スナック忘れな草~2023安田記念前編・鳴尾記念・アハルテケS~
■ 毎日が親孝行
2023年5月30日(火)午後8時
-東京都某区 スナック忘れな草-
「あーあ」
真一郎が深くため息をついたのを聞き、麗子ママが声を掛けた。
「どうしたの、しんちゃん?ため息なんかついて」
「今年も母の日になにもしてあげられなかったなと思って・・・」
真一郎はそう言うと、残り1cmほどになっていた生ビールを飲み干した。目の前には一輪挿しにカーネーションが一輪挿してある。母の日に麗子ママが常連客からもらったものだ。切り花延命剤を使用し丁寧に世話をしたことで、6月になっても一輪だけ枯れずに残っていたのだ。
「あのねえ、母の日なんていう作られたイベントに便乗して、親孝行しようというさもしい魂胆がそもそも間違ってるのよ!」
ギョニ子はそう言うとやはり1cmほど残っていた生ビールを飲み干し、ビールジョッキを少し乱暴に置いた。
「あたしなんか毎日親孝行してるわよ!」
「え?毎日?」
真一郎が目を丸くして訊いた。
「だってギョニ子のお母さんは・・・」
「そうよ。子供のときに亡くなっていないわよ。でもね・・というかだからこそ、あたしは毎日患者のことを自分の親だと思って丁寧に接してるの!」
「それはいい心がけですね」
マスターがグラスを磨きながら言った。
「患者様を自分の親だと思って丁寧に関わる。医療従事者じゃなくても、すべての人が周りの人に丁寧に接することができれば、離れて暮らしている親も周りから優しく扱ってもらえる。親がいようがいまいが、同居してようが遠くにいようが、いつでもどこでも親孝行はできるというわけですね」
「それよそれ!マスターうまくまとめてくれたわね」
ギョニ子はそう言ってウインクをし、今日3本目となる魚肉ソーセージにかぶりついた。
「俺だって人と接する商売じゃねえけどよう、毎日油と埃にまみれながらそりゃあ丁寧に仕事をしてるさ。袴田ネジ工場三代目社長、袴田大作。袴田クオリティは守らなきゃいけねえ」
タコ社長はそう言うと、新しい眞露のボトルを開けた。
「社長さん、かっこいいわ。さ、これはみなさんへサービスよ」
麗子ママはそう言うと、みんなの前に小鉢をひとつずつ置いた。牛筋の煮込みが入っている。
「ママ、サンキュー!俺、明日からもっと患者に優しく丁寧に接するよ!」
真一郎はそう言って、さっそく煮込みに手を付けた。
■ 2017年の再現
「さあ、それではそろそろ始めましょうか。東京競馬場の5週連続GⅠもいよいよラスト。安田記念です」
マスターがそう言うと、みな真剣な表情になった。
「今年の安田記念はGⅠ馬が9頭も揃いまさに多士済々の感がありますね。どこから切り込んでいきましょうか?」
「2017年がヒントになると思いますよ」
そう言ってタコ社長に左に座ったのは、くろたんだった。マスターが参加している掲示板の管理人であり、マスターがサイン読みの手法をたくさん教えてもらった恩師でもある。
「いらっしゃいませ、くろたん。今日はボトルをプレゼントさせていただきます」
マスターが差し出した山崎のボトルには、「酒ネル米スター」と書いてある。
「三木特別のプレゼントが山田錦バウム。山田錦は酒米(さかまい)。バウムクーヘンはドイツのケーキですね」
「わかってるじゃないのマスター」
そう言うとくろたんは山崎のボトルを持ち、「酒ネル米スター」の文字を優しく撫でた。
「先週のダービーデーは、2017年以来のある珍しい出来事がありました。騎手がダービーデーにしかできないことです」
くろたんの言葉にタコ社長が答えた。
「・・・騎手にしかできねえこと・・・調整ルームでのスマホ閲覧かい?」
「ちげーーよ!・・ってかそれ俺が掲示板で言ったやつだから!」
くろたんの突っ込みにタコ社長はたじろいだ。186cmほどある長身からの突っ込みは迫力がある。
「肛門みえて、いや、こう見えてくろたんはドSなんですよ」
マスターがニヤリと笑いながら言った。
「こう見えてってどう見えてんの!・・ってかその前の肛門!マスターに下ネタは似合わないですからーーー!残念!!」
くろたんはそう言ってギターを弾く真似をした。
「うわっ!!ギター侍・・・さぶっ!」
