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【 礼拝ノート 】「祝福の宣言に守られて」

  これは2023.10.22に、子供と大人が参加する礼拝で、Mさん(女性)がお話されたものを、ノートに書き留めて、書き起こしたものです。
  私たちの教会には、牧師のほか7人の奉仕者が、この礼拝のお話を担当して代わる代わるお話しています。

【 聖書箇所 】

  主はモーセに仰せになった。
  アロンとその子らに言いなさい。
  あなたたちはイスラエルの人々を祝福して、次のように言いなさい。
  主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
  主が御顔を向けてあなたを照らし
    あなたに恵みを与えられるように。
  主が御顔をあなたに向けて
    あなたに平安を賜るように。

民数記 6章22-26節


【 説教まとめ 】

  礼拝の最後に、牧師が、「主キリストの恵み / 神の愛 / 聖霊の交わりがあなたがたにあるように」と祝福してくださいますね。

  祝福とは、” 神からの恵み ” と言う意味です。

  誕生日であったり、入学・進学・卒業などのお祝いのときに、私たちはお互いに祝福を祈りますよね。私も、いろんな機会に子供たちを思って祈ることがあります。

  そのようなときに、たとえば、進路や勉強がうまくいくようにといった単に「良いことがありますように」という祈りとは、少し違うお祈りをします。
  それは「なによりも心・魂の健康が守られますように」というお祈りです。

  神がはじめて祝福を与えられたのは、人を創造されたときでした。

  神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。  神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」

創世記 1章27-28節

  私は、この聖句を読んだときに、「神はご自分がつくられたものを、つくりっ放しにはしないのだな」と思いました。

  祝福は、なにかのご褒美ではありません。神は、人を造られたことに祝福を贈られたのです。

  たとえば、赤ちゃんは自分では何もできません。食べることも、着替えることも、寝返りを打つことさえできません。お父さんやお母さんが、赤ちゃんのすべての世話をして、成長を手伝い、見守ります。

  こういったことを見ると、生まれてきてくれたことが、何よりも嬉しくて、大事なことであることがわかりますね。
  たとえ、親子の間で衝突があったとしても、子供のことを思ってのことだと思います。

  私には96歳の母がいます。その母は、今でも65歳の息子の心配をしているのです。「ちゃんと食べてる?」、「元気にしてる?」、ときには、「お金は大丈夫?」といったことまで心配してくれるのです。

  アダムは、神からの祝福を捨て去って、蛇の誘いにのってしまいます。そっちの方が魅力的なような気がしたのです。
  こうして罪が私たちの中に入り込んできました。

  しかし、神はアダムたちを見捨てませんでした。神は、アブラムを祝福されました。アブラムは、なにか手柄を立てたわけでもないのに、祝福の源とされたのです。

  「これがあなたと結ぶわたしの契約である。あなたは多くの国民の父となる。  あなたは、もはやアブラムではなく、アブラハムと名乗りなさい。あなたを多くの国民の父とするからである。  わたしは、あなたをますます繁栄させ、諸国民の父とする。王となる者たちがあなたから出るであろう。
  わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の上となる。  わたしは、あなたが滞在しているこのカナンのすべての土地を、あなたとその子孫に、永久の所有地として与える。私は彼らの神となる。」

創世記 17章4-8節

  そして、アブラムの祝福は、イエスさままでつながっていき、今、私たちはイエスさまによって祝福されています。

  そのとき、アブラムは、アブラハムと名前が変わります。

  アブラムとは、高貴な父
  アブラハムとは、多くの国民の父

  こういう意味があるそうです。

  このように、神の言葉を信じることで、アブラハムは祝福を受けることができました。私たちもイエスさまを信じることで、祝福を受けることができます。
  「アブラハムに与えたように、私たちにも祝福を与えたい」というのが、神の御心なのです。

  私は、子供の頃、感謝の少ない子だったように思います。私は人見知りで、運動も苦手でした。キラキラしたような場が苦手で、学校が楽しくなかったのです。

  でも、今思い返すと、ちょっとうまくいってしまうと、私はテングになってしまう子だったのかもしれません。だから、「私の傲慢な心が育たないように、静かに過ごすための神さまからの祝福だったのではないかな」と、今では思っています。

【 戦場から子が母に宛てた手紙 】
  戦場から届いた手紙の紹介がされました。戦争の悲惨さと、それに巻き込まれる人々の不安について、ひしひしと感じさせられました。

  罪があふれる世の中ですが、イエスさまを通して与えられる祝福を受け取って行きたいですね。

  お祈りをします。

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