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アーサー・コナン・ドイル北極日記3月21日

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3月21日日曜日

濃い靄のせいで一日中停泊。数頭のズキンアザラシが我々を囲んだ。数羽のオカカモメ。船長は、我々がいる場所から20マイル[32km]くらい先に群れがいるに違いないと考えた。夜、ジョニー[訳注1]と話した。歌声が甲板から響いてきた。夕食後にポルト酒[訳注2]を1瓶を分けた。船長は、銛の先にひとすくいの青酸を塗ってみたいと私に言った。彼は小さな汽船から銛を1頭のナガスクジラに撃ち込んだ。摩擦で船首から火が出るような速度で動物は泳いだ。綱が切れてそれは逃げてしまったが、どうやら死んだようだ。というのは数日間、メジロザメが近海に現れなかったからだ。多くのナガスクジラは体長100フィート[30m]である。ところでカーナーは私にいくつかのエスキモー語を教えた。Amalang(はい)、piou(とても良い)、piou smali(悪い)、kisi-micky(氷=犬、すなわちクマ)。

訳注

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