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『騎士道の鑑』2巻第13歌

あらすじ

シャルルマーニュの軍勢とムーア人の軍勢の間で2ヶ月の休戦が成立していた。ある日、シャルルマーニュはアトランテから手紙を受け取る。シャルルマーニュの命によってオルランドはアトランテの手紙を宮廷で読み上げる。それは猛禽や猛獣が羊の群れに次々に襲いかかるので用心するように勧める不可解な予言であった。シャルルマーニュの軍勢は戦いの再開に備える。

アルデンヌの森でムーア人の一軍は、キリスト教の騎士たちと戦うために離脱したグラダッソの帰還を待っていた。やがてグラダッソの戦死を告げる報せが届き、ムーア人の一軍はリビアのスルタンに率いられてパリを包囲している友軍に加勢するべく出発する。パリを包囲していたマルシリオの軍勢は友軍の到着を祝うとともに、グラダッソ、フェッラウ、ロドモンテの訃報に接して悲嘆に暮れる。

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