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テキレボメンバーズに参加した話 1/3

雲形ひじきと申します。通販型同人誌頒布イベントText-RevolutionsEX2では「三日月パンと星降るふくろう」というサークル名で参加していました。

じゃがいも擬人化小説やフィナンシェヤクザなどといった頭がおかしい感じのものを書きます。(待ってー閉じないでー)

4月の16〜19日の4日間、テキレボメンバーズによる作業イベントが行われたので体験記を残しておきます。


日記なのでだらだらと書くけれど、偉そうに言えることは特になく、ためにはならないので、適宜読み飛ばしてくだされ。

お手伝いするマン


テキレボメンバーズ(以下、メンバーズ)とは
これまではオフラインのリアルイベント(って言えばいいんですかね?)当日に時間交代制でイベント運営のお手伝いする人のことを指していた。

一部、遠方にお住まいの方に事前企画のネットプリントのお手伝いをお願いしたこともあったと記憶している。

ひじきはそちらのメンバーズには参加したことがなく詳細を知らない。

今回のメンバーズに関しては

テキレボEX2で全国のサークルから集結した大量の同人誌を仕分けて、全国の読者にお届けする

それがミッションである。

参加できる日と時間帯を事前に伝えてサイボウズでやりとりし、シフトを組んでもらった結果、

ひじきは、金曜日、日曜日、月曜日の3日間参加となった。
曜日で書くと、うち2日は平日じゃん、こいつ無職か?と思われるかもしれないが

有給休暇を取りました!ババーン

別に会社に理由を言う必要はないが

旅行好きが土日を入れて4日も休むと
このご時世に旅行だウェ~イと思われちまうなと

「同人誌のアレで」と言い添えると

付き合いの長い上司は

私が原稿執筆プランで温泉に籠もったことなどを知っているので

上「なんだ缶詰か」

ひ「そういう段階ではございません(ピシャッ)」

無事に休暇をゲットいたしました。

後輩よ、決算は任せた。俺は川崎に行く。

Text-Revolutions(以下、テキレボ)には何度かサークル参加させていただいて、本当にお世話になっているので何らかの形で恩返しをしたいと前々から思っていた。

台風でだめになったテキレボのときは初めてメンバーズに参加する予定で楽しみにしていたの。

さらに、1回目のテキレボEXは発送作業を主催のおふたりで全部やったとお聞きして、許されるなら手伝いてぇーと頭を垂れていた。

だもんで、メンバーズが募集された今回は絶対お手伝いするぞとやる気満々マンで、最初から最後までを見届ける心意気だった。

特殊技能なんかなくて、立ち回りに自信がなくても、作業する人手として、少しでも多くカウントされることが助けになることもあるかもしれない。

17日の土曜日は参加可能者が多かったこともあり、お休みをいただきましたけども(イノチダイジニ!)

イベントの期間が延長された関係で、メンバーズ作業日程も変更され、仕事や家庭の都合、さらには直前に登場したまん防のせいで、行きたかったのに行けなくなってしまった人も続出した。

16日 会場設営・開梱・検品・仕分け


午前9時半集合

集まったのは主催のおふたりと、メンバーズ4人

ペンネームを名乗り合ったりした。

思えば名乗りはこの時だけだった。

記念すべき第一回目のテキレボで会場として使われたという伝説の場所に

長机と椅子を搬入

長机は壁際に繋げて配置

このへんは即売会の会場設営の要領

ひじきは、お役に立ててる感を感じたくて、イベントは設営から参加するタイプ

注文番号100刻みで本を置けるようにビニールシートを花見の場所取りのごとく貼り付け


左は小泉さん✕ひじきペアだ、許せ

目的さえクリアできればいい加減でいいですの指示が大好きだよ。

その後、ヤマトのお兄さんが荷物を運んでくる。

どんどん運んでくる

大小の箱、箱、箱

サンタさんかよ!

400ちょいあったのかなぁ

受領印を押すための控えの束、札束だったら大金持ちだと思いながら押印

指サックを持ってくればよかったと思った。

このあと2回くらい思う場面があって、

肉体労働をする気で来たので盲点!

広い会場だからなんとはなく積み下ろししたけれど、

前回は狭い場所を取っていたので大変だったと聞いた。

ちょいちょい挟まれる主催の前回苦労話に涙が堪えられない。


全部を運び入れたあとは、

開梱!

納品書と内容物の付け合せ!

注文番号ごとに分けて該当ブルーシートへ商品の移動!

部屋のあちこちに散らばってディスタンスを各自取りながら

……

やり始めて気づいた。

私、これ

知ってるぞ!

仕事でやったことある!

基本はデスクワークなひじきだが、

10年前まではちょいちょい大規模搬入の人海戦術要員に駆り出されることがあって

施設を養生して、
大量の荷物を運び入れ、
ダンボールを開梱し、
中に入っている細々した商品を検品し、
次の工程に必要な場所に運ぶ、
ゴミを回収し、
ダンボールは畳んでまとめておく

この繰り返しを1日延々とやっていた経験がある。

蘇る記憶

そりゃ、持ち物、何持ってこうと思ったときに

サイズの合ったマイ軍手
ハサミ、カッター、ダンボールナイフを入れた巾着を腰に装備してきたわけだわ

お役立ちアイテムだったわー

主催の方でも軍手とハサミ、ボールペンは用意してくれたので手ぶらで行ってももちろん大丈夫。

メンバーズに参加するともらえるれぼんちゃんボールペンは即戦力

(そこら辺に置いとくと誰のかわからなくなる問題)

ハサミは数に限りがあるので、大人数の日はマイハサミがあるとスムーズかもしれない。

というわけで、別にプロでもなんでもないが黙々と楽しく作業できた。

宅急便コンパクトなど小さいのから始めて一人で120箱くらい開けたらしい。

住所とか本名見られちゃうのイヤ!と思う人もいるかもしれないが

そんな余裕はねーから

眼の前の箱をいかになくしていくかに全集中

たまに
箱を開けてから

は!これは私の好きな作家の!
お知り合いの!
なんかすごい好み!買いそびれた!

