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レセ『オルランド』第24歌

マンドリカルドとドラリーチェ―ガルブの王の許嫁―パリの歌―大天使ミカエルと「不和」と「沈黙」―パリ襲撃―ロドモンテの奮戦―リナルドの救援―ロドモンテがドラリーチェの後を追う―サラセン勢の敗北。

[中略]

アグラマンテとマルシリオ、そしてマンドリカルドやそのほか大勢の異教徒たちはフランスを劫略してキリスト教徒を打ち負かすために故国を発った。リナルドとその従兄弟が不在なのを知ったアグラマンテとマルシリオはたやすくパリを攻略できると思った。マンドリカルドの予期せぬ加勢があったおかげで彼らはさらに大胆不敵になった。しかし、マンドリカルドはトレムセンの民がたどった残酷な運命を聞き知ると、復讐を誓って怒りに燃えて旅立った。恐ろしい征服者である勇猛なオルランドの行方は杳として知れなかった。偶然にも血塗れの戦いの痕跡が草の上に長々と続いているのが見つかった。勇敢な死者たちの傷跡を確かめたマンドリカルドは「これはオルランドの仕業に違いない」と思わず叫んだ。マンドリカルドはパラディンを見つけ出して戦うことができれば今回の苦労は報われると思った。しかし、運命によってマンドリカルドには別の甘美ですばらしい冒険が待ち受けていた。

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