『私の夢まで、会いに来てくれた』と『津波の霊たち』の不思議なご縁
東日本大震災に関係する本は、震災直後から3年くらいまでの間にはかなりの冊数が出たけれど、その後はポチポチ。被災地以外の人々の興味が他に移るにつれて、新刊は復興やグリーフケアなどに関する専門書が中心になっていった。
そんななか、毎年、フィールドワークのレポートを書籍化していた金菱清先生から相談があり、縁あって私も関わりながら制作したのが、『私の夢まで、会いに来てくれた』だ。震災から時間が経ち、よりいっそう、被災した人たちへの心の寄り添い方がクローズアップされるようになって