ギョニ子はそう言って軽蔑のまなざしをくろたんに向けた。
「・・・まあ、今のはこれってことで・・・」
くろたんはそう言いながらタレントがテレビでよくやる、フィルムカットのポーズをした。
「だめです。ノーカットでお届けします」
マスターは腕を組んで仁王立ちしている。
「というより2017年。何がありましたでしょうか?」
マスターがやっと競馬に話を戻したので、くろたんも真面目な顔になった。
「ダービーと目黒記念の連勝です。調教師の場合、ダービーデーでなくとも一日に重賞を2勝することはできますが、騎手は体がひとつですので通常はそれができません。11Rと12Rに重賞が組まれる、ダービーデーだけ重賞連勝の可能性があるということです」
2017.5/28
日本ダービー
1着 (6ー12) レイデオロ (C.ルメール) キャロットF
目黒記念
1着 (6ー12) フェイムゲーム (C.ルメール) サンデーR
2023.5/28
日本ダービー
1着 6ー12 タスティエーラ D.レーン キャロットF
目黒記念
1着 5ー10 ヒートオンビート D.レーン 社台RH
「先週のDレーン騎手は、2017年のルメール騎手以来二度目となる、同一日での重賞連勝を果たしました」
「へえー!かなりレアな記録ってことね!」
ギョニ子が驚いてそう言った。さっきの軽蔑のまなざしはもうない。
「そういうことになります。2017年、翌週の安田記念ウィークはどうだったか?」
2017.6/3 鳴尾記念
1着 8ー09 ステイインシアトル 武豊 (池江)
2着 7ー08 スマートレイアー M.デムーロ 大久保
2017.6/4 安田記念
1着 7ー14 サトノアラジン 川田 (池江)
2着 8ー16 ロゴタイプ 田辺 田中剛(前年1着)
「おお!ルメール連勝の翌週が池江泰寿連勝だったのか!」
今度は真一郎が驚きの声をあげた。
「・・・ということはくろたん。今年も土日の連続性には注意ということでしょうか」
マスターの問いかけにくろたんは答えた。
「当たり前だのクラッカー!赤ヘル前田はスラッガー!」
「うわっ、やっぱさぶいわこの人」
ギョニ子の突っ込みにくろたんが返した。
「さぶいさぶい言うな!」
「カープの前田智徳は好きだったな。いかにも職人気質って感じでよう・・・」
タコ社長はそう言って、左バッターがバットを持つ構えをした。
「そこは広げなくていいから!広げていいのは女性のお股と肛門だけ!・・ってマスター、この店の客みんな変!!」
「存じ上げております。類は友を呼ぶってやつでしょうね」
くろたんのことばにマスターが笑いながら言った。
「で、くろたんの狙いはなんでしょうか?」
「もちろんシュネちゃんさ。シュネちゃんは安田記念を銅メダル、銀メダルときている。今度は一番いい色のメダルをゲットするでしょうね」
くろたんはそう言って山崎のロックを一気にあおり、右手甲で口元をぬぐった。
「シュネちゃんってシュワちゃんみたいでやだなぁ・・・」
ギョニ子のつぶやきをくろたんは無視して立ち上がった。
「じゃあマスター。次に会うときはシュネちゃんの安田記念制覇祝いってことで!」
そう言うとくろたんは店を出て言った。
■ レはレモンのレ
「ひとつ気になっていることがあるの。山崎まさよしの『ウマのそら』よ」
麗子ママがくろたんの酒ネル米スターを棚に戻しながら言った。
「ジュエラーの桜花賞ばかり続けて使ってるけど、一度だけ他のレースを使ったのよね」
<「ウマのそら。」feat.山崎まさよし>
大阪杯 ジュエラー
桜花賞 ジュエラー
皐月賞【ディーマジェスティ】
天皇賞(春) なし
NHKマイルC ジュエラー
ヴィクトリアマイル ジュエラー
オークス ジュエラー
ダービー ジュエラー
安田記念 ジュエラー
「ね?皐月賞だけディーマジェスティ。それ以外はジュエラー」
麗子ママの説明に、タコ社長が言った。
「ディーマジェスティって言えばエビショーだよな?安田記念に登録なかったっけ?」
「レッドモンレーヴですね。我々が京王杯スプリングCを枠連5-6を1点で仕留めたレースの勝ち馬です」
マスターの言葉にタコ社長はうなずいた。
「おお!そうだった!エビショーはレッドモンレーヴが重賞初勝利だったな!
