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大槌町地おこ 2023年1月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
毎日厳しい寒さが続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私はここ最近の強い風に毎日震えながらお外に出ています。
なるべく寒くならないように…とたくさん着込むので、どうしても着ぶくれしてダルマみたいな格好で出かけています。
暖かい季節が恋しいですね…。
そんな私の、1月の報告をさせていただきます。

移住10か月

早いもので、昨年4月に矢巾町から大槌町へ移住してから10か月が経過しました。
2023年を体調不良で迎え、年明けから早くも体力ゼロの状態で過ごしていましたが、そこに訪れた最強寒波で更にやられてしまったような気がします。

人生の大半は岩手県にいたので、東北の冬は慣れていました。
ただ、寒くなると同時に心身の調子を崩しやすい体質なので、どうしても寒い季節は苦手です。
矢巾町は毎年雪が積もって一面真っ白になり、外を見るだけで憂鬱になるほどだったため、冬場は全く外に出ないことも多くありました。

コタツから顔を出したみつちゃん。とっても不機嫌です。

大槌町の冬も、雪は少ないもののやっぱり厳しくて、体調も優れずあまり外に出られなかったのが心残りです。
町内では地域の新年会や行事が盛んに行われていたようで、そういった交流の場に出ることができなかった自分にまた悔しさを感じることもありました。
去年も同じように悩んだことを思い出しつつ、それでも悩みすぎないように、「今年の目標」としてとらえることにします。

移住して10か月。
大槌での暮らしが長くなるにつれて、心身共に心配や不安を抱えすぎないようにすることができるようになってきました。
とはいえ、努力が必要なところはしっかり引き締めてまたお仕事していこうと思います。

インタビュー記事制作

インタビュー記事の制作を実施しています。
先月に引き続き、公開予定の記事の完成イメージを検討したり、Webサイトでの編集作業をしたりしています。
その中で、今回もカメラを持って記事に使う写真の撮影に行きました。

大槌町内の学童2施設にて、普段の様子を撮影。
放課後の子どもたちが元気に遊んでいる様子や、スタッフの皆さんとの触れ合いを写真に収めました。

撮影中、おともだちが砂で作ってくれたチョコケーキ。完成度が高いです。

撮影の途中で子どもたちが一緒に遊んでくれたり、クラス内で流行っているものや得意なことを教えてくれたりして、すっかりおともだちに。
また、職員さんとのお話の中で、お子さんとの接し方や大槌町での子育てや暮らしについてお聞きしたり、暮らしのことについてお話ししたり。
ついつい長い時間お邪魔してしまいました。
移住定住事務局の仕事はもっぱら事務所内の仕事で、外に出ることがあまりないため、こんなふうに町内の方と会話や交流ができるのは、インタビュー取材担当の特権だと思っています。

取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました!
今後のインタビュー公開もお楽しみに!

特定地域づくり事業協同組合 設立準備

こちらも引き続き準備をしています。
1月はひたすら引きこもり、協議に向けた資料の作成と手続き関連の書類準備をしていました。

通常の事業協同組合の設立と同様、様々な手続きを経る必要があります。
また、社会保険や労働条件など、働き手を雇用するのにどんな手続きが必要なのかも、情報を洗い出して資料を作っています。
会計や労務のことは無知な私。
資料や書類作成のために学びはじめるなかで、こんなにも複雑な手続きや規定があることに驚き、同時に気が遠くなりました。
こういった多くの事務処理も、職員が安心して働くために重要な業務なんですね。
私もこれまで何気なく働いていましたが、普段から事務をしてくれていた会社や事務所の担当に改めて感謝したいと思いました。

準備の準備を終えて、これから事業者のみなさまとの協議に入ります。
まずは、「設立のために何を決める必要があるのか?」を説明しつつ話し合いを進めていきます。
先は長いですが、頑張ってまいります。

岩手NPO×県内企業交流会

1月20日、いわて県民情報交流センター(アイーナ)にて開催された、「岩手NPO×県内企業交流会」に参加しました。
特定地域づくり事業協同組合の設立・運営に向けて、県内各地の団体や企業がどのようにして地域と関わりを持っているのか、またどのような点を課題としているのかを直接ヒアリングできる機会でした。
前日には大槌会場にて開催されていましたが、県内広域の団体や企業の方に話を聞きたいと思ったため、あえて盛岡会場へ。
なかなかお会いできない団体の方や企業の方と交流することができました。

会場の様子。

交流会は、SDGsへの取組や考え方を理解するためのカードゲーム体験と、その体験を通して感じた課題の共有を主として行われました。
今まであまり身近に考えていなかった社会課題も、地域や組織単位だけでなく個人としても考えていくことでより当事者意識を持つことが出来ました。
また、県内各地から参加した団体・企業の方々との意見交換から多くのことを学ぶことができました。

都市部のように先進的な情報網を持たない分、地方では自治体や地域の人との交流・連携を強化することで、地域の課題や地域活性化について一緒に考えることが出来る。
民間組織だけでは難しい社会貢献への取組も、地域の人と協働することでより大きな効果を生むため、団体や企業としても大きな成長の機会となる。

団体や企業が地域に溶け込むことで、地域だけでなく事業や経済に良い影響が出るという意見を多く聞くことが出来ました。
もちろん課題や難しいことも多々あるものの、それすらも共有し一緒に検討することができれば、より良い地域社会を築けると感じます。
ここで得た経験や考え方を、今後の組合運営に活かせるよう努めて参ります。

その他:1月のおおつちゴハン

大槌町に来た当初、冬のイカはとにかくおいしい!と町の方からよく聞いていました。
冬に入って、飲食店で食べたりスーパーで買って食べたりしたイカもとてもおいしいと感じたのですが、この度釣れたてのヤリイカをいただいたので刺身にして食べました。
やっぱり新鮮なものは味も食感も違いました。おいしい!

ヤリイカの刺身!罪深い切り方!!

余談ですが、職人さんのように芸術的な刺身にするにはどのくらい修行すればいいんでしょう?
技術だけでなく包丁や何やらも特別なのでしょうが、素人には簡単に真似できないからこそ、職人さんが必要なのですね。

以上、1月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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