みたいのはあるけど、頒布数の多少とか興味ないし、あってもメンバーズは心の中に留めるのがたしなみ

注文番号ごとに貼り付ける仕分け票で見かけた不備


・欠品や価格変更などでお金のやり取りが発生したときにだけ記入する必要がある金額欄になんの問題もなくても集計金額が記入してある

これは事前にTwitterでも見かけた間違いやすい案件
マニュアルを読みきれない人のために、票自体に「〜な場合のみ記入してください」みたいな注意書きがあるとよいのか?

納品書で見かけた不備

納品書入れ忘れ
⇒主催の確認が取れるまで次の工程に進めなくなる

申し込み番号記入漏れ
⇒主催がサークル名と本名から付け合わせることに

注文番号の数と梱包数の数の書き方
⇒1つの注文番号で3冊買ってもらってても、1つにまとめて包んでいるなら梱包数は1が正しいのだが、アイテム数が3だからって梱包数3として記入する人が結構いた

欠品がないにもかかわらず、「仕分け票を用意し、納品書にクリップもしくはホチキスでとめました」にチェック

⇒ねぇけど?と一通り探す

・不備ではないが、ほとんどの人がA4で納品書を出力している中、ちらほらサイズ違い、切り取りによる不定型があった

たくさんの人になにかお願いするとき

どう書いたら伝わるのかは難しいよね


お楽しみのお昼ごはん

ほっともっとのお弁当をネット注文

労働の対価としてのタダ飯です!

体動かすにかこつけて

唐揚げとステーキがダブルでのったハイカロリーな丼を選択

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飲み物は通称ドリンクバーとして

主催がペットボトル数種を用意してくれました。

1人1本と言わず好きなだけ飲んでいい、キャー太っ腹ー

無糖午後の紅茶と間違えて
無糖キレートレモン炭酸を買っちゃったらしいが(ドン・キホーテ箱積みの罠)

キレートレモン好きなので嬉しい

午後は人がちょぼちょぼ増えて

十人ちょいで

もはやどこの誰だかご存じないが

皆でせっせと

開けては

運んでいたら

3時くらいには

ダンボール全部開け終わった!

100刻みブルーシートにざっくり分別もした!

わくわくおためしパックは一か所に集積された!

ダンボールはまとめた!

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見よ、この押収品のようになった本たちを

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すごーい!!

開梱すら2人だと3日くらいかかった作業なようで

こんなに早く進むと思わなかったらしい。

じゃあ、どうせなら

注文番号ごとにシートの上を並び替えましょう

混沌の青空古本市のようなシートに秩序を与えるちまちました作業を行なう。

注文番号が早い人ほどやる気に満ち溢れた石油王になる確率が高く

1つの番号で何山かできる

ヒッ、富豪があちこちに

初日ということもあり持ち込み搬入の人がちらほら来た。

いまのタイミングなら何食わぬ顔で間に合っちゃうのよね。

新刊の裏締め切りにもなり得るのが恐ろしい

だいたいやりきったところで

午後6時半くらい

ダンボールで本と一緒に送られてきた差し入れをありがたくがめつくいただく。

差し入れは入れても入れなくてもいいというか、

入れなかった人が恐縮するようなことは何ひとつないのだけど

お気持ち嬉しいっす!

お菓子バーの開催じゃぁっ!

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解散したあとのぼっち夕飯は

川崎駅のすぐのアゼリアなる地下街にある「カレーハウス ピヨ」でマレーシアカレーを食べた。

以前にテキレボ参加者のナコさんに教えてもらったおすすめのスタンドカレー。

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煮込まれた野菜とお肉たっぷりのスパイシーかつココナッツまろやかなルーが、うまい。


思えば、飲食店の開いている時間に帰れたのは初日だけだった(そんなブラック企業みたいに言わないで)

このときは、月曜日来なくても終わっちゃうんじゃね?そうはならなくても早く終わってうっかりカワスイ行けちゃうんじゃね?とさえ思っていたのだ。

思っていたのだが……


(続く)

持っていくといいかもアイテム

・サイズの合う軍手(私は指が短いので用意された一般的な軍手は指が余って作業しにくい)

・ハサミ(開梱するときだけでなく、梱包にも、シールの一部を切り取ったりするのにも使えるすぐれもの)

・お好みでカッター、ダンボールナイフ(頑丈な梱包どんとこい)

・指サック(たまに紙仕事が)

・ペンと付箋(コメントを残すと次見た人が状況を把握しやすい)

・上記の物を入れられるサコッシュやベルトに装着できるポーチなど両手を開けられる小さな収納(ひじきは子供の弁当箱を入れるようなきんちゃく袋をひもで腰にくくりつけたきびだんごスタイル)

・会場をうろうろうろうろ行ったり来たりするので動きやすい服に履きなれた靴。

・エプロン姿の人も何人かいた。


ここまでお読みいただきありがとうございます。少しでも現場の雰囲気が伝わっていれば幸いです。


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