京王杯スプリングC
レッドモンレーヴ (蛯名正義)
「・・っていうかあれから一度も当たりがねえんだよな、うちらの予想」
タコ社長の言葉にマスターがうなずいた。
「そのためもう一度レッドモンレーヴでという気持ちになりがちですが、バイアスがかからないよう慎重にいかないといけないでしょうね」
「レッドモンレーヴにはレモンがあるね・・」
真一郎がボソッとつぶやいた。
「フェブラリーSはレモンポップだったよね?レッドモンレーヴにもレモンがある。上半期のGⅠはまだ宝塚記念も残ってるけど、気分的には安田記念でひと区切り。レモンで始まりレモンで終わるってことがあるかも・・・」
「なるほどねぇ」
ギョニ子がうなずいた。
「まあ、レッドモンレーヴは軽く候補にあげといてもいいかもね」
マスターがうなずいて言った。
「そうですね。まだ火曜日ですし、じっくり行きましょう」
その後は雑談が中心となり、安田記念の予想に大きな進展はなかった。
■ 競走曲
2023年5月31日(水)午後8時
-東京都某区 スナック忘れな草-
いつものメンバーで最後に登場したのは真一郎だった。走ってきたのだろう、息を切らしながら右角の席に着いた。
「み、見つけたよ、レッドモンレーヴにつながるサイン。こ、この動画・・・」
ぜえぜえ言いながら真一郎は、スマホで動画を再生した。「競走曲最終コーナー第4 歓喜の馬」 の安田記念編だ。
「このタイトル、間違ってるよね?」
真一郎の問いかけに、タコ社長が首をかしげながら言った。
「間違ってるっつうかよう、競走と協奏曲をかけてんだろ?単なるダジャレのたぐいじゃねえか?」
「僕も最初はそう思ったんです。でも違うんです。第九はそもそも協奏曲ではなく、交響曲なんです!」
真一郎の説明にマスターがポンと膝を叩いた。
「それは盲点でしたね、しんちゃん!言われてみればその通り、ベートーベンの交響曲です」
「そうなんですよ、マスター。で、ベートーベンの交響曲がヒントじゃないかと思って、調べてみたんです」
<ベートーベン 交響曲>
第1
第2
第3 英雄
第4
第5(運命)
第6 田園
第7
第8
第9
「ベートーベンの交響曲で、名前がついているのは第3、第5、第6のみっつ。ただし第5の「運命」は俗称、つまり世間がつけたあだ名であって、ベートーベン自身がつけたものではないんです」
第3 英雄
第6 田園
第9
「いいところに目をつけたわね、しんちゃん。続けてちょうだい」
麗子ママがそううながすと、真一郎は続けた。
「歓喜の馬の動画では通称『第九』の交響曲第9を使用し、麻雀でいうところのスジにあたる第3と第6を示唆。第3の『英雄』は「HERO IS COMING.」のこと。残る第6の『田園』がキーワードになります」
「アサクサデンエン・・・ですね?」
マスターがそう言うと真一郎はうなずいた。
「そう言うことです。アサクサデンエンを調べてみたら、京王杯スプリングCと安田記念を連勝した最後の馬でした」
2005 安田記念
アサクサ(デンエン)1着
(前走 京王杯スプリングC 1着)
2023 安田記念
レッドモンレーヴ ?着
(前走 京王杯スプリングC 1着)
「しんちゃん、でかしたじゃない!動画歓喜の馬はベートーベンの『田園』を示唆。そしてアサクサデンエンは同じ戦歴となるレッドモンレーヴを示唆ってことね!」
真一郎はうなずいて続けた。
「交響曲第6が怪しいと思うもうひとつの理由は、ストリートファイター6とのコラボ。ファイナルファンタジー14とのコラボは最新作じゃなかったのに、今回は最新作6とのコラボ。6という数字に意味があるかと!」
「素晴らしいですね、しんちゃん。レッドモンレーヴをまずは軸候補にあげましょう」
マスターがそう言うとみんなうんうんとうなずいた。
■ キーナンバー50
2023年6月1日(木)午後8時
-東京都某区 スナック忘れな草-
スナック忘れな草にはいつものメンバーが揃っていた。みな、麗子ママの投げかけた問題に頭をひねっていた。「50」が何を示しているのだろう。
麗子ママが見つけたのはキャンペーンのサイトにある誤植だった。
総計 30,327名様に当たる!
