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大槌町地おこ 2023年4月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
桜の季節がいつの間にか過ぎ去り、山の緑色が鮮やかになってきました。
でも、まだ雨が降ったり風が強く吹いたりする日には気温が下がるので、相変わらず暖房に頼ってしまいます。
去年のこの時期はよく夜中に強風の音で目を覚ましていましたが、今年は不思議と気にすることなく眠れるようになりました。
ただ、今でもよくドアが風に持っていかれたりするので、油断は禁物ですね。
そんな私の、4月の報告をさせていただきます。

2年め。

大槌町地域おこし協力隊2期生として2年め。
大槌町移住定住事務局として2年め。
何より、大槌町民として2年め。
去年は全て初めての経験だったものが、この4月で一周して2回目の経験になりました。

ヒトの膝の上で大あくびのみつちゃん。大槌での暮らしも板についています。

冒頭でもありましたが、去年のこの時期には気になっていたことが気にならなくなったり、日常に変わっていったり、2年めにして「慣れ」を実感するようになりました。
当初は早めに慣れて、早く自分の日常にしていきたいと思っていましたが、2年めの今、この「慣れ」が少し怖くなってきている私がいます。

「慣れ」が出てきた影響で、何か慢心して失敗するんじゃないか。
「慣れてきた」って自分で勘違いしているだけなんじゃないか。
本当は、まだまだ何も一人で出来る事なんてないんじゃないか。
相変わらずの心配性なので、最近はよくそんなことを考えながら仕事しています。

こういった不安や恐怖が表れてきたときは、よく去年に書いた日記や文章を読み返します。
心配性なうえに「慣れ」すらない去年の私は、それでも自分が何なのか、何がしたいのかを一生懸命探っているように感じました。
読み返して気恥ずかしい気持ちになりましたが、去年の自分を見て、少し勇気を持てたような気がします。

色々な経験を積んで「慣れ」がでてきた2年めの私。
これからもっと「成長」できるよう、今年度も日々を大切に過ごしていきます。

特定地域づくり事業協同組合設立準備

引き続き組合の設立準備に取り組んでいます。
これからは他の事例とは関係なく、大槌町としての具体的な手続きが伴う取組になるため、協議だけでなく書類の作成や申請を並行していく必要があります。
頭と神経をたくさん使う作業が多くなりますが、同時に形が見えるようになってくるためモチベーション自体も上がってきます。

4月11日、第4回目の設立勉強会を開催しました。
この日は、働き手の給与形態の種類を知り、それぞれのメリットやデメリットを確認したうえで、どの形態が最も適しているかなどを検討・協議しました。

勉強会の様子。

この日協議した内容を踏まえ、次回は働き手の就業規則案を協議していきます。
特定地域づくり事業協同組合の制度は働き手の労働環境を整えることを目的のひとつとしているため、就業規則も重要な要素となります。
法令に基づきながら、地域の状況に沿った規則に出来るよう、参加者みんなで協議していきます。

4月26日、「特定地域づくり事業協同組合 町内事業者向け説明会」を実施しました。
町内の事業者のみなさまや関係団体の方々に向けて、本制度を活用するメリットと、この後実施する設立発起人の募集について説明しました。

会場は満員。たくさんの事業者の皆様にお越しいただきました。

ご来場いただいた事業者の方からの質問や意見をお聞きすると、やはり「画期的な制度ではあるものの、大槌町でどのように運営していくかイメージがつかない」という声が多かったような印象でした。
制度だけでなく、まだ「マルチワーク」という働き方が広く認知されておらず実際どのような運営になっていくかも決まっていないため、今回の説明会で深く説明が出来なかったのが悔やまれます。
ただ、これまで本制度を知らなかった方々から「運営が始まるのを期待している」「派遣先事業所として興味がある」との声が聞けたことは今回の説明会での収穫ではないかと感じます。

現在実施している、設立発起人の募集を経て、いよいよ発起人が確定します。
分からないことや私一人ではどうにも対応できないことも増えてくるので、周りに協力を仰ぎながら着実に取り組んでいきます。

インタビュー取材もう少し

4月は、2件の取材実施と1記事の公開を実施しました。
私も完全にバトンタッチするわけではなく、まだまだやることが残っているため、もう少し対応していきます。

取材中の様子。インタビュアーさんがお話を聞いてくれます。

吉里吉里港付近で、藻場保全活動をしているみなさまを取材。
前日は雨でしたがこの日は天気がよく海もキラキラして良い写真も撮れそう!と思ったのですが、いかんせん風が強い。
活動の合間をお借りして、インタビューを実施しました。

今年度は町民の方や地元事業者だけでなく、新たに地域活動をする方々のインタビューも実施していきます。
より充実したコンテンツになるよう、事務局メンバーみんなで引き続き精力的に取り組んでいきます。

4月のおおつちゴハン:スパゲッティとシラスと山

大槌での2回目の春。
今が旬のシラスを食べるため、いつものとおりパスタを茹でます。
スーパーで買った明太子でソースを作って、スパゲッティの上にシラスと薬味と一緒に山のごとく盛って食べました。
昔は苦手だったシラスも、今では好き好んで食べるようになりました。おいしい!

とにかく高く盛ると、おいしそうに見えるとか…。

大槌町では何がどの時期においしくなるのか、それすらも分からなかった去年でした。
(とにかく、山の幸も海の幸もなんでもおいしいと聞いてはいましたが…。)
近所の方や知り合った方々から季節ごとにおすそ分けをいただいて、季節の移ろいや時期ごとに大槌町でおいしくなる食材を知ることができました。
大槌の自然の恵みと町のみなさんからのおすそ分けで、2年めも元気に活動していきます!

以上、2回目の4月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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