またもや急落
7月24日のアメリカ相場では、注目の集まる時価総額の巨大な企業が続々と決算発表を行いました。
テスラ、アルファベット(Google)などの決算が嫌気されたことで売りが広がり、ハイテク銘柄を中心にこれまでの利益確定なども相まって、大幅な株価の下落が発生しました。
前日比でNASDAQは-3.6%、S&P500は-2.3%、工業株を中心のダウでも1.2%の下落。
それを受けて、本日7月25日の日本も、日経平均が-2.5%で12時現在-989円という状況。ほぼ全面安ですね。
株安に呼応するようにドル円も急速に円高に振れて、152円台まで円が急騰。
7月にはいってからは、行き過ぎていた米国株高の急落が続いたことで、逃避した資金が、円になだれ込んでいるように見受けられます。
また恐怖指数とよばれるVIXも3.3%上昇し、今の相場はネガティブなニュースに反応しやすくなっている状態です。
ハイテク銘柄全般について、ここ最近は期待が高まっていたこともあり、少しでも弱気な決算が出ると株価が敏感に反応して下げに転じる傾向にあります。
また、11月に控えたアメリカ大統領選挙の結果次第でも相場は大きく変わり、それまでも荒れた相場となることが見込まれます。
急落する株を買う行為は「落ちるナイフを掴む」と例えられ、株価が急落しているなか、安値で買うことを狙って急いで買うと、さらなる下落に巻き込まれて、落ちるナイフを素手でつかんだように大けがをする可能性があります。
もちろん株価急落からの急騰による大きな利益は魅力的ですが、こういうときこそ落ち着て対処したいですね。
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