ロサンゼルス生活25日目

本日もサニーデイ。気温はそれほど高くないが、日差しが強い。こちらの春の特徴なのだろうか。この時期がロサンゼルスの一番いい時期だと耳にした。そうなのか。

朝から近所のお寺へ。来週のイベントに向け、ロケハンである。厨房を見せていただく。広い。コンロも4口ある。また必要そうな調理器具はだいたい揃っているようである。使えそうな調味料などもあった。とりあえずは一安心である。

午後からはサンフェルナンドバレーへ。妻の仕事に同行する。本日はお客様がいらっしゃった。助手のようにあれこれと立ち回る。これでも元ジャパニーズサラリーマンである。なんとなくそれなりに空気を読んで、なんとなくそれなりに立ち回るのは上手なのだ。そんな自分が時々嫌になったりもするが、そういう能力も生きていく上では必要なのである。仕方がないのである。みんなが喜んでくれるならばそれでいいではないか。

今日は珍しく二件も用事が入っていた。そのためか自宅に帰るとぐったりしてしまった。

それにしても煙草である。日本から持ってきたワンカートン(200本)の煙草がついに切れてしまった。私はメンソール煙草を日本では愛煙していたのだが、なんとアメリカにはメンソール煙草が売られていない。知らなかった。メンソール煙草は普通の煙草に比べて吸いやすい。ハッカの味で煙草特有の苦みがマイルドになる。アメリカはそこに目をつけたらしい。メンソールを禁止すれば、若年層の喫煙への導入を押さえることができるのではないかと。アメリカさん、まさにその作戦アタリだと思います。ええ。きっと効果覿面でしょうよ。その作戦考えた人天才ですよ。

だが困ったものである。煙草がないのは困る。しかしメンソールは売っていない。しかもアメリカの煙草は高い。10ドル(1500円)ぐらいする。日本の約3倍ではないか。どうしようか、止めようか、いや、そんな根性ないでしょ、でも普通の煙草ならさ、メンソールほど吸わないよ、きっと。だからさ、止めるまでしなくても、まあ数を減らすという方向で考えていったらどうだろう、異議なし。と私の中の小人たちが意見をまとめた。

いざタバコ屋へ。Marlboroを購入。最初は慣れなかったが、徐々にこれはこれでうまいと思うようになってしまった。いやむしろこっちの方がうまいのではとすら。おいおい。なんとか煙草の数が減ってくれることを願う。

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