君島大空 - no public sounds

夏と秋を行き来している間に、とてつもないアルバムが世に放たれましたね 🌠

ここは公共の場所ではないとして、ほぼ感情になる予感がしますが書きます。


今年2作目のフルアルバムとのことで、スパンに対するクオリティの高さにまず驚くが、「映帶する煙」を気に入って聴いていただけあって(「装置」や「都合」なんて、食べたいぐらい好きなのです) 、前作と呼ぶにはまだ彩度が高く、新譜を聴く気になれるのか.. というぜいたくな悩みを抱えながらも早速聴きました🫢


今作、展開や構成が全く読めない、凄まじいアルバム 。重力だらけのギター、星屑がぶつかり合う魔法的な音 ⚡︎ 好きだ~

EP群や前作と比べて聴いても、作品が新しくなるにつれて言葉が鮮明になって、届けたい場所への照準が定まっていく、それはここで聴いている私のような気もするし、知らない未来とか、置いてきた時間のような気もする。

前作ではノイズと受け取られるものを確たる音として聴かせ、実験的で捉えにくい音が散りばめられた今作で、作者が思う「どこからが音楽か」を再提示した作品。

タイトル no public sounds とは
Soundcloudで公開された音源に、再びアクセスしたとき、その楽曲が削除されていた場合にブラウザに出るメッセージ
とのこと。 - セルフコンセプトノーツより

とある時間を、とある季節を大切に持ち続けるひとへ、記憶を再生させるようなアルバムなのではないかと思います ✴︎

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