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暴落くる⁈わかるの⁈

この一週間も、日経平均株価は最高値を更新しました。

テレビなどでも連日報道されていたので耳にした方も多いかもしれませんね。

ここまで相場が盛り上がってくると、だんだんと増えてくるのが『暴落したらどうしよう』という不安ではないでしょうか?

暴落が起こると…

暴落が起こると世間的には大ダメージとなりますね。

ここまで築き上げてきたものが崩落してしまうわけですから、悲観的な空気にもなります。

よくテレビでも「もうどうしたらいいかわかりません…」とか、「大損ですよ!」なんて答えている人が取り上げられ、正直あまり見たくもないネガティヴインタビューが繰り返し流れます。

世間では『暴落=大損』なのですが、投資家の間では別の意味でざわつくのです。

投資家は「何を買うか?」でざわつくのです。

世間一般とはざわつく理由が真逆ですよね。

暴落=バーゲン⁈

よく人は相場が上がってくると「上がっているから何か買おうかな?」と考え始めます。

相場が上がってきて周りがウハウハし始めるとそれに自分も乗り遅れないようにとやっと動き出す人が多いのです。

これは投資をしている人も同様です。

しかし、はっきり申し上げるとすでに上がってきている状況で株を買おうとするのは遅いのです。

むしろ、上がっている場合はいつ下がってもいいように「下がったときに何を買うのか」を備えておくことが重要です。

投資家たちにとっては、暴落は値段が高くて買えなかったものに手が届くチャンスであり、バーゲンセールのようなものなのです。

実際、ここ数年で投資で大きく利益を得た投資家は、コロナ禍で相場が落ちたときに買い増しをしたりあらたに買っていたりと安い時を狙ってここぞとばかりにアクションをして手持ちを株数を安く増やしていたのです。

恐怖指数⁈

実際に相場が上がり続けることはないとよく言いますが、だからといっていつまで上がり続けるのかわからずに暴落の時を待ち続けるのもしんどいですね。

暴落が起こる前に事前に知る方法はないのでしょうか?

相場が上がり過ぎて崩れ始める予兆があればアクションを起こし始める気になれそうですよね?

そんな暴落の予兆を示すような指標があります。

それが『VIX指数』です。

Volatility Indexの略でVolatilityは株価の振れ幅のことを、Indexは指数を意味しており、「恐怖指数」と呼ばれています。

VIX指数は、アメリカ株価指数のS&P500先物のオプション取引の数値を基に算出され、市場が今後30日間でどのような変動を想定しているかを数値化したものです。

人は株価の振れ幅が大きいほどに心理的な影響を受けます。

振れ幅が大きくなればなるほど、心理的にそわそわしていき恐怖も大きくなることからVIX指数は「恐怖指数」と呼ばれているのです!

数値でわかる

この指数をチェックすれば、数値で暴落に対してどれくらい警戒すべきなのかがわかるようになっています。

通常は10~20の範囲内で推移しますが、30を超えると警戒領域と言われ、相場は不安定な状態となります。

ちなみに40を超えると歴史に刻まれるような大変な状況になります!

たとえば、2001年の同時多発テロのときは40を超え、2020年のコロナショックは80超えでした。

過去最高値はリーマンショックの「89.53」で、ここまで高くなるとマーケットはパニック状態で、優良銘柄かどうかにかかわらず売り一色となります。

よほど備えていても何か銘柄を持っている限りはほぼ損をしてしまうような状態ですね。

逆に言えば、このような優良銘柄がその価値に関係なく売られているという状況は、長い目で見れば絶好の買い場であり、先ほど書いたバーゲンセール状態であると言えますね。

投資の世界に限らず、ピンチはチャンスになり得るのです。

皆さんもぜひ投資判断のモノサシの1つとしてVIX指数を活用してみて下さいね!

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