finalvent 読書会 『八十日間世界一周』開始!

finalvent 読書会 『八十日間世界一周』を開始します。4週間をかけます。まず、スケジュールですが、こんな感じ。

スケジュール

第1週 5/1 〜 5/5 第1章 〜 第11章
第2週 5/8 〜 5/12 第12章 〜 第21章
第3週 5/15 〜 5/19 第22章 〜 第29章
第4週 5/22 〜 5/26 第30章 〜 第31章

作品

ジュール・ヴェルヌ 『八十日間世界一周』
Jules Gabriel Verne (1873) "Le tour du monde en quatre-vingt jours"

初出は、1872 年 11 月 6 日からの Le Temps紙連載。

入手しやすい翻訳書

鈴木啓二訳 岩波文庫 2001年 - 原書の挿絵を収録
木村庄三郎訳 グーテンベルク21 2003年 旺文社文庫 1973年より
高野優訳 光文社古典新訳文庫 2009年 - 原書の挿絵を収録

挿絵のあるものをお勧めします。今回の読書会では、挿絵を楽しむこともけっこう重要です。

紹介・あらすじ

主人公フィリアス・フォッグ氏は、ビクトリア朝時代のロンドンで、執事を雇い自足した独身生活を送る英国紳士である。彼は大富豪でもあり、社会的成功者からなるクラブ「改革クラブ」の会員として、そこで新聞を読むことや雑談を交えたトランプで日々の大半を過ごしている。実生活では、倹約生活を心がけ、数学的精度で日常を過ごす。このため、イレギュラーを嫌う。ある日、規定よりわずかに低い温度でシェービング水を持ってきたことを理由に執事を解雇。代わりに フランス人のジャン・パスパルトゥーを雇う。

1872 年 10 月 2 日の夜、改革クラブで、フォッグ氏は、世界は80日間で一周できるようになったとするデイリー ・テレグラフ紙の記事をめぐる可否の議論に巻き込まれた。彼は可能だとして、全財産の半分である£20,000 の賭けに乗り、それを実証するために、パスパルトゥーを伴って、その夜の午後 8 時 45 分に列車でロンドンを出発した。賭けに勝つには、80 日後の 12 月 21 日の同じ時間までにクラブに戻らなければならない。さて、どんな冒険が待ちかまえているのか。

主要登場人物

フィリアス・フォッグ  イギリス人紳士
ジャン・パスパルトゥー  フォッグ卿の執事
フィックス        イギリス刑事
アウダ夫人       インド藩主の未亡人

関連作品

映画『八十日間世界一周』(1956年/米・ユナイテッド・アーティスツ→ワーナー・ブラザース) ‐ 監督マイケル・アンダーソン。第29回アカデミー賞作品賞受賞。原作と異なる点もあるが、冷戦時代の映像作品として面白い。アウダ夫人はシャーリー・マクレーン。

アニメ『80日間世界一周』(放送期間1987/10/10~1988/03/26)30分・26話 dアニメ収録 登場人物は動物になっている。

テレビドラマ『80日間世界一周』デヴィッド・テナント主演のドラマ化。ただし、話は現代的にアレンジされ原作とかなり異なる。スター・チャンネルに収録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?