見出し画像

大槌町地おこ 2024年2月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
2月の終盤はいきなり大雪が降って、町の景色が一気に変化しました。
とある朝に車の雪下ろしをしようと思ったのですが、車用のスノーブラシが手元になく、仕方なく車内にあった折り畳み傘とタオルを駆使して慎重に雪を下ろしました。
スノーブラシって、雪が降らない時期が続くとすぐなくしてしまうんです…。ものは大事にしないといけないですね。
そんな私の、2月の報告をさせていただきます。

大槌暮らし23カ月

暖冬の今年は本当に雪が降らず、このまま春が来るんだろうなと思っていた矢先の銀世界。
地元にいた頃はこのくらいの積雪は毎年のことでしたが、大槌暮らしに慣れてしまった今ではすっかり雪に弱くなりました。
アパートの階段を下りる際に雪に足を取られてあやうく転げ落ちそうになったり、凍った舗道で滑って転んだり、とても人に見せられない様子で毎日をなんとか過ごしています。
雪国育ちの人は冬や雪に強いだろうとよく言われますが、実は私そこまで得意ではありません。
特に雪の日の車移動が苦手で、出発前の雪下ろしから到着後の駐車まですべてにおいて嫌いです。

急に寒くなり風邪をひいてしまったみつちゃん。鼻水が出ています

この前テレビで、首都圏に住む若い方が車の雪下ろしについて「何をどうすれば良いのか分からない」と言っているのを見かけました。
首都圏ではとくに雪道の運転に慣れない方もいますが、確かに教習所で習うようなことでもないような気がします。
簡単ですが、カーディーラーで働いていたころの知識をちょっとだけ書いておこうと思います。

車の雪下ろしには冒頭で述べたスノーブラシが不可欠なのですが、これがないときは段ボールや厚紙を雪で少し濡らして使用すると便利なんだそうです。傘なんて使うと車が傷つくので、絶対に使ってはいけません。
雪国では冬場にワイパーを上げて駐車しているのをよく見かけますが、これはワイパーのゴムがガラスにくっついたまま凍るのを防ぐためです。凍ったまま作動させるとワイパーが壊れるんですって。
また、フロントガラスが凍結した際は暖機運転をしてゆっくり溶かすか、氷を溶かす作用のあるウォッシャー液を使うなどの工夫が必要です。これも無理にワイパーを使おうとすると、ゴムが傷んでしまいます。

岩手県でも内陸と大槌町とでは気候が全く異なるので油断していましたが、今回のような突然の積雪にもなんとか対応できました。
あまり重要視されない知識ですが、安全にも関わることなので東北での暮らしには欠かせない知識だと思います。
春まではあともう少しですが、まだ不安定な気候が続きます。
安全と健康には気をつかいながら暮らしを楽しもうと思います。

おおつち百年之業協同組合 運営業務

組合事業が開始して3ヵ月経過した2月。
派遣事業が順調に行われ、それに付随する事務作業なども何度か経験したおかげでようやく慣れが出てきたような気がします。

労務管理や経理事務に加えて、3月に派遣を行う際の契約書の作成と就業条件の明示書なども作成を行いました。
派遣を行う際の契約は基本契約と個別契約の二つに分かれていて、当組合ではそのいずれも締結しないと派遣ができないことになっています。
基本契約は派遣先となる事業者さんと派遣取引を行う旨の確認や派遣料金などを定める契約です。
個別契約はその名のとおり派遣する職員さんの人数や個別の就業条件などを細かく定める契約です。
派遣法では、個別契約の締結と保管が義務付けられます。

関連する法令を確認して、記載方法や条件に不条理な点がないかを毎回チェックするのですが、少し慣れてくると「あの法令の第22条にこう書いてあった」まで分かるようになってきます。
法律の勉強をしていたわけでも専門家でもないので詳しく理解しているわけではないのですが、労働に関する身近なものとして捉えられるようになってきました。
決して無駄にはならない知識。日々の業務で覚えたことをきちんと反芻しながら取り組んでいきます。

岩手県知事との意見交換会

2月16日、エスポワールいわて(盛岡市)にて「岩手県知事との意見交換会」が開催されました。
岩手県中小企業団体中央会の主催にて毎年実施されている本会は、今年度は「人口減少を乗り越え地域の未来を切り拓く中小企業組合の取組」がテーマとなりました。
我々おおつち百年之業協同組合は、当組合の設立経緯や取組内容がテーマに合致していると推薦をいただき、理事長とともに出席しました。

達増知事に向け事例発表。取組の内容や今後の展開について評価をいただきました

知事との意見交換だけでなく、設立の想いや今後の展望を県当局へ直接お伝えすることで当組合を認知いただくため、約20分の事例発表を行いました。
これまで経験したことのない空気にとても緊張しましたが、しっかりと想いを乗せてお話しすることができました。
また、他の団体の事例発表から、運営や事業展開の参考となる取組について聞くことができ、学びを得るとともにとても良い刺激になりました。

出席者全員での記念撮影。緊張しすぎてニッコニコです

今回の発表は、今までの歩みを整理をする良いきっかけにもなりました。
おおつち百年之業協同組合の事業発展のために、まずは町内外での認知度を上げることが当面の方策となりますが、直接的な広報や求人掲載と合わせてこのような発表の場にも引き続き出席をしていきます。

2月のおおつちゴハン「永遠の海のミネラル」

2月といえば、早採りワカメの季節。
去年のこの時期にも、お知り合いの方からボイルした早採りワカメをポリ袋にパンパンに詰められた状態でいただきました。
今年はというと、なんとご自身でも食べきれないほどいっぱいあるとのことで、大きめのボウルに山盛り状態の生ワカメをいただきました。
いつも本当にありがとうございます。
しゃぶしゃぶにしたりお味噌汁に入れたり、なんなら和えたり炒めたりもしてひととおり堪能しましたが、そろそろ別の食べ方をしたいと思い趣向を変えてワカメご飯にしてみました。

白出汁で炊いたお米に混ぜて、ちいさめのおにぎりにしました

ワカメは軽く茹でた後に刻んでご飯に混ぜています。
シャキシャキの食感は残りつつも、しゃぶしゃぶやお味噌汁とはまた違う味わいになりました。
いただいたワカメはまだなくなりませんが、更に食べ方を変えて新しい発見をしてみたいと思います。

以上、2月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?