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3行で終わらない日記[2013年11月24日]

今週は母の納骨があったりして、慌ただしく日帰りしたり、落ち着かず。納骨式は30分ほどで終わってしまい、あっさりしたものだった。その後に予定していた会食まで時間があったのと、お天気が良く、気持ちがいい日だったので、墓石を久しぶりにじっくり眺めてみた。

私は祖父母との縁が薄く、父方の祖父は戦前に若くして亡くなってるし、母方の祖母は、母が若いうちに亡くなり、私が馴染みのある祖母は後妻さんだった。父の一番上の兄も19歳で亡くなっている。そんなことを思い出しながら、墓石に刻まれた享年を見て、今さらながら、若くして亡くなったんだなぁとしみじみしてしまった。

亡くなった親族のなかで、会ってみたかったなぁと思うのは、父の一番上の兄だ。早稲田大学に在学中、病気で亡くなっている。文学青年だったらしく、残っている写真は何かの翻訳劇に役者として出た時のもの。大きな羽飾りのついた帽子を斜めにかぶって、横を向いている。なかなかのイケメンである。兄弟の中でも頭がよく、祖母は頼りにしていたそうだ。それだけに、亡くなったときの悲嘆は忘れられない、と叔母がよく話していた。

1年が終わりに近づいてくると、亡くなった人のことを想うことが増える。日没が早いせいなのか。もうこの世で会うことはない人を静かに思い出す夜も悪くないと思う。

仕事に関するもの、仕事に関係ないものあれこれ思いついたことを書いています。フリーランスとして働く厳しさが増すなかでの悩みも。毎日の積み重ねと言うけれど、積み重ねより継続することの大切さとすぐに忘れる自分のポンコツっぷりを痛感する日々です。