「おしん」からトレンディドラマに見る「家」思想
「家」に閉じこめられた女性たちテレビドラマ最高視聴率を記録したNHK朝ドラ「おしん」といえば、少女期の小林綾子のけなげさがクローズアップされることが多い。が、田中裕子が演じた青年期のほうが、きな臭さが漂う令和にはピタッとはまるのではないだろうか。
明治から昭和を生き延びた女性の一生を1年間の長丁場で描く波瀾万丈のドラマなのと、ネタバレしてもつまらないので、ストーリーは「まぁ、とりあえず、興味があったら見て」と言うしかない。今週で言えば、関東大震災ですべてを失ったおしん(田中