鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ネタバレ注意⑩沙代-水木への想い-

こんにちは、小山内慧夢です。
いやあ、ゲゲステもアマプラで配信となり、ゲゲゲ界隈がざわついていますね。かくいうわたくしもゲゲステ配信を見ました!
いや、面白かった!!
どうして観に行かなかったのかと地団太を踏むほど面白かったです。
まだの方は是非視聴をお勧めします。


本当にネタバレがひどいことを書きますので、『俺の見立てと違うなあ』と思ったら即閉じてくださって結構です。
あと、私が目にしたり耳にしたりした、裏取りできていない考察とか気付きについても書きますのでご注意ください。
ガイドがないまま書き散らかすと事故が起きるかもしれませんので、サントラに添って書いていきたいと思います。



少しでも不安がある人は、引き返してください。

警告はしましたよ?(CV:沢城みゆき

⑩沙代-水木への想い-
はい、このタイトルからも、沙代さんが水木へただならぬ想いを抱いているのがわかりますね。
『思い』ではなく『想い』ですよ。ここ重要。

さて、ゲゲ郎の解放を頼みに行くとしても、一体どうすれば……と言いながら龍賀屋敷に来た水木。途中でほっかむりをした地元のおばあさんとすれ違う。この人、山田記者が哭倉村の廃墟でウロウロしていた時に物音して懐中電灯で照らした、お札がいっぱい貼ってある家の中にいた幽霊じゃないのかなと思うんだけど、どうなんだろ?工場の手伝いに行ってたから、お札とかいっぱい持ってたんじゃないかと思うんだけど。
水木「ん? あれは……誰だ?」
蔵?みたいなところの窓から白髪の男が見える。
沙代「叔父の幸三です」
水木「沙代さん」
龍賀屋敷に来たのに、哭倉村メインストリートまで移動する二人。
水木「確か、時麿さんの弟君……」
沙代「叔父は心を無くしてしまったのです。十年前禁を犯してしまったせいで……」
水木「禁……」
二人で並んで歩くのを、哭倉旅館?の二階から見ている丙江さん。スリップ姿で、あからさまに情事の雰囲気が濃い。
丙江「あらァ……ふ、あはは……っ」
お銚子から直に酒を呷って、零れるのもお構いなし。おかしくて仕方がないという感じ。「外」の人間(水木)と関わっても意味ないのに、馬鹿な子……って感じなのかな?丙江さんは連れ戻されてからすべてを諦めているようだものね。部屋の中には乱れた布団と、すね毛のある足、そして宝石がたくさん入ったカバン。
初見で宝石を売りに来た宝石商と懇ろになっているのかと思ったんだけど、カバンごと買い取って別の情夫と会っていた可能性もあるか。どっちにしろ退廃的な生活を送っているということで……
丙江さんを見たとき、小さい頃ゲームとか漫画を禁止されて大きくなった人が大人になって歯止めが利かなくなったみたいだなと思った。
まあ、わたしは禁止されなくても本に歯止めが利きませんけれど。
沙代「あの島は何人も立ち入ってはならない禁域なのです。でも叔父は……」
水木は顎に手を当てて考えている。もしかしてあそこに『M』の謎が隠されているのでは?とでも考えているのか。
沙代「そんなことより水木様、東京のお話を聞かせてくださいませんこと?」
ちょっと髪を耳に掛けて可愛い。ちょっとあざとい気も。わたしは可愛いムーブの沙代ちゃんに点が辛いことを自覚しています。お気に障った方がいたらすみません。
水木「東京の?さて」
懐をごそごそして煙草を探している。
口寂しくなったのか、考え事に集中したかったからなのか、無意識なのか。昭和の男は普通に周囲のことを考えずにタバコを吸ったものだよな。
沙代「銀座のパーラーに行かれたことは?」
この首の傾げ方!可愛いんよ!これが水木じゃなかったから落ちてたかもね!水木は「ちょろいな」と思っていただろうから、この機会に沙代さんを堕としても良かったと思うのよ。んで『M』の調査に協力させる……でも、この時全然そんな気持ちになってないよね?普通に沙代さんを子供として接している感じ。沙代報われねえ……
水木「ええ、クリームソーダを喫しました」
ハイ出ました問題発言。
水木君、君はいったい誰と喫したのかね?
銀座のパーラーに、誰と行ったのかね!?
克典と行った、実は甘党で自分が食べたくて行った、取引先の人と行った等々いろんなパターンが考えられるけれど、私は母親を連れて行ったに一票を入れたいと思います。
でもコーヒーとかじゃなくてクリームソーダを食べる水木、かわいいわああああ!!!
沙代「クリームソーダ!あぁ素敵!この村にはお茶屋さんひとつありませんのよ」頬を赤らめて手のひらを合わせる。そしてちょっとむくれた顔をする。この時の沙代はマジで可愛い。ここには計算がない気がするんだよな。純粋に女の子としてクリームソーダへの憧れが感じられていいよなあ。
