新しく大学生になる君へ
新しく大学生になる君に伝えたいこと。
大学は、学生が試行錯誤して間違う場であること。人間としてやってはいけないこと、法律に反することはもちろん駄目だけどね。
高校と大学は本質的に違う。こんなたとえ話がある。
ツバメの雛が巣で親鳥が帰るのを待っている。親鳥が餌を持ってきた。雛は親鳥から餌をもらう。
これは高校。先生が持ってくる知識をいかに効率良く吸収するかが問われる。そして、いかに多くの正解を出すかが問われる。だから優等生ほど間違いを恐れるようになる。
ツバメの雛は成長してやがて巣から出る。餌を自分でつかまえなくてはならない。試行錯誤して何度も失敗して餌のつかまえ方を覚える。
もし失敗すること、間違うことを恐れたら何もできない。講義でどんどん間違うといい。君が何も間違えないなら先生は教える必要がない。たくさん間違ってたくさん訂正される。そうやって知は磨かれる。
いかに入試で好成績を収めようとも先生から見ればまだまだ未熟。間違うことは恥ずかしいことじゃない。社会に出る前にいっぱい間違っておけばいい。限度はあるけど、バカなこともたくさんやっておけばいい。
間違ったからといって評価が下がるわけじゃない。むしろ間違いから何を学ぶかが重要。社会には正解がない問題が多い。誰も正解を与えてくれず自分で考えないといけないことのほうが多い。そういう時、大学でたくさん間違って試行錯誤した経験はきっと役に立つ。とにかくこれから4年間はたくさん間違うこと。間違う回数が多ければ多いほど君は成長する。これからの4年間に期待している。
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