明日のブログの書きかけ
都議会で女性議員へのセクハラを撲滅するもう一つの方法
ネットをそんなに見ているわけではないせいもあるけど、不思議だなあ、と思うのは、都議会で女性議員へのセクハラを撲滅するもう一つの方法について触れてある報道やブログを見かけないことだ。たぶん、たまたま私が見かけないだけなんだろうと思うけど。
ちなみに、もう一つの前の一つというのは、前回、前々回のエントリーで触れたように、都議会でセクハラ発言を禁じる規則を作ること。
そして、もう一つの方法がある。
こっちのほうがはるかによい。ただ、厳密にいうと、これで「撲滅」とまでいくかはちょっと不安な点がないわけではないが、それでも私の考えでは、こうした都議会で女性議員へのセクハラ問題はほぼ終わると思う。そして、この話の関連はすでにこのブログでも書いているのだけど……。
それは、都議会議員の半数を女性にすること。
大事なことなので、もう一度言いますね。都議会議員の半数を女性にすること。
そのためには、各政党からの議員候補者を強制的に半数にすることから始めるといい。
ここまで言えば、なーんだと言う人もいると思うけど、フランスがすでに14年前からそうなっている。通称「パリテ(parité, Loi sur la parité)」。「公職における男女平等参画促進法」とも呼ばれている。一般的な政治用語としては、「クオータ(quota)制度」である。
厳密にいうと、パリテとクオータ制は同じではないし、またパリテの詳細についてはいろいろあるし、14年間の間に手直しもされてきた。しかし、代議員の数を男女半々にしていこうとする根幹は変わらないし、概ねうまく行っている。
東京都議会もクオータ制を導入するとよいと思う。都議会の女性議員が半数になれば、女性へのセクハラ・ヤジはなくなると思う。
難しいだろうか?
公的な法制度として実施するのがまだ難しいなら、前段として、政党が自主的に「クオータ制」を導入するとよい。ドイツの社会民主党は党規約としてが党内選挙候補者の40%を女性とするように定めている。日本の民主党も率先して導入するとよい。社会保守主義を基本とするドイツキリスト教民主同盟も三分の一を女性としている。都議会の自民党から率先して実施するとよいのではないだろうか。
「クオータ制」は各国で広がっている。韓国でもその方向にぐっと進んできている。日本はかなり立ち後れているので、これを機会に推進するとよい。
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