競馬法100周年記念キャンペーン
第1弾 7,500名様
第2弾 7,500名様
第3弾 7,500名様
第4弾 7,777名様
誤)30,327
正)30,277
「普通こんな初歩的な間違いするかしら?意図的にならば『50』という数字が鍵になりそう」
麗子ママの説明にマスターがうなずいた。
「ひとつ思い当たるのが、安田記念に二年連続でつけられた副題です」
2022 安田記念
安田伊左衛門生誕150周年記念
2023 安田記念
競馬法100周年記念
150-100=50
「昨年が『150』で今年が『100』。その差が『50』というわけです」
「するってえと枠順で『50』番目の馬。『5枠10番』ってのもあるかな?」
タコ社長が腕を組みながら言った。
「10番は注目ですね。先週のダービーが第90回で、6枠12番のタスティエーラが優勝。6+1+2で『9』でした。『100』がキーナンバーの今週、『10』番ということがあるかもしれません」
マスターの説明に真一郎が言った。
「ウイニングチケットのダービーが『10番』でしたよね?競馬法100周年記念の特設サイトに、馬券の歴史を解説したページがあります。ウイニングチケットは『勝利への切符』でしょうが、『勝馬投票券』ともとれるんじゃないでしょうか?」
「今週の『3分で分かった気になる名馬』も『10番』を強調してるっぽいわ。ジャスタウェイの安田記念は『10番』。動画の最後で復習しましょうと言っている、父ハーツクライの有馬記念も『10番』よ」
ギョニ子がそう続けるとマスターがうなずきながら言った。
「そうでしたね。注目ゲートは『10番』としておきましょう」
■ ナイスネイチャ死す
2023年6月2日(金)午後8時
-東京都某区 スナック忘れな草-
「さあ、安田記念をがっつりやるのは明日にして、今日は土曜日の競馬を予想しましょうか」
マスターの提案に真一郎が手を挙げた。
「賛成です!今週のニュースといえばナイスネイチャの訃報。鳴尾記念を勝っていますから、何かあるような気がします」
1991/12/8 第44回 鳴尾記念
阪神芝2500
7-08(右)ナイスネイチャ 1着
「へえー!鳴尾記念って距離が2500だった時代もあるのね。で、7枠の右ってことはボッケリーニね」
7-12(右)ボッケリーニ
ギョニ子の言葉にマスターが続けた。
「そうなりますね。そしてボッケリーニは、出走馬で唯一、芝2500の重賞を勝っています。ナイスネイチャにこだわるなら、プラスとなる要素でしょう」
2022/5/29
第136回 目黒記念 芝2500
1-02 ボッケリーニ 1着
「3年連続3着した有馬記念も芝の2500だしな!」
タコ社長がそう言い、麗子ママが続けた。
「7枠右と言えば、もう一頭同じ位置で鳴尾記念を勝った馬が今週登場してるの。これを見て」
麗子ママが示したスマホの画面には、競馬法100周年記念の副題が付された安田記念に合わせて発行される特別版レーシングプログラムだった。
「この画像自体は1984年の京都新聞杯、4着メジロクレイバンのもの。勝ち馬ニシノライデンは翌年の鳴尾記念を制してるの」
1985/3/10 第38回 鳴尾記念
阪神芝2500
7-07(右)ニシノライデン
「そして面白いことに、ナイスネイチャも京都新聞杯を制してるのよ」
ナイスネイチャ
鳴尾記念7-08(右)・京都新聞杯優勝歴あり
ニシノライデン
鳴尾記念7-07(右)・京都新聞杯優勝歴あり
7-12(右)ボッケリーニ
「そういやあ、ボッケリーニは池江泰寿厩舎だね。この前くろたんが言ってたなあ、2017年にダービーと目黒記念をルメールが連勝した翌週の安田記念ウィーク。池江泰寿厩舎が鳴尾記念と安田記念を連勝。安田記念はともかくとして、鳴尾記念はボッケリーニでいいんじゃねえの?」
タコ社長の言葉にマスターがうなずいた。
