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8月27日、iLokが死んだ。

パソコンで音楽作ってる人にはおなじみの、
そうじゃない人には一生縁が無い『iLok』ってものがある。

いわゆるUSBドングルで「そのプラグイン(追加のシンセサイザーやエフェクター)が正規品かどうか?」を確かめるためのUSBメモリーの様な形状。

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この中に正規で買ったプラグインのライセンスが入っていて、
それが挿してあるパソコンなら、そのプラグインが立ち上がるという代物。

んで、それが壊れた。
正確にはパソコンがiLok認識しなくなった。
ほかのUSBポートやハブ、いろんな所に挿してもダメ。ご臨終。

で、壊れるとどういうことになるかと言うと、プラグインが使えなくなる。
立ち上げると「このプラグインは正規版じゃございません」といって立ち上げられない。シンセサイザーが立ち上がらないので、作りかけの曲とかもう全滅。



うん。困った。



「iLok 認識しない」でGoogle検索をかけてみると、そこそこヒットする。
みんな困ってるんだなぁ~って思ったけど、ほとんどがWindowsで、
Windows自体の問題によるトラブル多い。

僕はMacを使っているので、さらに色々調べた結果ここを参照することにした。http://r2274.blog9.fc2.com/blog-entry-1680.html


iLokにはこう言う壊れた時の為の「ZERO DownTime」という保険のようなシステムがある。
3000円/年払えば無くしたり、壊れたとき仮のライセンスを即時発行してくれてすぐに使えるようになると言う代物。

ただ自分はUSBドングルを持ち運ばないし、まして壊れた事なんてないし、壊れると思ってなかったので加入していなかった。



いや、そこでそもそもなんで壊れたんだ?って話になってくる。
僕はこのiLokの他に2ヶUSBドングルを持っている。
USBメモリ系は抜き差しした時のトラブルが一番多いとどこがで聞いたことがあるので、USBハブを買い、その3つUSBドングルを刺し、抜き差しするときはそのUSBハブごと行うようにしていた。まして、電源入ったままの抜き差しなんて一切行わなかった。

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にもかかわらず、今回iLokが壊れた。
このような使い方で壊れるってことは「メーカー責任なんじゃね?」とも思った。少しだけ。ほんの少しだけ。。。


さて、話を戻すと
先程のホームページを見てみると修理の流れはこんな感じだった。

①iLok公式ホームページで「iLokがぶっ壊れました!治して下さい!」報告をする(この時点で約5500円かかる)
②壊れたiLokをカリフォルニアの本社に送る(実費)


でここからが


A、本社で交換して直して送り返してもらう(運賃こちら負担)
B、自分で新しいiLokを買う(約7000円)
の2パターンが選べる。

向こうからの運賃がいくらかかるか分からないし、交換品の値段も分からない。保証期間内なら本体はタダらしいのだけど、何年以内とかの表記はない。運しだいすぎるし、日本に届く日数もかかるのでBにした。


次は「壊れたiLokをカリフォルニア本社に送る」という作業。
いや、海外にモノを送った事なんかないのでどうしたらいいかわからないのだが、先程のホームページの方が「国際eパケット・ライト」というのを使っており、これだと550円、約5~6日間でカリフォルニアに届くとのこと。

思ってたより早い!安い!!


ただ、やっぱり海外発送は色々書かなくてはいけない事が多くて、
インボイスなるものやHSコードなるものも調べて記入したんだけど、
そこでふと思い出した。


今。アメリカって荷物届かないとか聞いたことある。。。


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>つきましては、4月24日(金)から当分の間、米国宛ての以下の国際郵便物についてはお引き受けを一時停止いたします。


それ以降、再開の情報は無し。



壊れたiLokを送れないからライセンス再発行できない。
という、最悪なパターンになってきた。

しょうがないのでFedExとかDHLとか知っている国際宅配便を検索。
届くことは届くんだけど、4000円~12000円。

そーいや、クロネコヤマトも海外送れるなぁ~って思ってみてみたら、一番小さいので2650円。うん。まぁ、それくらいなら、、、と思いヤマトで出荷。

ヤマトのいいところはHSコードとかいらないし、書かなきゃいけない事も少ない(ような気がする)なにより近所のヤマト営業店に持ち込めばいい。
そして普通にヤマトのホームページで荷物の追跡ができる。


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ただひとつ、宅配便なので相手方の電話番号を書かなきゃいけないのだけど、公式ホームページに載ってないのでひたすらググって何とか発見。
なんやかんやで8/31近所のヤマト営業店持込。



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9/1 東京の集配所にあった。



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9/2  東京の税関を通り出国した様子


9/3 変化なし
9/4  変化なし
9/5 「iLok届いたよ。ライセンス直したよ」とメールが来る。




ヤマトは高いが早く着く




【まとめ】(2020年8月&僕の場合)

①iLokのホームページで壊れた連絡をして、お金を払う(¥5482 2020年8月のレート)
②壊れたiLokをカリフォルニアに送る(¥2650)
③新しいiLok(ヨドバシで¥6510)を買ってライセンスを移す。

約10日間でライセンス復旧。
たまたま急ぎのプロジェクトがなかったけど、ZERO DownTime入った方がいいのかもね。いずれにせよブツをカリフォルニアに送らないといけないけど。



しかし何回も言うんですけど、そもそもiLok壊れたの僕のせいなんですかね?手数料+新しいiLokでiLokの会社丸儲けですよね?
阿漕な人ならワザと壊れやすく作って手数料いっぱいもらいますよね?僕ならそうしますよね?そもそもこれ2016年に買ったんですよね?4年で壊れますかね?


以上、原状復帰に15000円かかったお話し。




追記。
iLokなんですけど、USBドングルじゃなくてパソコン本体で認証出来るものもあって、それにすればUSBドングル自体いらないんですけど、

・ソフトにより本体認証出来るものと出来ないものがある。
・本体が壊れたら同じ事。

なので引き続きUSBドングル使っていこうと思う。

また、iLok以外の認証方法があるプラグインもあるけど、そっちはそっちで中々面倒くさいのと、できるだけ一元化したいので、僕はiLokと心中する事にした。


あと、「こわれた」じゃなくて「なくした」場合はもっとめんどうで、カリフォルニアの本社に連絡後、各プラグインメーカーンに個別連絡しなきゃいけないとの事。


とにかくこのインターネット時代に「現品送付」というシステムは何とかならないものですかね?



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