよね~
水木が喘ぎながら(待て)一生懸命登った、あの足場の悪い斜面を下駄で軽やかに駆け下りていく。両足でぴょーん!ってするところが可愛い、お茶目!
そして下駄を残して跳躍。下駄はリモートで敵を迎え撃つ。わたし、実は小さい頃鬼太郎のリモコン下駄は妖怪だと思ってたんだよね。
下駄自体に意思があって鬼太郎を助けてくれていると思ってた。
違った。そういや最初からリモコン下駄ってめちゃくちゃ言ってたわ(恥)。
下駄が時間を稼いでくれているうちにゲゲ郎大ジャンプ。
ぴょーんどころじゃないですね。これ、空飛んでますよね。
意識がない水木が可愛いのう!
そのまま鳥居の上を飛び越えて、ダイレクトにネズミが待つ船に着地!
ネズミ「うわ!」そりゃ驚くさ。
これ、岸から少し離れていたのは、禁域の不穏さを感じ取ったからなのかな~それとも怒られるの嫌だから帰ろうかな~と思っていたのかな?
船の中に水木の背広がちゃんと書かれているのが細かいなあ!好き!
そして誰も漕いでいないのに船首が持ち上がるほどの猛スピードで走り出す小舟。ゲゲ郎は澄まし顔。
遠ざかる禁域をじっと見ているような。
禁域には妖の眼?赤い光が無数に光っている。そして加速。
岸について顔を洗う水木。鼻血を洗い落としたのかな?この時の作画……全体的に水木が丸いんだよね。可愛い。濡れた髪の雫とか乱れ具合、そして揃えられた指……素敵過ぎるでしょ……手を放してジトッとしたような顔、国宝ですね。
ゲゲ郎「おかげで助かりましたぞ」穏やかな声
河童「ぐわー!」
船を高速移動させてくれていたのは河童たちでした。そういや河童には肛門が二つあるんだっけ?屁で泳ぐから早いし加速するんだっけ?
ネズミ「さっすが幽霊族、顔が広いぜ」
その声のハッとして横を向く水木。
風に白髪をなびかせたゲゲ郎を見る。表情はわからない。そこがまたいい。
水木「ゆう、れい……?」
ゲゲ郎「それはそうとネズミの」
ネズミ「ぎくっ!」
はいここ。引きの絵になって水木がぶりっ子ポーズに見えるのが有名ですね。
そして土手?の上には村人の姿。こんなところに二人もいるのは不自然。もしかしたら水木を監視していたのかな。
ゲゲ郎「今度はなにを企んでおる」
ネズミ「や、やだなあ!僕は心機一転田舎でやり直そうと……」
ここに来る前に仲間内でなにかやらかした様子のネズミ。
ほとぼりが冷めるまで人間に紛れて暮らそうとおもって哭倉村に来たのかな?
村人「大変だ~!今度は丙江様が!」
土手の上で話している村人の声が聞こえて濡れ顔のまま振り向く水木。
この流れ、完璧に2時間サスペンスなんよ。それにしても水木は顔がいい。ネクタイを肩に引っかけている昭和おやじ仕草も様になりますなあ!によによ。夕日が反射している水面もきれいよねえ。

さて、⑬はこの辺までですかね。
これまでスンとした関係だった水木とゲゲ郎ですが、ピンチを乗り越えたからにはグッと相棒らしく……へへっ(言ってて照れる)
ではまた!

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