鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ネタバレ注意⑨時弥-未来を見つめて-

こんばんは、小山内慧夢です。
日付が変わったらいよいよ見放題が始まると思ったら居てもたってもいられず、続きを書きに来てしまいました。

本当にネタバレがひどいことを書きますので、『俺の見立てと違うなあ』と思ったら即閉じてくださって結構です。
あと、私が目にしたり耳にしたりした、裏取りできていない考察とか気付きについても書きますのでご注意ください。
ガイドがないまま書き散らかすと事故が起きるかもしれませんので、サントラに添って書いていきたいと思います。



少しでも不安がある人は、引き返してください。

警告はしましたよ?(CV:沢城みゆき

⑨時弥-未来を見つめて-
舞台は龍賀屋敷から長田邸へ移動。
長田家には座敷牢があるんですね。
どんな役割を担っていたのかなんとなくわかるような、あとの展開の伏線になるような。
でも、昔の裕福な家ならあったらしいからなあ。
座敷童の話とかも絡めつつ。
長田「水木様にはこの者の監視をお願いしたく」
水木「僕がですか?」←僕……にちゃり
長田「あなたの言葉でこの者の処遇が決まったのです(当然だろ)。あとで布団を運ばせます」
ゲゲ郎は座敷牢の中であっち向いて肘枕で横になっている。
面倒なことになったな、という顔の水木。長持?の上にあった灰皿をもって畳に座り、煙草に火をつける。
水木「お前何者だ、名前は?」
ゲゲ郎「……」
水木「名乗らないならゲゲ郎と呼ぶぞ」
ゲゲ郎「……一本くれんか」
水木の問いに応えず煙草を無心。水木は意地悪そうに顔を歪めて「やだね」。あああ、もう、水木は可愛いのう!

場面が変わり、屋敷のどん詰まりに置かれていた鎧兜の鼻に指を突っ込むと壁が動いて、中から乙米様がフラフラと現れる。どうやら龍哭を鎮めに行ったと考えられる??乙米できるのかな?修行少しはしたのかな?
長田「奥様!」
さっと身体を支える長田。
乙米「やはり……わたくしには……」
乙米の部屋?に移動。
気付けにワインを呑み干す乙米。
乙米「あの二人は」
長田「私の元に」
バレないように始末するという長田。あまりにさらりと言うところが手馴れていて恐ろしい。
丙江「でも惜しいわねえ。東京の男、ちょっと佐田啓二みたいでさ」
乙米「丙江さん!」
丙江「わかってますって!今度は無駄遣いしませんからァ♪」そう言いつついそいそと宝石商を呼ぶんでしょ……
頭痛がするのか額を押さえる乙米様。
乙米「ああ、もう、いったい誰があんなことを……」
長田「窖が騒がしくなってきています。持って三日かと」
乙米「やはり時弥に継がせるしか」
庚子「あの子は具合が悪くて……!」
乙米「子供をちゃんと管理しとけ!」
抑圧されてる庚子、可哀そう。
乙米は良くも悪くも時貞の鏡なんだろうな。
昔自分が時貞に言われたことをそのまま誰かに言ってる気がする。

