2023-05-24
情報収集
ファミリービジネス
会社の立ち上げ時から創業一族によって企業経営が行われている会社を、ファミリービジネスと呼びます。
日本において長寿企業と呼ばれる会社のほとんどはファミリービジネスの形態をとっています
「創業者一族によって続いている会社」がファミリービジネスの定義
その他の条件は一切問われません。業種や規模の大小だけでなく法人形態も関係ない点が特徴
別名
同族会社
同族経営
オーナー企業
特徴
株式の所有者と経営陣が一致している
ファミリービジネスは性質上、株式の保有者と経営陣が同じです。
株式会社には「一株一議決権」という原則があります。
文字通り1株につき1の発言権が与えられるもので、株式の出資比率が高いほど発言権が強くなり、企業経営に関する実質的な決定権を保有することになります。
株式の保有者と経営の中心にいる人が異なる場合、経営と深く関わっていないのに強い決定権を持っている事態が起こります。
このような状況では実態にそぐわない決定が起きてしまうリスクが高まります。
対してファミリービジネスは、株式の所有者と経営陣が一致しているため、このようなミスマッチは比較的避けやすくなります。
経営理念に一貫性がある
経営理念に一貫性がある点も、ファミリービジネスの大きな特徴です。経営理念は企業を方向づける上で非常に重要な役割を果たします。
しかし、ビジネスにおいても考え方は人によって違うため、経営理念を受け入れられないケースも有り得ます。
ファミリービジネスの場合、経営の中心に存在するのは常に同じ一族です。
したがって理念の継承がしやすく、経営者によって企業理念が変わるリスクを抑えられます。
もちろん考え方や受け取り方に個人差はありますが、非ファミリービジネスと比較すると、経営理念の一貫性を保ちやすい形態といえます。
長く続いている企業が多い
ファミリービジネスには、長く続いている企業が多いです。
日本国内において100年以上続いている長寿企業は2万社を超えるといわれていますが、そのうち9割以上がファミリービジネスです。
ファミリービジネスの優位性やメリットについては、日本より海外の方が早くから研究されていましたが、日本には長く続いているファミリービジネスが多く存在するため、世界の研究者から注目を集めています。
企業が長く続く方法を研究する際には、ファミリービジネスの理解・研究も欠かせません
メリット
経営や事業に関する決定・変革をスピーディーに行える
ファミリービジネスは前述の通り、実質的な権力者である株主と、経営の中心にいる人物が同一です。したがって経営や事業に関する決定および変革をスピーディに実施できます。
意思決定の速さは企業運営において非常に重要です。スピードが遅いためにチャンスを逃してしまった事例も珍しくありません。
株式の所有者と経営陣が異なる場合、経営に関する理解度や認識の違いから、意思決定が遅れるといった事態も発生します。
しかし、ファミリービジネスは株式の所有者と経営陣が一致しているため、経営について理解している人間が強い発言権を行使できます。したがって、企業運営に関するスピーディな意思決定および変革が可能なのです。
長期的な視点での経営活動が可能
ファミリービジネスは世代を超えて経営を続けるのが前提です。
したがって成果実現のための短期的な視点ではなく、先を見据えた長期的な視点での経営活動をします。
株主の多くが経営に関わらない会社の場合、素早い成果実現を求める声が強くなりがちです。特にベンチャーキャピタルなどが株主に入っている場合には、こうしたリスクは高まります。
権力者の声を無視できない以上、どうしても短期的な視点での経営が強いられる場面が多くなってしまいます。
しかしファミリービジネスの場合、子や孫、そしてその先の世代まで企業を存続させる前提があります。
そのため長期的な視点での経営活動が可能であり、これがファミリービジネスに長寿企業が多い理由のひとつとなっています。
継続性・一貫性が強い
ファミリービジネスには、継続性・一貫性が強いというメリットもあります。
前述のようにファミリービジネスは長期的な視点で経営活動を進めます。
したがって一貫した理念で継続的な企業運営が可能となります。
またファミリービジネスは株主と経営陣が一致しているため、経営において外部からの意見にそれほど影響を受けません。
すなわち経営がブレる場面が少なく、一貫した進め方が実現できます。
企業経営に関わる人もその立ち位置もさまざまな企業では、経営の進め方が経営者によって変わり従業員が困惑する事態は避けられません。
デメリット
優秀な人材が後継者になるとは限らない
ファミリービジネスでは、後継者を選ぶ基準は血縁です。
したがって優秀な人材が後継者になるとは限らない点が大きなデメリットとなります。
ファミリービジネスは創業者一族から後継者が選ばれるため、たとえ従業員に優秀な人材がいたとしても、血縁関係がない以上は後継者として選出しません。
したがって経営陣の交代を機に業績が悪化するケースも存在します。
また、後継者候補となる血縁者が複数いる場合、後継者争いが深刻となる恐れもあります。
創業から同じ一族で続くというのは、後継者の能力不足や後継者争いといったトラブルを起こす要因にもなるのです。
企業の私物化が発生しやすい
ファミリービジネスの株主・経営者が同じという特徴は、メリットと同時にデメリットも生み出します。
デメリットの代表例が、企業の私物化が発生しやすいという事実です。
企業の私物化が起きてしまうと、企業全体や従業員のことより、自身の欲望が優先されやすくなってしまいます。従業員の意見も耳に入らなくなるため、社内の不満が溜まる恐れもあります。
ファミリービジネスを営む際は、仕事と自己を切り離して考えるという意識が必要です。
保守的な面が強すぎるケースも
ファミリービジネスは継続性や一貫性の強さ、そして長期的な視点が大きなメリットです。
しかしこのような性質が強まりすぎてしまい、保守的な面が目立ってしまうケースも存在します。
企業を長く続けるためには、環境や社会情勢の変化に対する柔軟な対応も必要です。
しかし継続という点を大切にするファミリービジネスには、これまでの進め方を変えることに抵抗を感じる企業が多く見られます。
結果として時代の流れに上手く乗れず、古いままになってしまうというパターンも多いのです。
チェックリスト
ゲームコントローラー
転用: 両手を塞ぐために使う 筋トレ時
応用: 電子機器を操作する
変更: 表面をディスプレイにする
拡大: ボタンを大きくする
縮小: 消費電力を少なくする
代用: マウスの代わりにする
置換: インテリアにする
逆転: 動かすことで発電できる
結合: 画面をつける コントローラーないにソフトが入っている
プログラミング
問題:A - Disjoint Set Union
・問題内容を把握
・参考コードを拝見して理解を深めた
フェルミ
1年間の貯金額
毎月の貯金額
約10万円
ボーナス2回
約15万円
浪費月
約4か月 30%増
8か月 * 10万円=80万円
2か月 * 15万円=30万円
4か月 * (10万円-3万円)=28万円
80+30+28=約138万円
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