皆さんが就職しようとする時、なにを重視するか?

業種・業界、働きやすさ、休日の数などなど。

けれどもやっぱり給料がいくらか?は必ずしも一番の理由ではなくとも、みんな気になるポイント。

そこで今回は派遣社員として働くこと、SES企業の社員として働くことの違いを「還元率」という言葉から見ていこう。
派遣社員とは?→こちら(※なんかのリンク)
SES企業とは?→こちら(※なんかのリンク)

派遣社員とSES企業の社員は異なる職種、異なる働き方です。
細かく言うと違いはいくつかあるけれど、両者に共通している点は自分の所属している会社が自分を送り込んで(働かせて)お客さんの会社からお金を貰うってこと!!

例えば、あなたの働きによる一カ月の売り上げ(あなたの会社が受け取る金額)が100万円だったとしよう

この時、派遣会社もSESもこの100万円からいくらかマージンを抜いてからあなたに給料を支払っている。

マージンが30万円だったら、あなたの給料は70万円だ。

ではこのケースの「還元率」は?

そう70%だ。わかりやすい。
実はこれがリツアンのやり方なのだが、近年、業界を荒らしている悪質なSES企業は違う。

例えば
「還元率」70%と謳うSES企業があったとしよう
そこであなたは同じように一カ月100万円の売り上げを上げたとしよう。

じゃあ、あなたの給料は70万円か?

実はそうじゃないところがたくさんある。

50万円とか、45万円とかもざらにある。

なぜか?

最もよくあるパターンはあなたの社会保険料をあなたがわからないように全額負担させられているケースだ。

どういうことかと言うと

本来どこかの会社の正社員であれば、あなたの社会保険料の総額はあなたとあなたの属する会社が折半して国に納めることになっている。

しかしこのケースでは本来給料として支払われる70万円から、会社が納めるはずのあなたの社会保険料分を追加で抜き取っているのだ!!

だから給料が70万円じゃないんだ!

つまり、悪徳SES側の主張はこう。

「あなたの社会保険料を納めてるんだから、あなたに還元してますよね?」
「だから還元率70%は間違いではないですよ?」

さて、この説明であなたは腑に落ちますか?

あなたが売り上げた100万円からこうやって悪徳SES企業はマージン額を増やしている。
それも「還元率70%」を謳いながら。

100万円売り上げたので70万円がお給料。

それが「還元率70%」であってほしい。
これが多くの方の希望でしょう。

実は今の社会では「還元率」という言葉が何を指すかルールがない状態。
このルール作りも必要なんだけど、これはまた別の話。
おわり

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