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ジェロニモ自伝―第3部 白人 第16章 収監と遠征

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我々がニュー・メキシコに到着した直後、サン・カルロスから二個中隊の偵察部隊が送り込まれてきた。彼らはホット・スプリングスにやって来て私とヴィクトリアに街まで来るように伝えた。報せを持ってきた者達は、我々と会いたいと言ったわけではないが、どうやら彼らは友好的なようだったので我々は彼らが会談を開きたがっていると考えて、士官達と面会するために馬で向かった。我々が街に到着するとすぐに遭遇した兵士達は、我々の武装を解除して、司令部に連れて行った。そこで我々は軍法裁判にかけられた。彼らは我々にいくつか質問した。ヴィクトリアは解放され、私は防塞への収監を宣告された。護衛が私を防塞に連行して鎖に繋いだ。どうしてこんなことをするのかと私が聞くと、彼らは私がアパッチ・パスを離れたからだと答えた。

私がアパッチ・パスにいる兵士達のものであると考えたことはないし、私がどこに行ってよいか許可を求める必要もなかったと私は思った。我々の集団はもはや一緒に平和に暮らせなかったので我々は静かに引き下がって、余計な干渉を受けない場所でヴィクトリアの集団と一緒に生活しようと考えた(ホット・スプリングス・アパッチ族の族長であるヴィクトリアは部族民の居留地への強制移住に反対して死んだ。以前に試みて失敗したことからそのような条件のもと、アパッチ族のいくつかの集団が平和に暮らすことは無理だと感じていたからである)。彼らは他に7人のアパッチ族に防塞で鎖につなぐという判決を下した。

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