個人ページ あすな編

3回生 あすな

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「9年」という月日。
長いのか、
それとも、短いのか。
それぞれに溢れ出す「思い」。
せっかくの機会、
今日は、「思い」にふれながら
衝動ではない、素直な気持ちでお届けできれば。
どうぞ、気持ちを緩めて、お付き合いくださいませ。ˊᵕˋ

(2018.8 東北にて。決してありふれたものではない、豊かな自然に、心が洗われるよう。)

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2011年3月11日。
小学校5年生、卒業式の練習中。
「大変だ」と、険しい顔の先生達。
帰宅後、テレビに映し出された、東北の悲惨なまちの様子。
忘れもしない、あの日。
けれど、放電するように日々を過ごす中で、
いつの間にか、「過去のこと」として心のボックスにしまい込んでいた自分。
FILMの存在にふれたとき、不思議な衝動を感じたのです。

𓍯 𓂃 𓈒𓏸

2018年の夏、カメラを手にし、初めて東北を訪れた私。
「もう」8年?それとも、「まだ」8年?
復興の最前線を目にしました。道の途中を、未来に向かって強く突き進む様子。
残された痛々しい傷跡。それは、「忘れない」「忘れさせない」ため。
いつも変わらずそこにある、綺麗で広い海。まるで、あの時とは違う、東北を包み込むような優しい表情の。
外から来た私たちをあたたかく迎えてくれる東北の皆さん。復興が進まない場所がある、まだ見つからない人がいる、沢山の不安を抱えているはず。けれど、それを表出させない皆さん。
東北に行って強く感じたこと。
人との出会いや、つながりは、かけがえのない宝物。
災害は、そんな大切な宝物まで、傷つけて無くしてしまうのです。
災害が起こる。それは誰が悪いわけでもない。誰の責任でもない。
けれど、いま、私たちにもできることがあるんじゃない??
FILMの皆が撮った写真や文章なら、東北に行って知ったことを、皆に伝えられる。
この記事をきっかけに、知ってほしいのです。そして、「減災」につなげてほしい。

(2018.8 見とると、色んな感情があふれてくる。「ひと」を繋いで、時を紡ぐ、一本松。たくさんのありがとうを込めて。)

𓍯 𓂃 𓈒𓏸

今年は、昨年以上に、たくさんの方のお話をきいて、それぞれの「思い」にふれる機会が多かったそう。
復興も、確実に前へ前へと進んで、新しいものが生み出されて、まちが変わっているのが手にとるように分かる、
でも、傷ついたまちの人の心は元通りにはならない。
今は今しかない。災害だけじゃない、私たちの身には、いつ何が起こるかなんてわからない。
今生きているこの時間を、自分の命や、家族の命を大切に。気持ちを言葉にして伝える、今は難しくなってしまったけれど、大切な人に会いにいく、改めて大切なことだなと。
あとね、印象的だったのは、
「もう観光地、として東北に足を運んで欲しい、腫れ物みたいに扱って欲しくない」という語り部さんのことばです。
東北、良いところたくさん!
「被災地」として勉強できることももちろん沢山あるけれど、それ以上に、
美味しいものたくさん、良い人たくさん、自然がたくさんで、本当に大好きな場所。 𓊝𓄹𓄺
だから、皆にもやわらかく足を運んでほしいなと強く思ってるのです
そのときにはぜひ、感想きかせてね!

𓍯 𓂃 𓈒𓏸

「心を込めて生きる」
東北に行ったとき、ある方からいただいた言葉。私の人生のテーマ。
東北のみなさま、FILMの仲間たちにめいっぱいの感謝を。💐
ありがとうございました。

𓍯 𓂃 𓈒𓏸

最後に私の大好きな曲を紹介します。
「Song For Japan」
東北にエールを送るため、Steven Verhelst 氏により作曲された、トロンボーンのための曲。
ぜひ聴いてみてね〜
大阪教育大学 FILM 3回生 石川明日菜

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