「そうですね、私もボッケリーニがいいと思います。新しく公開された夏競馬のCM。ワグネリアンが登場します。ワーグナーファンでワグネリアン。ボッケリーニも作曲家の名前ですね」
「オーナーも同じ金子真人ですよ」
真一郎がそう言うとみんながうんうんとうなずいた。ギョニ子が続ける。
「相手もルメちゃんのソーヴァリアントがいる8枠でいいんじゃない?2017年との連動があるなら、そのときのダービーと目黒記念連勝騎手、ルメちゃんの出番だと思うの」
「それでは2017年の再現馬券、池江泰寿とルメールにあたる、枠の7-8とボッケリーニの単勝で行きましょう」
マスターの言葉にみんながうなずいた。
■ 長澤まさみ誕生日
「あたしは東京メインのアハルテケSが気になるわ」
ギョニ子がそう言い、みんなが注目した。
「『ウマのそら』長澤まさみ編は誕生日の設定。明日6月3日は長澤まさみの36歳の誕生日。ずばり『3枠6番』のサトノロイヤルが来るんじゃないかと思うの」
長澤まさみ 6月3日生まれ(36歳)
3枠6番 サトノロイヤル
「それにね、『ウマのそら』でローソクの火を消すシーン。ローソクが6本で1本だけ消えない。サトノロイヤルは6着→1着と来ていて、ローソクの本数通りなのよ」
「それは面白いですね。勝負はサトノロイヤルの単勝でしょうか?」
マスターの言葉にギョニ子は首を振った。
「単勝もいいと思うけど、枠連でも勝負したいわ。相手は2枠と7枠が気になるの。『ウマのそら』ダービー編で長澤まさみが回顧するのはウオッカでしょ?ダービーゲートは2枠3番よ」
2-03 サンライズラポール
(3走前 ギャラクシーS 6着)
「2枠3番のサンライズラポールは、3走前にギャラクシーSを走ってるの。んで、長澤まさみだけど、つい最近ギャラクシー賞で2冠ってニュースになってたわ」
長澤まさみ ギャラクシー賞2冠
「エルピス」続編は?壇上で唐突に知らされる
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/05/31/kiji/20230531s00041000465000c.html
「7枠13番のエイシンギアアップも3走前がギャラクシーS。それで相手は2枠と7枠ということですね?」
マスターの言葉にギョニ子がうなずいた。
「サンライズラポールの2枠3番は、安田記念のジャックドールがサポートしているかも。ジャックドールの意味は『人名+黄金』。アハルテケは別名『黄金の馬』だよね」
真一郎がそう言うとギョニ子がいきなり頬にキスをした。
「今のはご褒美ね。やるじゃん、しんちゃん」
「ではアハルテケSは枠連で3枠から2枠と7枠の2点としましょう」
マスターの言葉にみんながうなずいた。
スナック忘れな草 6/3(土)勝負馬券
阪神11R 鳴尾記念
単勝:7-12 ボッケリーニ
枠連:7-8
東京11R アハルテケS
単勝:6番 サトノロイヤル
枠連:3-2.7
■ マスターのちょい足し解説
どうもマスターです。鳴尾記念の予想が金曜日だったため、土曜日の情報を入れることができません。土曜日の阪神6Rで取消が発生しています。
6/3(土)阪神6R
7-11(右)ワイドアウェイク 取消
予想で取り上げたナイスネイチャは、ワイド馬券発売のプロモーションに選ばれています。「ワイド」馬名の取り消しはナイスネイチャを示唆でしょう。
ナイスネイチャは永い眠りについたわけですすが、ワイドアウェイクは「完全に目覚めた」という意味です。真逆の馬名を使うことにより、強くナイスネイチャを示唆するものと思います。
ナイスネイチャとニシノライデンの鳴尾記念と同じ「7枠右」での取り消し。ボッケリーニにプラスでしょう。
ナイスネイチャ(≒ワイド)
鳴尾記念7-08(右)・京都新聞杯優勝歴あり
ニシノライデン
鳴尾記念7-07(右)・京都新聞杯優勝歴あり
6/3(土)阪神6R
7-11(右)ワイドアウェイク 取消
7-12(右)ボッケリーニ