水木のご飯シーン。
早食い……ご飯詰め込み過ぎだよと心配になるほど。
こりゃゲゲ郎が落ち着いて食えと言うわなあ(幻覚です)。
階段からひょっこりと顔を覗かせている時弥君。ゲゲ郎は小豆粥?とうっすいたくあん。
時弥君が咳をして見つかってしまう。
水木が東京タワーができるんだよ、とか、争いも病気もない未来がきっとくるよと時弥君を励ます。
これは水木がそうあってほしい未来だよね。
戦争なんてない、平和な世界。職業柄病院にもよく足を運んだだろうし病気に苦しんだり、お金がなくて健康じゃないのに売血する人たちを見てきているからこその言葉なんだろうなあ。
だからゲゲ郎に「おためごかし」って言われてカチンときたんだろうか。
自分の夢まで否定された気になった?
水木は子供に対して本当に優しいよなあ。沙代さんも、彼の中では守るべき子供なんだよね。恋愛対象としては見ることができない存在。だと思う。だから沙代さんは最初から一方通行なんだよォ……
「おためごかしとはなんだ!」「おためごかしはおためごかしじゃ」言い合う二人は子供の喧嘩かよ、と微笑ましくなるなあ。可愛いぞよ。
時弥君が「難しいってことはわかったよ!だからこそ頑張りがいがあるってことだね!」
マジで頭いい。そして空気読む~~~~
ギスギスした家庭内でなんとか父と母が仲良くしてくれるよう立ち回っているんだろうなあ。聡くて優しい子じゃあ。
立ち去る時弥君。
水木「子供に気を使わせちまった」と落ち込む。
なんのためにここに来たのかと尋ねる水木。話せば出してやるという言葉にゲゲ郎が「妻を探しに来た」と告白する。
水木「なァんだ、おまえ、カミさんに逃げられたのか」←ちょっと嬉しそう
ゲゲ郎「違うわ」
写真を胸元から出すゲゲ郎。生身で持ち歩いているのにくしゃっとなってないから、かなり気を使って持っていたことが窺えるわね……愛だわ。
写真を取り上げて行燈のほうへ歩く水木。このときの『どちどち』って音がしそうな歩き方、可愛いなあ。
水木「……美人だ」←素直
大事な写真なのに、取られても起こらないゲゲ郎。もしもこの時水木がふざけて破ろうとしたり燃やそうとしたりした瞬間、髪がびょっと伸びてきて人外ムーブしたんじゃないかなあ。見たかったなあ。
写真をちゃんと返して『こいつは負け犬だ』と決めつける水木。
ゲゲ郎「話したぞ、出してくれ」
水木「ああ、明日な」
お人よしすぎると言って布団を敷いてさっさと寝てしまう水木。
ゲゲ郎「……だましたのか」
徐々に顔が怖くなっていくゲゲ郎。いや、表情は変わらないのに、影が増えるんだよね。怒ってる怒ってる。

脱走する骸骨。
斧で一刀両断される。
また悪夢を見たのか、水木が汗だくで目覚める。
自分が座敷牢の中に寝かされていることに驚く。可愛い。
水木「なんだこりゃ、逃げやがったのか、ゲゲ郎っ」
めっちゃ動揺している。
でも座敷牢の出入り口には鍵は掛かっていなくてすぐ出られる。
水木「どうやったんだ?」
着替えて塀を乗り越えてゲゲ郎を探しに行く水木。
結構な音と気配がしているはずなのに門番は気付いていない。気づけよ……
泥に残った下駄の跡から野湯に行き着く。
朝靄の中、ゲゲ郎の名前を呼びながら探す水木。
野湯の中に人影を見つけて駆けよる。
水木「ゲゲ郎っ、……あれ、もう一人いなかったか?」
ゲゲ郎「ほう、見えたか。お主も入るか?」
水木「そこから出るんだ!俺は今日お前を解放してくれるよう頼みに行くつもりだったんだぞ!」
靄が晴れ、セミが鳴き始める。
水木「時間がない。少しの間だけ俺の言うことをきいてくれ、頼む!」
ゲゲ郎に頭を下げる水木。
傲慢で自分勝手な人間がこうも素直に頭を下げるのか、とゲゲ郎は驚いたんじゃないかなあ。
まあ、水木は水木で下手に出ておいていい感じで転がそうと思っていたかもしれないけれど。
ゲゲ郎「仕方ない。いい湯じゃったのに」
野湯から上がるゲゲ郎。着物がしっかりと畳まれている。その上に帯と霊毛。霊毛がしゅるる、と手首に巻きつく。
水木「今のはなんだ?奇術師か?」
不思議なものではなく、考えられる中で一番現実的であろう思考をする水木。
水木「話をしてくるからこの辺に隠れていろ」
ゲゲ郎「承知」
水木「勝手なことするなよ!」
ゲゲ郎「早う行け」
ここのやりとりが可愛いし、後々生きてくるんだよな。好き!!
ゲゲ郎「とんだ邪魔が入りましたな、失礼いたした」
温泉に一緒に入っていたのはカッパさんでしたね……

今日はこの辺までかな。
あの、わたし実は小説を書いているのですが、書いていると登場人物に言わせるセリフの中で、ゲ謎のキャラが口にするセリフとダブるとニヤッとしてしまうんですよね。
いつか「俺を殺せ!」とか言わせたいなあ。でも、これって「くっころ」的な感じかなあ……くっころか……書いたことないなあ……
ところで、ここまでで映画、約35分なんですよね……まだまだ先は長いぜ。
宗教画まで頑張る!
次は⑩沙代-水木への想い-ですね……
ではでは。


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