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大槌町地おこ 2023年3月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
春の気候になり、朝日が昇るのがずいぶん早くなりました。
早起きのみつちゃんは日の出とともに起きて遊び始めるのですが、最近では早く明るくなるので、4時を過ぎると棚から物を落としたり机をバリバリ引っかいたり、派手なイタズラを巧みに使い人間を起こしに来てくれます。
この一年で、寝坊することもなく朝がとっても強くなりました。
そんな私の、3月の報告をさせていただきます。

移住1年!

昨年の4月に大槌町へ移住した私。
アパートの契約や荷物の運び入れのために、その以前の3月から何度か大槌町へ足を運んでいました。
期待と不安、私の性格上不安を少し多めに持ちながら始めた移住生活。
最初は文字通り右も左も分からない状態で、とにかく生活に慣れることに必死でした。

1年でおねえさんになったみつちゃん。首輪もピンクのかわいいやつに新調しました。

移住した当初は、どこか感情が抜けていて引きこもりがちだった私。
仕事も暮らしもなかなかリズムをつかむことが出来ず何度も悩みました。
「何しに大槌に来たんだっけ?」
「誰が私を必要としているんだっけ?」
でも、悪い方向に気持ちが向いたときでも、不思議と地元に戻りたいとは思うことがありませんでした。

つらいときに誰かに相談したり、気分転換に外に出てみたりして気持ちを変えられるようになりました。
若い頃のように「成長した」とすぐ実感できなくなってきたこの頃ですが、それでも大槌町に移住してきて1年の私がこんなに変わることができたのは、町のみなさんがたくさん励ましてくれたり、明るく接してくれたからだと思っています。
移住当初に抜け落ちていた感情や楽しいときに笑う感覚を、町の方との会話のうちにとりもどしてきたように思います。

短かったような、長かったような、それでいて早く過ぎた1年間。
協力隊としての任期はあと2年ですが、やりたいけど出来ていないこと、やらなければならないことはたくさんあります。
1年目で成長したり学んだりしたことを活かしながら、より活発に活動できる2年目としたいと思います。

インタビュー記事

3月は地元事業者さんのインタビュー記事公開を2件実施しました。
取材は一旦お休み、4月からまた再開します。
次年度も大槌町で活躍する町民の方と地元の事業者の方のインタビューを、月1回以上のペースで公開していきます。

「おおつちで生きるひと」インタビュー。
3月現在で、Webサイトに21件のインタビュー記事を公開しています。
サイトを閲覧してくれる方や町のみなさまに少しずつ認知されてきていて、「更新を楽しみにしています!」というありがたいお言葉をいただくようにもなりました。
取材させていただいたみなさま一人ひとりの大切なエピソードや想いが、多くの人に届いていることが実感できて、とても嬉しくなりました。

これまで機械やシステム相手の仕事が多かった私は、そもそもインタビュー取材とは何をするのか、どういう流れで記事が完成するのかなど全く知らない状態で担当になりました。
始まった当初は、取材交渉をするだけでも「失礼のないようにしなきゃ」「内容を分かりやすいように説明しなきゃ」と考えてしまい、なかなかうまく進めることが出来ませんでした。
要領も悪く、インタビュアーさんやカメラマンさんにもご迷惑をおかけしてしまい、自信をなくしたことも多々ありました。

泣き言を言いながら取材を続けていましたが、取材対象者の方や関係する方々と交流していくうちに、だんだんと要領をつかみ「こんな記事にしたい」という考えを持てるようになりました。
また、純粋に町の方々と触れ合ったりお話ができるので、私にとって単なる仕事だけでなく良い交流の機会であったとも感じています。
何よりも、記事が出来上がったときに、取材した方々から「ありがとう!」と言ってもらえるのが、取材を担当していて良かったと思える瞬間です。

去年の大半を費やした取材担当。
実は、今後の他のお仕事の関係もあって少しずつ徐々に仲間へバトンタッチしていきます。
私自身の成長の糧になってくれたお仕事でした。
とはいえまだやり残しているものがあるので、最後まで精いっぱい取り組んでまいります。

組合設立準備

少しずつ確実に、設立に向けて動き始めている「特定地域づくり事業協同組合」。
3月1日、事業者のみなさまと第3回組合設立勉強会を実施しました。


勉強会の様子。

この日は、組合運営の基礎となる定款について、事業者のみなさまと一緒に検討・協議を実施しました。
実際に大槌町でこの組合を運営するとしたら?という想定のもと、定款の素案を作成しました。

また、4月26日に町内の事業者のみなさまへ向け制度説明会を実施いたします。
制度そのものをよく知りたいという方や、これを大槌町内で導入することでどんなメリットがあるかなど、改めてご説明をさせていただきます。
町内で事業を営む方、気になる方はぜひお越しください。

新年度からは一気にスピードを上げて、実務的な手続きに入っていきます。
目を回す日々が続きそうですが、頭も一緒に回して頑張ります。

その他:これまでの&3月のおおつちゴハン

慣れない土地で、どんなに忙しくしてもきちんと食べよう。
そういう思いから、いただいたものや大槌町のおいしい食材を料理して食べたのをひとつだけ記録してきました。
昔からストレスや疲れを感じたりすると食べなくなってしまい、余計に体調を崩してしまうので、せっかくおいしいものがたくさんある町に来たのだから、料理や食事から大槌の暮らしを楽しむためにも食べることを忘れないようにしています。

これまで食べたゴハン。おしゃれな皿と料理と写真の技術が足りていないことが分かります。

3月でなんと食材が1周。
昨年もいただいたメカブを、今年もたくさんおすそ分けしてもらいました。
明太子とよく和えてご飯にのせて食べます。
教えていただいた食べ方ですが、ほんとうにおいしくて数日の間ほぼ毎食これでした。
メカブ、大好きなんです…!

教えていただいた食べ方。無意識に白米大盛りです。

4月からもしっかり食べて頑張ります!

以上、3月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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