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大槌町地おこ 2023年9月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
夏の暑さが嘘みたいに過ぎ去って、涼しくなったと思ったらいきなり秋になりました。
今年も、朝の冷え込みに怯んで厚着をして出かけては日中の暑さにやられる日々がやってきましたね。
寒くて風邪をひくよりはいいのですが、成長することなく毎年同じミスをして後悔しているような気がします。
そんな私の、9月の報告をさせていただきます。


大槌暮らし18カ月

楽しかった8月の連休を思い起こす間もなく始まった9月。
いつも連休の後はモチベーションが下がってしまい心身ともに不調になりがちなのですが、そうも言っていられない2年目の秋。
3年の任期で始まった地おことしての活動も、もう折り返し地点に到達しようとしています。

地域おこし協力隊の任期から言えば、着任一年半を経過するこの時期は既に卒業後を見据えて次のフェーズに入っている頃。
活動は人それぞれと思っていても、同期の協力隊が自然と卒業後のことについて会話しているのを耳にするようになりました。

これまでの報告書でも幾度となく書いてきましたが、着任当時は右も左も分からず生きていくこと自体に必死だった私。
3年後どころか、明日の自分を想像することもままならなかったのを覚えています。
目の前を日々をなんとか生きて現在に至りますが、着任当時より確実に忙しいのにも関わらず精神的に余裕を持つことが出来るようになりました。

我が家に導入された自動給餌機に興味津々のみつちゃん。お留守番の夜も安心です。

特にこの8月から9月にかけて、役所への申請手続きが集中しており多忙な日々を過ごしていました。
夕方以降の会議が増えて帰宅が遅くなったり、出張や外出が増えたりといったことが増えながらも、不思議と現状を楽しめる余裕があることに少し驚いています。
また、地域おこし協力隊の卒隊後の活動について、自分でも無意識に「こうなりたい」「あれやりたい」といった具体的な目標をすこしずつ持てるようになりました。

忙しい時期がどう影響したかはまだ分かりませんが、忙しさすらも自分の糧に出来るようになったと思い少し自信になったような気がします。
地域おこし協力隊の任期もあと一年半。
ここからは自分の行動に後悔がないよう、日々大切に過ごしていきたいと思います。

おおつち百年之業協同組合 設立手続き

8月に創立総会を終え、この世に誕生した「おおつち百年之業協同組合」。
9月からはいよいよもって事務処理のターン。
設立に向けた申請の手続きのほか、開業に向けた準備やイベントが増えてまいります。

9月14日、盛岡地方法務局へ法人設立の登記を行いました。
本組合は事業協同組合のため、法人として登記を行い事業運営していく必要があります。
法人登記に必要なものが何かも分からない私でしたが、人生のうちそう何度もできない経験なので、代行を使用せず自分で手続きしたいと思い、書類の作成や提出を進めました。

担当してくださった登記官の方が親切に対応してくださり、事前に書類を確認いただけたので比較的スムーズに申請が進みました。
登記する所在地に誤記があったことからちょっとした問題が発生し、役員のみなさまに再度ハンコをもらう事態にも陥りましたが、なんとか登記を完了させることができました。

無事に「おおつち百年之業協同組合」という記載の入った登記簿謄本を見て、感慨深い想いになりつつひとつ終わったと大変に安心しました。
法人登記が完了し法的にも組合が設立しましたが、ここから更に申請業務を進めなければなりません。
まだまだ休む暇もないですが、気を引き締めてまた対応していきます。

組合設立 町民報告会

9月22日、おおつち百年之業協同組合の設立についての報告会を実施いたしました。
事業者の方だけではなく、働き方や制度そのものに興味のある方など、町内外からたくさんの方にお越しいただきました。

報告会の様子。たくさんの方にご来場いただきました。

理事長の挨拶と、町長からの祝辞を賜り始まった報告会。
これまで行ってきた設立までの取組と、組合の概要・今後の展望について説明を行いました。

質疑応答の時間には、事業者・働き手・関連団体の方々の様々な目線からご意見・ご質問をもらうことができました。
これまでなかった働き方なので、疑問や懸念がまだまだ多くこの報告会の中で払拭しきれなかった点も多々あるかと思います。
今回説明しきれなかった事柄や、今後の事業などについて引き続き説明・報告の場を設けていきたいと感じました。

役員の皆さまの集合写真。喜びもひとしおです。

色々な懸念が残りながらも、まずは設立・始動のご報告ができたことに一安心。
次の機会には、更に良い報告ができるよう頑張ります。

東京出張「新・農業人フェア」

9月30日に東京・池袋で行われた「新・農業人フェア」。
大槌町と釜石市の合同で形成される農業振興協議会が出展するとのことで、就農を目的とした移住促進方策の説明のため、移住定住事務局として参加しました。

広い会場に、たくさんの参加者が来場しました。

釜石・大槌地区での新規就農者を誘致するほか、「半農半X」(農業をしながら、他に自分のやりたいことを行う)ができることを訴求するため、移住方策や設立したばかりのおおつち百年之業協同組合についての資料を携えブース出展しました。

釜石・大槌地区のブース。準備はOKです。

来場総数1,000組を超える大規模なイベントだっただけに、ブースを訪問する方も様々。
中には農業もやってみたいけど漁業・観光業にも興味があるという方もいて、パンフレットをしっかり読んでお持ち帰りいただきました。
ただ、出展数が多く広い会場だったため、ブース訪問者が少し伸び悩んだことが課題です。

初めて参加する大規模イベントでしたが、興味を持ってくれた来場者にしっかり説明ができたかと思います。
今回分かった課題や今後必要なものは、また次回きちんと準備をして出展に臨みたいと思います。

9月のおおつちゴハン「大きな大きなタコ」

八本足の軟体動物タコ。
何をどうしてもおいしくなるタコは内陸で生まれ育った私でも幼少期から大好物です。
9月のとある日に、頭も足も大きいタコを丸ごと一匹いただきました。
茹でたり焼いたり炒めたりしながら毎日食べましたが、最後まで飽きる事がありませんでした。おいしい!

とても大きいタコでしたが、少しずつ大事に食べました。
茹でただけじゃ飽き足らずパスタにも投入!

ゆでたタコはワサビ醤油で食べていたのですが、塩とゴマ油で食べてもおいしいと教えてもらって、贅沢にも食べ比べたりもしました。
もらうこと・教わることに慣れてしまってとても恐縮なのですが、それでも毎回いただく大槌の幸には感謝してもしきれません。
たくさんの優しさに感謝しながら過ごす9月でした。

以上、9月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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