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お茶の世界史

「お茶が世界を甦らせる」というタイトルの地図がある。1940年に作成された今で言うインフォマップ。お茶にまつわる話が地図の各所に埋め込まれている。一つずつ見ていこう。

あらためて全体図。まず注目するのは左下隅。

1940年のお茶に関する統計。インフォマップの制作を依頼しているのはInternational Tea Market Expansion Board Limitedという会社。お茶の販促団体のようだ。年間に飲まれるお茶の量はなんと3,000億杯。1940年当時の世界人口は30億人にも達していないと思うので一人あたり年間で100杯。思ったより多いね。

次にお茶の生産地。インドがやはり圧倒的に多い。それとセイロン(スリランカ)とオランダ領東インド諸島。

最後にお茶の輸入量。やはりイギリスが圧倒的に多い。二位のアメリカの五倍以上なのは驚き。

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