けりー 人生初の入院 5日目

入院の記録を毎日残そうと思ったが無謀でした。2日目から4日目はこれから思い出すようにして記録していきます。すでに記憶が薄れかかっているけど。

本日入院から5日目、手術後3日目。ようやく入院前に近い生活ができるようになりました。昨日の自分、今日の午前中に自分とは比べ物にならないくらい元気になりました。体が思い通りに動かせるって本当にありがたいことだな、と今涙が出ます。

術後と今日の自分の違い

  • ご飯を残す量が減った(8割くらい食べられる)

  • 点滴が外れた(痛み止めは今日から内服薬)

  • 歩くときに前かがみにならなくてもいい

  • 普通の速度で歩ける(早歩きはまだ無理)

  • シャワーが浴びれる

  • 髪の毛を乾かせる

シャワー気持ちよかったー。
昨日は看護師さんが髪の毛を洗ってくださってその時も気持ちよかったけど、全身スッキリしたことに加え、それを全部一人でできたことが嬉しかった。
昨日まで、本当に元の生活に戻れるのか不安だった。昨日早く戻りますようにって祈りながらフロアを8周頑張って歩いたらお腹が痛くなって絶望した。

自分が気持ち良くなったところで溜まっていた洗濯をした。気づくともう5日目。シャワーを浴びたのは今日を入れて2回だけ、それでもなんだかんだ洗いたいものはたくさん。家事は苦手で片付けが特に下手だけど、洗濯だけはなぜか大好きなので張り切って病棟のコインランドリーへ。

今日術後初めてちゃんと私の体は回復に向かって頑張ってるんだな、と感じた。
自分の中にたくさんの臓器があって、それがチームになって自分の体を動かしてくれているんだな、と再認識する日々。幸い嚢腫があった卵巣以外健康体だったけど、それでも全身麻酔の影響でありとあらゆる内臓が痛かった。どこが痛いのかわからないけど、明らかに下腹部じゃないところが術後あちこち痛くなって、それをうまく看護師さんにも伝えられず、手術の当日と術後1日目が痛みのピークですからという言葉をただただ信じて、出来るだけ足を動かして、できることはゆっくりでいいから自分でやる。

今できることを一生懸命やる、ただそれだけの毎日で気づいたらもう入院して5日目だなんて驚きだ。。順調にいけば明後日には退院。それまで食べて、寝て、出して、歩く。それだけで十分大変なこと。それを一生懸命やる。

入院して、患者という立場になって、改めて医療従事者の方への尊敬の念を感じる。お医者さんの力強く温かい言葉、看護師さんの優しい笑顔と気遣いにどれだけ救われたかわからない。コロナの影響もあって土日含め毎日病棟は大忙しだけど、本当に丁寧に対応してくださって、不安な気持ちを払拭してくれた。
手術前の「私たちに任せてください」はどんなに心強かったか。

入院生活は私にとって非日常だけど、退院してもこの経験や今の気持ちをずっと忘れずに生きていきたい。

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