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大槌町地おこ 2023年6月報告

こんにちは!大槌町地域おこし協力隊2期生のタニムラです。
気温が30度まで上がったり、突然強い雨が降ったりと最近の気温や空模様に疲弊させられてしまっております。
先日は夜がとても暑くて窓を開けて寝ていたのですが、深夜にいきなり雨に降られてしまい、部屋中水浸しになり結局起きてしまいました。
眠れない夜が続きますね…。
そんな私の、6月の報告をさせていただきます。


大槌暮らし15カ月

天気が悪い日が多く、少し憂鬱になってしまう6月。
去年の6月は大槌に来て2カ月が過ぎ、暮らしや活動に大いに悩んだ時期だったのを思い出します。
今年度は有難いことにお仕事をたくさんもらって活動が出来ているので、自分自身のことで大きく悩むことはそこまでないように感じています。

お部屋の中では雨も気にならないみつちゃん。夏場よく毛が抜けるのが悩みです。

今年に入って始めた資格勉強の中にキャリア形成の目的や支援の方針について学ぶ科目があり、それを自分の活動や性格に当てはめることで、今までしたこともなかった自己分析をするようになりました。
自分自身の性格をネガティブで悲観的だとずっと思っていたのですが、1年以上の大槌暮らしのおかげで少しポジティブに考えられるようになってきたとも感じます。
ただ、学んだとおり自己分析をしていくと、本当は性格が変わったわけではなく無意識に考え方や視点を変え、新しい価値観を得ていたのだと分かりました。
性格を変えることはほぼ不可能に近いため、これまでの経験から少しずつ見方を変えていくだけで、自然と悩みが軽くなっていくのだそうです。
自分のことすら知らなかった私に、新しい価値観や生き方を探し経験することの出来る大槌町での暮らしがとても良い影響を与えてくれているような気がします。
これから環境や仕事が大きく変わる出来事が待っていますが、どんな時でも自分自身の内省を忘れず進んでいきたいと思います。

特定地域づくり事業協同組合設立業務

設立に向けて手続きや準備を実施している、特定地域づくり事業協同組合への取組。
準備を進めるうちに知らなかった手続きが分かってきて、予定変更をしたり再調整が必要だったりとなかなか思うように進まないことが出てきています。
決して予定通りに全ていくとは思っていませんでしたが、焦らずひとつひとつ進めていこうと思います。

5月に設立発起人となる事業者が確定し、具体的な事項を決定していく会議が始まっています。
6月8日、発起人のみなさまと事業計画・規約などの協議を実施しました。
組合事業である労働者派遣を実施するにあたってのルールや、事業開始初年度の運用について確定しました。
また、6月20日には組合の名称と役員の協議、収支予算の確認を実施。
それ以前のおカタイ内容の話とは少し様子の違う、今後の事業や地域での働き方に対する想いを込めた組合名を決めることができました。

協議によって確定した内容は順次申請書類に反映させ、迅速に手続きが出来るよう準備を進めています。
そもそも協同組合って何…?から始まった私には書類を見ただけでは何を書けばいいのかさっぱり分かりません。
組合設立にご協力いただいている岩手県中小企業団体中央会の方に泣きついて、経験も知識もないことをお詫びしたところ、「ほぼ全ての人がそうだから大丈夫ですよ」と軽く返されてしまいました。
この特定地域づくり事業協同組合の設立自体、まだ岩手県内で数が多くないこともあり、行政もみんな探り探りのところがあるんだから、不安に思うことはないと励ましていただいて、少し肩の荷が下りたような気になりました。
これからもたくさん手続きや申請の面で不安なところは出てきますが、過度な苦手意識や不安をもたないよう取り組んでいきます。

岩手大槌サーモン祭り!

6月は「岩手大槌サーモン祭り」の季節!
普段からお世話になっている大槌復光社さんよりお誘いをいただき、「桃畑学園サーモン」つかみ取りの運営ボランティアに参加しました。

参加した子どもたちがつかまえた後、華麗な手さばきで締められたサーモンを袋に入れてお渡しするのが私たちの仕事。
私たちも二の腕くらいあるサーモンを袋越しに、ときに生きたまま直につかんで渡します。

元気に泳ぐ桃畑学園サーモン。子どもたちが期待の眼差しで見ています

桃畑の生け簀で育ったサーモンの稚魚は、秋を過ぎるころの11月に二つの進路に分かれてさらに大きくなります。
桃畑から吉里吉里湾の生け簀に移って大きくなったのが、海育ちの「岩手大槌サーモン」。
桃畑に残って大きくなったのが、川育ちの「桃畑学園サーモン」。
桃畑学園サーモンは主に大槌町内の飲食店や民宿で提供されています。
見た目にも大分違いが分かるのですが、味もよりあっさりしていて食べやすいと私は感じました。

去年もサーモン祭りのボランティアスタッフとして参加したのですが、少し離れたブースにいたためサーモンに会うことはありませんでした。
今年は文字通りサーモンと触れ合い、つかみ取りの熱気や盛り上がりを間近で感じることができて、とても良い経験になりました。
また、参加した子どもたちが真剣にサーモンをつかまえようとする様子や、つかまえた時の嬉しそうな表情を見て私たちスタッフも元気をもらいました。

大盛況のうちに終わったサーモン祭り。
来年もまたぜひ参加できればいいなと思います。
ありがとうございました!!

最後に記念撮影。ありがとうございました!

6月のおおつちゴハン:生でもおいしい大槌サーモン

サーモン祭りの熱気も冷めやらぬ頃。
「岩手大槌サーモン」の文字を求めて、お店を巡って結構な数のパックを買いました。
クセがなくて食べやすい大槌サーモン。
もちろん刺身も食べましたが、アボカドさんが嘘みたいなお買い得商品だったので、せっかくだからと一緒に白米に乗せてポキ丼を作ってみました。
初めて作ったポキ丼でしたが、サーモンの味をいっぱいに味わうことができました。おいしい!

食器を間違えましたし、ゴマを振るのも忘れましたがおいしかったです。

ちなみに、日本で呼ばれる鮭とサーモンの違いについてはいくつかの説があるそうですが、一番わかりやすいのは「生で食べれるか食べれないか」だそうです。
天然か養殖かの違いもあるのですが、天然の鮭がエサとして食べるものにはアニサキスなどの寄生虫が含まれていることがあるため生で食べるのには適しておらず、加熱して食べるのが一般的なのだとか。
対して、養殖されたサーモンはエサが管理されていて、寄生虫が混入することがないため生でも安心して食べることができるのだそうです。
全て受け売りの知識ですが…生でおいしいサーモンは、事業者のみなさまの徹底した管理のおかげで食卓でも安心して食べられるんですね。

以上、6月の報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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