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大槌町地おこ 2023年8月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
昼間の異常な暑さも残りつつ、朝晩が少しずつ涼しくなってまいりました。
最近夜少し肌寒いと思って、毛布を用意してかぶって寝るようにしたのですが、朝が近づくと日差しが入って暑くなるのか、起きたら何もかけていないことがよくあります。
この時期のちょうど良い寝具を用意するのが下手くそです。
そんな私の、8月の報告をさせていただきます。


大槌暮らし17カ月

大槌町に来て二度目の夏休みシーズン。
町内の子どもたちがお外で遊ぶ声が聞こえて、どこか懐かしい気持ちになる8月でしたが、我が家にも矢巾町に住む3姉妹のめいが夏休みを利用して遊びに来ました。

7月の末からお盆までの約2週間の滞在でしたが、お仕事や出張が重なり私はあまり相手ができませんでした。
それでも、海で遊んだりおいしいものを食べたりと、とても楽しかったと言っていました。

泊まりに来ためいと遊ぶみつちゃん。構ってもらえて嬉しそうです。

一番上のめいが今年12歳になるのですが、自分の生まれた年に発生した東日本大震災について知りたいと言うので、一緒におしゃっちの図書館に行ったり緊急避難場所の近くへ行ったり、PCで町の画像を見たりして震災発生当時の大槌町のことを学びました。
本当は経験を話して聞かせるのがよく伝わるのですが、当時の状況や想いを体験していない私の口から話すのもいかがなものかと思い、資料や本の解説と事実のみ説明をしました。

資料からたくさんの情報を得て言葉を失ったり首をかしげたりしていためいも、ノートにまとめた最後に自分で感じたことをつづっていました。
こうして学んだことが、小学生のめいにどのような想いをもたせたのか、考え方にどんな変化があったのかは本人にしか分かりませんが、震災について関心を持ったことに感慨深い気持ちになりました。
この夏に学んだことが、めいにとって大切な経験になることを願っています。

ついに設立!特定地域づくり事業協同組合

特定地域づくり事業協同組合の設立取組もいよいよ佳境。
4月から協議を行い作ってきたものが目に見える形になり、期待やモチベーションが上がると共に責任を感じることが増えました。
また、対外的に組合の設立業務について説明を行う機会が増え、一層身が引き締まる思いを感じています。
これを自信につなげられるか、プレッシャーに感じてしまうかはこれからの身の振り方次第と思うので、これまで以上に自覚をもって取り組んでいきたいと思います。

8月4日、盛岡にて行われた特定地域づくり事業協同組合ブロック説明会に参加しました。
現在設立中の自治体やこれから立ち上げを検討している自治体に向け、制度の概要・交付金の説明と、他県で事業を開始している組合の事例報告について聞いてきました。

事例報告を聞いていて感じたのは、特定地域づくり事業協同組合の運営には地域の方々との密接な連携が不可欠だということでした。
本制度の目的のひとつに地域産業の発展があるため、事業の本質を地域の事業者によく理解していただかなければ組合の意義をなさず、円滑な運営ができなくなります。
今回お話を聞いた組合では、地域の事業者や住民の方々と事務局との間でコミュニケーションをしっかり行い、常に交流をもつことで事業や組合について理解を得られることが出来たそうです。
我々もまだまだこれからの組合ですが、地域の人とのつながりを大切にしながら様々なことを試し、より良い組合運営を行ってまいります。

8月8日、創立総会を開催しました。
この日をもって、大槌町に特定地域づくり事業協同組合が設立しました。

創立総会の様子。

組合の名称は、「おおつち百年之業協同組合」。
発起人の皆さまとの協議から、本組合をとおして長く続く仕事を作っていくという思いを込めて命名されました。
ここから振興局に組合設立の認可を行った後、法人の設立登記の手続きに入っていきます。

まさに組合創立がスタートライン。事務作業が増えますが、引き続き対応します。

都会へ出張「テーマから探す!移住フェア」

8月6日、東京・有楽町の東京交通会館で行われた「テーマから探す!移住フェア」に、大槌町から移住定住事務局が出展しました。
地域にしばられず、暮らし方や働き方・やりたいことから移住を検討することのできるイベントです。

全国から約90の自治体・団体が出展するとあって会場もそれなりの広さがあり、多彩なテーマを冠したブースがフロアを埋め尽くしていました。

会場の様子。たくさんの自治体・団体が出展しています

我々は「地域ならではの働き方」のエリアに、地域おこし協力隊の募集をメインに訴求を行いました。
働き方に関連するかたちで、設立中の特定地域づくり事業協同組合についても少しだけ紹介をしました。

組合のチラシも置いていました。

ブースに立ち寄った参加者の方には、働き方や派遣先となる事業所に興味を持ってもらうことができました。
地方移住を検討している方からは、やはり仕事の情報について聞かれることが多い印象です。
移住先として大槌町を選んでいただくため、移住後に安心して自分らしい生活をしていただくために、移住先選びのポイントや働き方についてしっかり説明しました。
来場者の方に、地域おこし協力隊や組合について興味を持っていただくことができ、嬉しい気持ちになりました。

8月のおおつちゴハン:愛情たっぷりオクラ

夏野菜のおいしい季節。
夏にとれる野菜はビタミンやミネラルを多く含む野菜が多いため、夏バテの予防や暑さによる疲労回復にとても良いそうです。

夏休みに遊びにきためいが、家の庭で育てているオクラを少しだけ分けてくれました。
愛情がこめられたオクラは、スーパーで売っているものより大きめで綺麗な緑色をしていました。
ご近所の方からいただいた青シソと一緒に、明太子スパゲッティにして食べました。
夏バテ防止にとても良い組み合わせです。おいしい!

立派なオクラと新鮮な青シソをたくさん使いました。

ついこの間まで赤ちゃんだっためいの成長を感じながら、仕事や暑さに疲れた体を癒した食事でした。

以上、8月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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