水木「村を出たことは?」
沙代「……いいえ、一度も」ちょっと顔が強張る気がする。声も低くなる。
水木「今度時弥君と一緒にいらっしゃい」
水木と沙代の後ろを克典を乗せた車が通る。
沙代「……わたくし、あなたと行きたいですわ」
水木「えっ」
この「えっ」の前の水木が目を閉じてる顔がかっこいいのよ(一時停止)そして「えっ」って驚く。思いもしなかったことを言われて、本当に驚いている。子供がそんなことを言うとは思わなかったんだろうな。水木の中では
『今度時弥君と一緒にいらっしゃい』
『わあ、嬉しい!絶対ですよ、約束ですからね!きゃー!くりいむそおだ♪』ってはしゃぐと考えていたんだろうなあ。
まさか女を匂わせて来るなんて思わなかったんだろう。そりゃ動揺するよね。沙代さん顔がマジだしね。
そこにやってくる克典。
克典「なんだね、もう勝手に仲良くなったのかね。君も隅に置けんな水木君」
振り向く水木。慌てて煙草をしまう。火をつけ損ねた。
水木「い、いいえ! 別に、そういうことでは……っ」
ここ、沙代を手玉に取ったら社長の印象悪くなっちゃうと思ったのかも?水木の目標はあくまで『M』だから克典に臍を曲げられると困るんだよね。
沙代「そうですわお父様ったら」
克典「すまんすまん。だが父親としては気になってな。実際のところどうなんだ?」いるーーーーー!!こうやって「ん?どこまで行ったんだ?キスはしたのか?」みたいにデリカシーなく聞いてくる昭和の男!克典、お前もか!!
しかし克典的にここは重要だよね。克典は沙代が自分の子供じゃないって知ってるんだから、気にしなくても良さそうなのに、やはりそこを気にするということは沙代を政略結婚の道具とみなしているということなんだろうか。私的には誰の種とか関係なく沙代を娘扱いしてくれてればいいなと思うのよ。克典が好きだから。真っ正直に沙代を心配できないから、不器用な昭和男ムーブでこんな風にしか言えないんだったら萌えるわ。
でも、水木が龍賀屋敷に来たとき、女中さんに「あとで離れに案内してくれ」ってシーンもさ、女中さんは「え、でも今夜はお篭もりじゃ……?」って恐る恐る聞くんだよね。克典は「だからだよ」って言うけど、これ、もしかして浮気相手を離れによく通していた、という証言じゃないのかな?女中さん的には(え、お篭もりなのにニャンニャンしちゃうんですか!?)みたいな気持ち?(その場合、女中さんの中での水木の立ち位置は陰間的なものになってしまう……)
でも克典は自分含め一族はお篭もりなんだから母屋じゃなくて離れにいてもらった方がいいだろう、っていう普通の意味。
思わぬ所で過去の行いがバレそうになった場面だったのかな?って思ったけど違うのかな?個人的には克典は浮気してて欲しくないけど、金歯入ってるしなぁ(ゲ謎における庶民の敵的な表現かなと)。
沙代「知りません!」
恥ずかしかったのか、沙代はプイッと行ってしまう。もし沙代がもっと強かで、この場に留まって水木を手に入れたいと願っていればもしかして克典のゴリ押しと水木の出世欲でワンチャンあったかもしれないのかななんて思ったりする。水木に沙代をどうこうする気持ちはなくても、龍賀一族に食い込めるなら、と考えたり……
克典は仮面夫婦の乙米の鼻を明かしたかっただろうし、時麿が居なければ長田家を押さえて覇権が取れるかもしれないとか考えた?
『M』の秘密と野心を持つ水木が味方になれば可能だと計算したかも。
水木「社長、僕はけして……っ」釈明しようとする水木。
しかし克典の思惑は別にあった。
克典「いやぁ、構わんよ。ことと次第によってはあれを龍賀の名ともにくれてやる」
水木「え」←ここ、もしかして権力を握れるのか?その可能性が俺にも?的な淡い期待が見える声色みたいに感じられるのよね~私だけ?
克典「……少しいいかね」
場所を変えようと提案する克典。運転手さんもいるし内密の話をしたいという雰囲気。
今日はこの辺まで。

はあ~~~~~~、面白い!!何度振り返ってもゲ謎は面白いなあ!まあ、刺さらない人もいるかもしれないし、苦手だと思う人がいるかもしれない。でもわたしは好きだな!!!!

ところで最近続々とゲ謎の通販で買ったものが届きつつあるのですが、ハマりたての頃はいらないかな?と思って敢えて注文しなかったものが、今になってどうして注文してなかったんだよォおおおおおお!!と血涙を流すことになっているので、東映さんに置かれましては是非再受注してほしい……
アマプラで見てハマったという人もいるんだし、哀れな狂骨を救済しておくれ……
つか、なにを注文したのかちゃんと覚えていない私も問題ですね……把握してて私……

次は⑪M-克典の誘い-ですね。
さそい、ではなくいざない、と読みたいですね。ではでは。


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