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エフェクター談義Vol.10(水谷)

こんばんは、水谷です。ついにこのノートも10回目を迎えましたね。些細なことですがこういうところで喜びを見つけていきます。水谷です。

そして、区切りのいい回数と同時に、我々Filmlandの新たな楽曲がリリースされました!

少し宣伝させてください。3rd Digital Single 「Get Stupid」です!

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我々の中では比較的ギターロックよりの楽曲となっています。ライブでもレギュラーの1曲なので、是非一聴してみてください!

これに伴って、次回から数回、私を含めたメンバーの使用エフェクターに焦点を当てて機材を紹介しようと思います。ちなみにまだメンバーには確認をとっていません。乞うご期待。



さて、今回は前回の記事に続きまして、The Strokesのギタリストたちが使用しているエフェクターを紹介していきます。余談ですが、ツイッターで彼らの超久しぶりな有観客ライブを見ました。切り抜きではありましたがやっぱりかっこよかったです。

本題に戻りましょう。前回はNick Valensiの使用エフェクターをいくつか紹介しました。

前回記事はこちら↓↓↓↓↓

残りは後1人しかいませんね。Albert Hammond, Jr.でございます。上のアーティスト写真だと右から2番目の人です。

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最近違いますけど、モジャモジャ頭の印象が強いです。のだめカンタービレでいうと真澄ちゃんですね。

ギターの位置が高く、どちらかというとリズムギターとして演奏していることが多いですが、どのようなエフェクターを使用しているのでしょうか。見ていきましょう。

前回記事にて、シンセライクな音色が出せる飛び道具のようなエフェクターを中心に紹介していきますと書いたので、有言実行で行きましょう。しかし最初はODです。


1.Visual Sound V2 Open Road Overdrive

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Nick Valensiの回でも紹介したメーカーVisual SoundからのODです。名称に付いている「V2」が気になったので調べてみたところ、どうやらシリーズのことらしく、前回紹介したODの、Double Troubleと同じシリーズのようです。まずは聴いてみましょう。

いや、これは良いですね。真空管アンプライクな音色で温かみがあります。ハイゲインめのODですね。ケースの大きさも小さめなところが高ポイントです。

コード感も、いい具合に音がつぶれてるけど埋もれない音という印象です。ただ、やっぱり単音で弾くことでこのエフェクターの真価を発揮すると思います。動画はシングルコイルですが、ハムバッカーでも合いそうなエフェクターです。ただコードを弾くときは歪みに気を付けないとアンサンブルを邪魔しそうです。

トーンの効きに癖がありそうですが、こういう歪みのエフェクターは最近使用していないので、久々に手にしてみたいと思わされました。


2.EarthQuaker Devices Rainbow Machine

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ここからは怒涛のおもしろエフェクターが連続します。まず最初は、EarthQuaker Devicesからです。先に書きますが、このメーカーからもう1つ紹介します。

公式サイトには「ポリフォニックピッチシフター」と書いてありました。ナニソレ?

聴いてみましょう。

おもしろの幅が広すぎたので、2つ動画を貼っておきました。.....はい、ギターじゃない音がたまにでてましたね.....操作の説明も書こうと思ったのですが、論文くらい長くなりそうなので、動画を見て感じてださい。

めちゃくちゃ簡単にいうと、右のスイッチだけだとピッチシフターのエフェクトがかかります。調整によってはコーラスのような音色を出すことができます。ただ、左のスイッチがそのエフェクトのキャラクターを設定するもので、これによって意味わからない音色が発揮されます。

余談ですが、公式サイトにたくさんの種類のサンプル音源がありました。それを聴いていたところ、全てにテーマがついていて、その1つが「Swamps of Saturn」でした。直訳すると「悪魔の沼地」です。中二病かな?


3.EarthQuaker Devices Arpanoid

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おもしろエフェクター第2弾です。同メーカーから、今度は「ポリフォニックピッチアルペジエーター」です。おもしろにも大分慣れてきました。

アルペジエーターというのは、簡単に言うと、音を鳴らすと勝手にその音に沿ったフレーズを奏でてくれる機能ですね。

これも2つ貼っておきます。こちらの方がまだわかりますね。個人的にはギターでアルペジエーターを使うのはどうかのかなという思いはありますが、このエフェクターは振り切っていたので紹介をしました。

真ん中のツマミがアルペジエーターのモード切替になっていて、それを軸にして、原音とエフェクト音の調整や、音数の調整などを他のツマミで調整します。シンプルに使ってて楽しそうです。アンサンブルに落とし込むのは難しそうですが。

先ほどサンプル音源テーマを中二病とか言ってましたが、このメーカーのサイトは素晴らしいです。もちろんサンプル音源もそうですが、全てのスイッチに細かく説明が書いてあります。それを眺めることで段々と、ポリフォニックと名付けられている所以もわかってきました。


4.Electro-Harmonix Epitome

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最後のおもしろエフェクターは、エレハモのマルチエフェクターです。調べたところ、同メーカーの人気製品である3つのエフェクターを内蔵している商品で、右からオクターバー・コーラス+リバーブとなっています。

3つ全てが独立していて、オンオフをそれぞれ切り替えられるのは、操作感においてかなりプラスポイントですね。

なんだギターじゃんって思った方。1:40~聴いてみてください。

オルガンですね?

おもしろ度はEarthQuaker Devicesの方が上ですが、ギターじゃない感の天井をたたいているのはこいつです。だってオルガンだもん。

ただ、シンプルにそれぞれが有用なので、ギターとしても問題なく使用できるでしょう。コーラスのエフェクト幅があるのは良いですね。メーカー価格7万前後なのが玉に瑕ですが、価格通りの性能に期待して良いかと思います。



あとがき

いかがだったでしょうか。今日はいつもとは毛色の違うエフェクターをたくさん紹介してみました。ちなみにこれを書いている今、「Strokesの楽曲で、シンセっぽい音色が入っている曲は実は全部ギター....?」という疑惑が持ち上がっています。ライブに行って確かめてみたいですね。フジロックこい。

また、Visual Soundやエレハモなど、2人が同じメーカーのエフェクターを多数使用していることもわかり、新たな発見となりました。

どれも一回は使ってみたいですね。ただ、それぞれのエフェクターに半日溶かすと思うので、覚悟を持って手にする必要のあるエフェクター達でしょう。

次回は、我々の楽曲について、エフェクターの設定などできるだけ細部にわたって記事を書こうと考えています。もしよければ来週もみてやってください。

ここまで見て頂いた方、ありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。


水谷

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