finalvent読書会C 村上春樹『街とその不確かな壁』

メインの読書会の他に、並行して読書会Cを開催します。
会場はこちら。
https://note.com/finalvent/m/mfd51d8c11080

課題読書は村上春樹『街とその不確かな壁』です。

実は、この本は出たら読むだろう(あるいはしばらくは読まないだろう)と思っていたのですが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や『図書館奇譚』そして『海辺のカフカ』など、一連の図書館象徴もので、とくにワンダーランドは未完感があるのと、村上春樹の青春事件への思いなどから、この作品は、結局、読み始めました。たぶん、いつか読み終わるでしょう。現状、第6章まで、昔の彼の小説を読むように読んでいますが、文体および感覚的にはけっこう後期の『一人称単数』に近い、つまり、老いた文体に思えました。

というわけで、この読書会は、一つには個人的な理由と、あと、しばらくこの作品は世間的にも話題になるでしょうし、それをことさらに無視するのもなんだなということで(つまり、読んだリアクションはしておくかな)、開始します。

なので、読後の話題(世間と自分の関心)が薄れたあとは、自然消滅というか化石化すると思います。あるいは、村上春樹の読書会に発展するかもしれませんが。

Slackのほうでも項目は立てておきます。

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